職場の先輩や同僚の退職の際に餞別を贈ることもあると思います。
上司や先輩が退職されるとなると、餞別はどのようなものが良いのでしょうか。
今回は、餞別は現金か商品券どちらがいいのか、金額の相場はどれくらいなのか、奇数や偶数は気にするべきかや、おすすめの定番から渡し方までをまとめみました。
結論を言いますと、目上の人への餞別に現金はあまりおすすめしません。
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餞別は現金でいい?上司には?
職場で餞別を渡す場合は、どのようなものを贈るのが良いのでしょうか?
本来、餞別は現金が基本とされいますが、職場での場合は現金より商品券・ギフト券や「思い出を残す」という考えから、品物を贈る方が多い傾向にあります。
また、個人的に目上の人や上司に対して餞別を渡すのは、失礼にあたりますので覚えておくと良いですね。
渡す時は、職場一同として贈るのが良いでしょう。
一同として贈る場合も、現金や商品券ではなく品物が良いかと思います。
私も部下や後輩から現金をもらうのは少し気が引けます。
餞別の定番はお菓子や商品券
それでは餞別として贈るお品は何が良いでしょうか。
定番を紹介していきますね。
寄せ書き
金額にこだわらず、一人ひとりの言葉を思い出に残すことができます。
花束
お祝いや記念にぴったりな花束。
生花はすぐに枯れてしまうので、わたしは少し長く持つようなドライフラワーのフラッグを贈ることが多いです。
花束をいただく機会なんてなかなかありませんので、とても嬉しいものです。
ただ、餞別を渡す相手が男性か女性かで花束はあまり好まれない場合もあります。
周りの方に意見を聞いてみるのも良いかもしれませんね。
お菓子
その方の好みに合わせて、洋菓子・和菓子、新しいもの・定番のものなど、選んで贈るのはいかがでしょうか。
商品券・ギフトカード
商品券やギフトカードは使用期限が設けられていますが、お菓子や花束と比べると長く使えます。
特に、好みの分からない方や気を遣って選びにくいなという方の場合、こちらが一番のオススメです。
カタログギフト
カタログギフトは価格も様々なものが用意されており、選択肢も多種にわたります。
「品物を贈りたいけど、いいものが思いつかない。現金を渡すのは気が引けるなぁ」という場合に贈られることが多いようです。
贈られた方も、「どれにしようかな~」という楽しい時間を過ごすこともできますし、こちらもオススメですよ。
送別会
餞別品ではなく、送別会を開いて食事を楽しんでもらう、という形もありますよ。
楽しい時間は何にも変えられない!ですよね。
餞別の金額の相場・偶数は?
結婚式などのお祝い金は「割り切れない」奇数が良い、と言われていますよね。
結婚式では30,000円や50,000円をご祝儀として贈ることが多いかと思います。
餞別はお祝いとは違いますので、奇数偶数には拘らなくても良いのでは?と個人的には思います。
しかし、みなさんやはり偶数を避けて餞別を贈ってる方が多いようです。
ですので、もらう相手が「え、偶数?」と思ってしまう可能性も考えると、やはり偶数ではなく奇数が良いのかもしれませんね。
ただ、奇数偶数関係なく「死」を意味する4や「苦」を意味する9は避けておきましょう。
偶数でも一対になる2や、末広がりの8は縁起が良いので好まれています。
餞別の相場
さて、餞別の相場はいくらくらいなのでしょうか。
餞別はお返しなどが基本的に発生しませんので、あまり高価な贈り物をしてしまっては相手に気を遣わせてしまいます。
注意しましょう。
職場での相場、というものがあるようでしたら、それに従って決めるのが良いかと思います。
職場での相場みたいなものがない場合、相場は3,000円~5,000円、複数人の場合は一人当たり1,000円~3,000円程度となります。
また、理由によっても相場は変わってきます。
◆定年退職の場合
定年退職の場合、一人当たり1,000円~5,000円程度。
切りの良い額を贈りましょう。
個人で贈る場合は5,000円~30,000円程度です。
ただ、贈る相手の方が目上の方や上司である場合は、控えておきましょう。
◆その他の退職の場合
定年ではない退職の場合は、一人当たり500円~3,000円程度です。
個人で贈る場合は3,000円~5,000円程度です。
餞別を渡すときののし袋と渡し方
餞別には、「のし」をつけるのがマナーです。
商品券の場合は、購入した際にのし紙を付けてもらえることが多いです。
水引をかける場合は、紅白の「蝶結び」が基本です。
退職の理由が、結婚の場合は結婚祝いと同様に「あわじ結び」「結びきり」を選びましょう。
のしの表書きは「御礼」とするのが無難です。
その他、「感謝」「祝定年御退職」「謹呈」などありますが、退職・転職・転勤など、どのケースにも当てはまるのが「御礼」です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
わたしの職場では餞別として品物を贈ることが多いですが、必ず送別会も設けます。
自分たちが楽しいから?ということもありますが、やはり思い出に残したいからですね。
送る相手のキャラクターなどもありますので、喜んでもらえるものを贈りたいですね。