大学受験や専門学校の受験となると入学願書も自分で書くことになりますよね。
願書という文字を見ただけでもなんとなく緊張してしまいますが…。
そのせいなのか、気を付けてたのに書き損じてしまった、ということもあるのではないでしょうか。
書くのを失敗して線を引いて訂正した願書で出願すると、「合否に影響してしまうのでは…」と心配になってしまいますよね。(私もその一人でした)
でも大丈夫です。
失敗して訂正印を押してるような願書でも合否には関係ありません。
今回は、願書を書き間違ってしまった際に修正テープや訂正印を押してるのは合否に影響するのか、間違えたまま提出したら落ちてしまうのか解説します。
入学願書は間違えたら落ち着いて!訂正の仕方と訂正印の押し方
まず願書というものは「この学校に入学したいので受験させてください」というお願いの意味の書類です。
ですから、丁寧に書くことに越したことはありません。
しかし、間違ってしまったからといって合否には直接関係しませんので安心してください。
なぜなら、学校側は試験や面接など実際に本人の能力を見て、この学校に入学するに相応しい人間か学びを深められる人間かを判断するからです。
なのであまり不安に思わず、正しく訂正して、最後まで勉学に励みましょう。
願書の訂正の手順
- 文字を書き損じてしまった場合
- ハンコを押し間違えてしまった場合(かすれや滲み等)
どちらもよくあると思いますのでその二通りとの訂正の仕方をご紹介したいと思います。
(一般的な訂正方法ですが、もし自分で直して不安があれば先生や提出する学校へ問い合わせることも視野に御覧ください)
<準備するもの>
- 訂正印(シャチハタ以外)
- 朱肉
- 黒ボールペン
100均で売っているよく見かける丸い普通のハンコはシャチハタと言いまして、使用出来ないので注意が必要です。
朱肉でインクをつけて押すものを使用してください。
<訂正手順>
・文字を書き間違えた場合
- 書き間違えた部分を定規を使って二重線を引く。
→この時、一文字を間違えた場合でも分かりやすいように単語単位で訂正してください。 - 二重線を引いた文の上に訂正印を押す。
→離れたところへ押してしまうと訂正箇所が分からなくなってしまいます。
必ず、二重線の上に押すようにしましょう。 - 訂正した部分の真上か真下、分かるところに正しい文言を書く。
→スペースがあれば、訂正箇所の上か下に正しく書き直しましょう。
もしスペースがなければ一番近い所へ書くようにしましょう。
・ハンコを押し間違えた場合
- 押し間違えたハンコの上に二重線を引く。
- 二重線を引いたハンコに少し重なるように訂正印を押す。
- 訂正したハンコの横に、重ならないように注意してきれいに押す。
→もし重なってしまうと、もう一度訂正することになるので注意しましょう。
二通りの訂正方法をご紹介しましたが、学校等でもし訂正方法などが記載されたものがあればそれに従うようにしてください。
願書は間違えたまま提出したら落ちる?
願書を書き間違った場合の訂正の仕方を説明してきましたが、願書の間違いに気づかないまま提出したらどうなってしまうのでしょうか。
ふとした瞬間に「あそこの漢字を間違えてたのでは?」とか気になったりするものです。
結論から言いますと、多少の間違いでは合否に影響しません。
願書の受付の人も「ああ、ここちょっと間違えたのね」という程度です。
そもそも、願書の受付は大学や専門学校の事務の人がやります。
合否判定は受験担当の先生がやりますよね。
担当者が違いますし、事務の人もわざわざ合否判定する人に「この学生は願書を書き間違えてましたよ」などと伝えたりしません。
願書を提出した後に書き間違いに気づいたとしても気にせず受験勉強に励みましょう。
では、提出した願書にちょっとの間違いではなく重大なミスがあった場合はどうなるのでしょうか。
その場合は不合格になるとかではなく、願書が受理されない可能性があります。
その場合は学校側から連絡があるかも知れません。
とは言っても、願書を提出する前に入念に確認していたら重大なミスなど起こりえませんのでそこまで心配する必要はありません。
願書に押す訂正印はシャチハタでもいい?
願書にシャチハタを押して提出するのはNGです。
必ず、朱肉で押すハンコを使用してください。
なぜかと言いますと、シャチハタはゴム製であり経年劣化で欠けたりしてしまうため印影が変わりやすいからです。
また、朱肉とはインクの性質が違うので滲んできてしまうのも理由のひとつです。
この願書に押す全てのハンコは、「この願書を出す本人です」という大切な証であるため、この印影が変わってしまっては大変です。
きちんと規定に沿ったものを使用しましょう。
この際にハンコを作っておくのも良いでしょう。
一生ものなので一つあると便利です。
願書を書くときの注意点・修正テープはダメ
願書を書く際には
- 必ず消えないボールペンを使用する。
- 修正液や修正テープは使用しない。
- 間違えた箇所が2カ所以上になってしまったら新しいものを貰う。
この3点に注意しましょう。
フリクションのような熱で消えてしまう性質のものは、時間がたつと薄れてしまったり擦れて消えてしまったりするので願書には使用出来ません。
(コピーすると消えてしまいます。)
普段の授業で使ったりするかと思いますが願書を書くときには使わないようにしましょう。
願書を書く際には、確認しておくと失敗しませんね。
油性のボールペンで書くのがおすすめです。
修正テープなどの使用は、文字を消して上から書くとその文言を本人が書いたという信憑性がなくなってしまうので公的な書類には使用はNGです。
第三者が勝手に願書を書き替えたのかも?とか思われる可能性があるってことです。
きちんと訂正して提出するようにしましょう。
書き間違いやハンコの押し間違いなど、たくさん間違ってしまった場合は用紙が汚くなりますし、せっかく書いた文章も読みづらくなってしまいます。
そんな場合は新しく用紙を用紙をもらって提出するのが無難です。
締め切りに近いと新しい願書を取り寄せる時間もありませんから、願書を書くのはなるべく早めにしましょうね。
最後はもう一度、誤字・脱字がないかを確認して万全な状態で提出するようにしましょう。
まとめ
今回、訂正の仕方をご紹介してきました。
受験は心配事だらけですから、願書提出後に漢字を一文字書き間違えていたことに気付いてしまっても合否に影響するのではないかと心配になりますよね。
実際には漢字一文字で不合格になることはないのですが。
書き間違いを減らすためには、下書きをして清書をすることが一番です。
とっても面倒ですがこれが一番の成功の近道です。
コピーをして、練習するというのも良いかもしれません。
初めに予備を貰えるようなら2枚目を貰っておくのも手ですね。
受験となると失敗ひとつ一つが不安になったり、気になったりしますがどうか安心して、未来に向かって進んで欲しいものです。