京都で行われる大きなお祭りが三つある。
- 祇園祭
平安時代から千年以上も続く歴史のあるお祭り。八坂神社。
- 葵祭
これも元々は平安時代から行われてたお祭り。下鴨神社と上賀茂神社。
- 時代祭
毎年10月22日に行われるお祭り。平安神宮創建の記念として始まった。
平安遷都1100年
平安神宮がいつ造られたかというと、平安遷都1100年を記念して明治28(1895)年に建てられた。
三大祭の他二つが千年以上も歴史あるのに、こちらはまだ100年ちょいである。
時代祭の歴史は意外と浅い。
このお祭りは、ざっくり云うと、各時代の格好をした行列が明治から時代を遡る形で江戸、安土桃山、…という感じにだらだらと市内を歩くというもの。
行列を見てるとだんだんと時代が古くなっていくのが分かる。
行列を構成する下っ端の奴らはバイトで雇われてたりするから、鎌倉時代の武士が腕時計をしてたりして面白い。
しかし、京都の祭はだらだら歩く系のが多いな。
地方の祭りでは男が裸で暴れ回ったりするのをよく見かけるのだが。
都のお祭りって感じである。
この時代祭であるが、長らく室町時代の行列が存在しなかった。
この祭が出来た明治の時代、足利尊氏は逆賊とされており、その為その足利幕府の時代は行列に加えられなかったのである。
今では考えられない理由ですが、その室町時代も10年ほど前に加えられた。
えらい時間かかったなという感想。
平成になってもしばらく室町時代がないまま祭を遂行してたんやもんね。
まあ、衣装や用具を揃えるのにコストもかかるだろうし、予算を確保するのに時間がかかったのかも知れん。
京都の歴史からすると、「まだ100年」という感覚だが、これが後の千年に繋がるのである。
10月22日という事で時代祭について少し書きました。
また、10月22日といえば鞍馬の火祭も行われる日である。
歴史でいえばこっちの方が古いのではないか。
それに三大祭には無い、男が裸でセイヤセイヤする祭である。
こっちの方が祭っぽい。
因みに、日本の三大祭は神田祭、祇園祭、天神祭である。
三人祭は松浦亜弥、石川梨華、加護亜依。