昔、20年以上前になるが、ある麻雀ゲームで食いタンを和了った。
みたいなピンフ形のやつ。
驚いた事に和了点は700点。
普通1000点でしょ?これ。
まあ、20符1翻ってことなんでしょうね。
確かにこの形は出和了すれば符はありません。
その符の通りに計算すれば子で700点、親で1000点。
なのに何で現在この和了は1000点(子)として扱われてるのか。
平和という役の定義
ピンフ、平たい和がりと書きますが、これは符の無いアガリという意味です。
シュンツとオタ風での雀頭、リャンメンでの和了。
これで符がつきません。
平和という役で「雀頭が役牌ではダメ」というのは役牌では対子の2符が付く為です。
そこでさっきの牌姿、
平和という役の定義から見ると、これには平和という役も含まれるのでは?と感じる人も居るかも知れません。
出アガリすれば符が一切つきませんから。
とうか、昔はこれも平和でした。食いタンならぬ食いピンフというのがあったんですね。
だからこれは食いタン食いピンで1300点(20符4翻《タンピン+場ゾロ》)。
しかし、やがて食いピンフが廃止されていきました。
となると、さっきの牌姿、やっぱり700点?
けど「20符で計算するならそれは平和の和了にもなるだろ、平和でないのなら何かしらの符が付くべきだ」という事でこの牌姿は慣例的に30符で計算されるようになりました。
簡単にいうと食いピンフ廃止する代わりにこれ30符で計算するようにしよーという事。
ちなみにピンフをツモった時だけツモ符2符が付かず20符で計算されるのもこういう定義からです。