高校ラグビーを見てるとシード校というのが出てきます。
それもAシード、Bシードという分け方がされています。
このAシード、Bシードとは何なのかというのと決め方を解説していきます。
高校ラグビーのAシードBシードの決め方
シード校は前年度の花園以降の大会の成績を参考に決められます。
地区大会や春の選抜大会、国体などです。
国体は都道府県別の出場ですから単独チームで出場してないこともありますが、都道府県代表チームにその高校の選手が多くいれば評価の対象になります。
AシードとBシードの違いは、
Aシードの高校が準々決勝からシード校と戦うのに対して、Bシードの高校は3回戦からシード校と対戦することです。
当然Aシードの方が有利ですよね。
実績が上位の高校がAシードになります。
通常、Aシードは3校、Bシードは10校選出されます。
通例としてAシードは西のチーム2校、東のチーム1校、Bシードは東西5チームずつ選ばれていました。
ですが、2021年度から東西の数は考慮されなくなりました。
一例を挙げますと
Aシード:選抜大会優勝校、準優勝校、国体優勝校
Bシード:選抜大会ベスト4、ベスト8、地区大会(東海大会とか中国大会)優勝校
みたいな感じです。
高校ラグビーでシード校を決める理由
シード校を選定する理由は実力差の大きい高校との対戦を避けるためです。
ラグビーは番狂わせの起きにくいスポーツであり、強者と弱者が対戦すると大差になります。
試合内容を充実させるためですね。
また、弱い方のチームに怪我人が多く出るのを防ぐためでもあります。
それと、強いチーム同士が1回戦とか2回戦とかの早い段階で対戦するのを避ける意味もあります。
実際ベスト4になるとほとんどシード校のみになります。
シード制度採用は1970年度の第50回大会が最初です。
定着したのは1979年度の第59回大会からです。
もう40年以上行われてる制度ですね。
大会の長い歴史の中でノーシード校が優勝したことはありません。
関西、特に大阪のチームがだいたいAシードに選ばれてることが多いです。
強いですからね。
高校ラグビーの大阪代表ってなぜか3校出てますよね。
なぜ大阪だけ3校なのかの理由と選び方を解説した記事がありますので興味のある方は読んでみてください。
↓↓
高校ラグビーの大阪代表が3校なのはなぜ?歴代の代表校と選抜方法
2022年度の高校ラグビーのシード校は
2022ー2023シーズンの高校ラグビーのシード校は13校です。
数は例年と同じですがAシードが2校、Bシードが11校となりました。
例年のAシード3校、Bシード10校とは違う形になりましたね。
Aシード
- 報徳学園(兵庫):選抜大会優勝
- 東福岡(福岡):選抜大会準優勝
Bシード
- 国学院栃木(栃木)
- 流通経大柏(千葉)
- 東海大相模(神奈川)
- 中部大春日丘(愛知)
- 京都成章(京都)
- 常翔学園(大阪第1)
- 大阪桐蔭(大阪第2)
- 東海大大阪仰星(大阪第3)
- 天理(奈良)
- 佐賀工(佐賀)
- 長崎北陽台(長崎)
前年と同様に西高東低の傾向がありますね。
近畿だけでも大阪3校に、京都、兵庫、奈良の計6校も選出されてますもんね。
ラグビー日本代表の選手もほとんどが高校ラグビーを経てます。
ジャパンのラグビーの礎ですね。
ところで、時々強化試合で行われるJAPAN XVというチームが日本代表とどこが違うか知ってますか?
JAPAN XVの意味などまとめましたのでこちらの記事を読んでみてください。
↓↓
ラグビーJAPAN XVの意味・オーストラリアA代表とは?
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まとめ
高校ラグビーのシード校、Aシード、Bシードについて解説しました。
高校ラグビーは全国大会でも大差がつくほど地域ごとの実力差が大きいです。
シードなしで対戦すると109-0みたいな結果が乱立してしまいます。
シード校指定はある程度仕方ないですね。