アイロンで裾上げが簡単にできる裾上げテープ。
お世話になることも多いですよね!
100円ショップでも買うことができ、安価でとても便利です。
制服の裾上げやスーツの裾上げだったり、季節問わず使うことが多そうです。
そして、意外と難しいのが裾上げテープを剥がすことです。
テープを貼るのに失敗したから剥がそうとしたら上手く剥がせなかったり、のりが残ったりすることありませんか?
今回は、裾上げテープの糊の綺麗な剥がし方、糊が残ってしまったときの上手い取り方などについて紹介していきます。
裾上げテープ剥がしの4つの方法
ズボンの丈が変わったり、貼り付けに失敗したりした際に、裾上げテープを剥がす必要が出てきます。
しかし、強力な接着剤のため、生地を傷めずに剥がせるか不安になりますよね。
心配無用!いくつかの方法で綺麗に剥がすことができます。
アイロンを使用する方法
必要な準備物
- アイロン
- あて布(綿100%の薄手のハンカチや手ぬぐい)
- 割りばしまたはピンセット
- 霧吹き(スチームアイロンでない場合)
詳細な手順
1.剥がし始める部分の選択
布と布の継ぎ目や段差がある部分を探します。
その部分にあて布を置きます。
2. アイロンの温度設定
- 衣類のタグで生地の素材を確認
- 綿やウール:中温
- アクリルなどの合成繊維:低温
3. テープの加熱
- スチームアイロンの場合はスチームを噴射
- 通常のアイロンは霧吹きで湿らせる
- あて布の上から軽くアイロンをかける
4. 剥がし方のコツ
割りばしやピンセットで少しずつ慎重に剥がします。
冷めてきたら再度加熱します。
一気に剥がさず、時間をかけて丁寧に作業することが大切です。
アイロンとエタノールを併用する方法
必要な準備物
- アイロン
- エタノール(市販の消毒用)
- あて布
- 割りばしまたはピンセット
- キッチンペーパーまたは布
注意点
生地の目立たない部分で事前にエタノールの反応を確認しましょう。
シミができやすいため慎重に作業してください。
手順
- あて布を準備
- アイロンを適温に設定
- エタノールで裾上げテープを湿らせる:霧吹きタイプなら直接噴射、それ以外はキッチンペーパーや布に染み込ませて軽くたたく。
- 割りばしやピンセットで慎重に剥がす
お湯を使用する方法
必要な準備物
- お湯(40度程度)
- 容器
手順
- お湯を容器に用意
- 裾上げテープ部分を浸す
- 軽く揉みながら2〜3分置く
- ゆっくりと剥がす
ドライヤーを使用する方法
準備するものはドライヤーだけです。
手順
- 温風モードでドライヤーを裾上げテープに当てる
- 生地が温まったら慎重に剥がす
裾上げテープを剥がした後に残った糊を消す方法
裾上げテープを剥がした後、布地に接着剤の跡が残ることがよくあります。
以下の5つの方法で、簡単に糊を取り除くことができます。
ガムテープを使う方法
手順
- 糊が残った部分にガムテープを軽く貼る
- 剥がして糊を取り除く
最も簡単な方法ですが、糊を完全に取り除くのは難しいです。
根気のいる作業となります。
エタノールと歯ブラシ(または布)を使う方法
必要なもの
- エタノール
- 歯ブラシまたは布
手順
- 歯ブラシ(または布)にエタノールを浸す
- 接着剤が残っている部分を優しくこすり落とす
デリケートな布地は歯ブラシを避け、布で軽くたたいて落とします。
注意点としては、事前に生地の目立たない部分でエタノールの反応を確認しておきましょう。
シミに注意です。
エタノール、アイロン、歯ブラシを使う方法
必要なもの
- アイロン
- あて布
- エタノール
- 歯ブラシ
手順
- 接着剤が残っている部分にエタノールを浸す
- エタノールを浸した部分にあて布を置く
- アイロンをかける
- 歯ブラシで軽くこすり落とす
こちらもエタノールによるシミに注意です。
石鹸水とウェットティッシュを使う方法
必要なもの
- 石鹸
- ウェットティッシュ
手順
- 接着剤が残っている部分に石鹸水を浸す
- 石鹸水を浸した部分にウェットティッシュを当ててこする
- ウェットティッシュが乾いたら、新しいものに交換
この方法は生地を傷めにくいですが、根気のいる作業です。
市販のウェットティッシュで可能。
不要な布(または広告チラシ)とアイロンを使う方法
必要なもの
- アイロン
- 不要な布(厚手のハンドタオルなど)または広告チラシ
手順
- 布を濡らすか、広告チラシをそのまま使用
- 糊が残っている部分に布(または広告チラシ)を乗せる
- アイロンで数秒押し当てる
- 必要に応じて繰り返す
エタノールは使用しません。
乾燥した糊も取り除ける方法です。
エタノールを使用する方法が最も効果的で簡単です。
ただし、必ず生地の目立たない部分で事前に試してから本格的に使用してください。
裾上げテープを剥がした糊が残るときはクリーニング利用もあり
最終手段としてクリーニング店への相談するのもありです。
特に、ウール素材など、自宅での糊取りが難しい衣類や、自己処理で生地を傷める可能性がある場合はクリーニングに出すことも考えましょう。
クリーニング店選びのポイント
- シミ抜きの専門知識がある店舗を探す
- 事前に対応可能か確認する
- 生地の素材や状態を詳しく説明する
まとめ
裾上げテープの綺麗な剥がし方についてまとめました。
最適な方法としては、アイロンを使用した剥がし方が最もきれいに仕上がります。
エタノールは裾上げテープ剥がし以外にも多用途で 便利なアイテムです。
自宅に常備しておくと便利です。
裾上げテープの剥がし方のコツは、「焦らない」「丁寧」「慎重」です。
生地を傷めないよう、時間をかけて作業することが最も重要です。
難しい場合はプロに相談しましょう。