先日、千代の富士の九重親方が亡くなられた。
61歳て若いなあ。
千代の富士といやあ、私らが中学生高校生の頃バリバリ強かった横綱である。立ち合いからの左差しが速くて、立った瞬間に相手の左前廻しを摑んでた。
負けた時はわざと負けてるんじゃないの?と思ったものだ。
あの頃は相撲は毎日見てたから53連勝の時もじっくり見てた。
九州場所の千秋楽で大乃国に負けて連勝は止まったが、あの時の館内は大騒ぎだったのを何となく覚えてる。
思えばあれが昭和最後の取組だった。
ちなみに45連勝の時に解説席に居たのがその記録を持ってた大鵬さんだった。
わざわざNHKが解説者の日程を合わせたのでしょうね。
連勝を続けてる際によく話題に上がったのが双葉山の69連勝である。
戦前の大横綱。
凄い連勝記録な上にあの頃は今の年6場所と違って一年に2場所しかない。
つまり、3年間勝ちっぱなしであったという事。
その間ずっと力が衰える事もなく、また、好調な時期ってのはあるが、それを3年間も維持してたという事。
すごいな。
当時から何となく千代の富士がそうであったから、横綱になってから連勝記録が始まったのだと思ってたのだが、ふと調べてみたら、連勝が始まったのは平幕からであった。
前頭3枚目から関脇昇進、全勝優勝(11勝)で大関昇進、大関で二場所連続全勝優勝(11勝、13勝)で横綱昇進、横綱でまた二場所連続全勝優勝。
それまでは二場所続けて負け越してたから、「急に何やねん」て感じやね。
相撲は好きでよく見てたのだが、若貴あたりから面白くなくなってきてほとんど見なくなった。