最近は寝付けない時はYouTubeで前川清を子守唄にしながら寝床についてます。
クールファイブ時代から、前川清の歌は切ない女心を歌った唄が多いですね。
あの圧倒的な歌唱力は私のお気に入りの歌手の一人です。
内山田洋とクールファイブでは、「そして神戸」「東京砂漠」「恋さぐり夢さぐり」、ソロになってからは「恋唄」「神戸」「男と女の破片」などが好きな歌ですね。
今でも神戸ナンバーを見かけると自ずと♪神戸~と歌ってしまう。
ただ前川清のCDで「そして神戸」を聴いた時は何か物足りなかったです。
それはやっぱり、クールファイブのコーラスが無いからですね。
イントロの「ワ~」や♪みじめになるだけ~の部分のパヤパヤパヤパパパ~が無いとダメですわ。
最近のお気に入りは「大阪」という歌。
いつでも好きな歌が聴けるとは便利な時代になったものです。
テレビから録音してた時代
今では気に入った曲はネットで検索すればすぐ出てくるし、入手しようと思えばその場でダウンロード出来ます。
また、借りてきたCDもiPodやスマホに入れりゃ千曲以上も持ち歩けます。
ちょっと前ならMD、その前はCDウォークマンになりますかな。
40年近く前、我々が小学生の頃はレンタル屋も無かったし、流行りの歌を覚えようにもレコードを買う小遣いなどあるわけもなく、歌を入手するには一つの方法しかありませんでした。
それは、テレビの歌番組から流れてくる歌を録音する、というものです。
ラジカセをテレビのスピーカーに近付けて、歌が始まると同時に録音ボタンを押す。
もちろん、カセットテープに録音します。
ナレーションが入ってたり拍手が入ってたりで雑音が多かったですが貴重な機会でした。
録音中におかんが話しかけてきてキレそうになったりしながら一生懸命録音してましたね。
それから数年経つと、ラジカセも進化してラジオみたいにテレビの音を拾えるようになりました。
そうなるとラジカセでそのまま録音出来るから、テレビにラジカセを近付ける必要もなく、おかんに苛立つ事もなくなりました。
その頃にレンタルレコード屋というものが出てき始めました。
でもまだCDの時代ではなくレコードでしたから、カセットテープにダビングするにはステレオデッキとかコンポが必要でした。
これらがまあまあ高くて10万円以上したと思います。
ミニコンポっていうのでも4,5万はした記憶があります。
コンポってのはレコードプレーヤーとカセットデッキとスピーカーがくっついたやつで、ちょっとした大人の嗜みって感じで一生ものという感じで買ってる人が多かったです。
学生にはなかなか手が出ない代物でした。
テレビから録音するけどカセットテープは知らない世代
まあ、今の子でテレビから録音してる奴はほぼ居ないんじゃないでしょうか。
そんなに歌番組もないですからね。
いつでもどこでも音楽を取り出せる時代だから歌番組の需要が減ってるっていうのもあるかも知れない。
と思ってたら以前、プリキュアの主題歌をiPadで撮ってた子が話題になったことがありましたね。
機器がハイテクになっただけでやってることは同じでした。
ていうか、最近「ダビング」っていう言葉は使うのでしょうか。
若い子に言って伝わるのでしょうか。
今は「コピー」って言った方が伝わる気がします。
そういや以前ラジオ番組で、21世紀生まれの15歳のアイドルが「カセットテープっていうのを初めて見た」と言ってた。
カセットテープにA面B面の裏表がある事も知らず、カセットデッキの操作の仕方も知らなかった。
また、巻き戻してる際のガタガタ鳴る音に、変な音鳴ってるけど大丈夫?みたいな新鮮な反応にジェネレーションギャップを凄く感じた。
※牧野真莉愛 CBCラジオ「モーニング娘。’16牧野真莉愛のまりあん♡LOVEりんですっ♥」2016年7月19日放送にて
レコード復権
聞くところによれば、最近レコードの売り上げが伸びてるらしいですね。
LPとかのあのレコード。
EPは45回転でLPは33回転で回さないといけないあのレコード。
やっぱりCDに比べて音が良いらしい。
機械によるキンキンした音では無くて、本来の音に近いとか。
でもゆっくりと音楽を楽しみたい人向けですね。
なかなか時間に余裕がないとレコードを取り出して音楽を聴くという行動は出来ないですもんね。
何かに追われてる現代人はデジタル化された音楽を手持ちのデバイスで片手間に聴いてるだけですから。
ただ、買ってきた新品のレコードを袋から出して、プレーヤーに置いて、針を乗せた時のあの「プツッ」という音はたまらんかったですね。
レコードをレンタルしてきてコンポでダビング。
お兄ちゃんとかお姉ちゃんの居る同級生はコンポを持ってたりしたから、そんなオシャレな事をやっててテレビから録音してた私にとっては羨ましかったです。