バジルは香り豊かで様々な料理に使われます。
万能なバジルですが一つ弱点があります。
それは「変色しやすい」ということです。
収穫したら変色していることもよくあります。
料理を華やかにする緑色のバジルが違う色に変色していたら、食べて大丈夫かなという気持ちにもなりますよね。
結論を言いますとバジルは腐ってさえいなければ変色していても食べられます。
そんな変色しやすいバジルも正しい保存方法を知れば、変色を防ぐことが出来ます。
この記事では、バジルの保存方法、変色する理由や変色しても食べられるのか解説していきます。
バジルは変色しても食べられる?使わない方がいい?
先ほども言いましたが、バジルは変色していても基本的には食べられます。
注意しなければならないのは茶色に変色しているバジルです。
本来バジルの葉は鮮やかな緑色をしていますが、腐ると茶色く変色するのです。
変色以外にも特徴はあります。
- 乾燥して葉が枯れている。
- 逆に水気を多く含んでぬるぬるしている。
これらのバジルは腐っている可能性が非常に高いので、捨てるのが賢明です。
出来るだけバジルを長持ちさせるための方法も知っておきましょう!
枝がついている状態のバジルを保存するには、水につけておくのがいいのです。
先ほど、水気を多く含んでぬるぬるしてるバジルは腐っている可能性が高いとお話しました。
水に浸けると腐ってしまうのでは?と思われるかも知れませんが、ぬるぬるした状態になるのは、古く汚れた水を吸収することで起こってしまいます。
ですので、バジルを腐らせないためには浸ける水は出来るだけ毎日入れ替え、水を清潔な状態で保つようにしましょう。
腐らせないための保存方法は簡単です。
水につける場合も、保存する容器にいっぱいの水を入れるのではなくて、バジルが水に浸かる程度の量にしておきましょう!
また、毎日水を入れ替えるのが面倒だ、自分は忘れそう、という方は乾燥を防ぐために、ビニール袋で覆ったり、市販の保存袋に入れておくなどをしておきましょう!
バジルが変色する理由
そもそもなぜバジルは変色してしまうのでしょうか?
その理由はズバリ低温障害です。
バジルはもともと赤道に近いインドのような熱帯アジア地域で生まれたハーブの一種なので、温度の高い環境を好みます。
熱帯アジア地域は湿度が低く温度が高い環境なので、日本とは少し環境が違います。
バジルに適しているのは6月から10月ごろの気温が高い時期です。
その暑い気候の中で、日当たりのいいところで適度に水を上げながら育てるのがベストです。
ところが日本の場合、特に6月はそんなに気温が高くなく、梅雨の時期になるのでバジルを育てるのに適した環境ではありません。
ですので、バジルが変色したり、腐ったりしてしまいます。
バジルが変色しない保存方法
先ほどバジルが腐らないための保存方法について紹介しましたが、ここではバジルが変色しない方法についてバジルの状態に合わせて紹介していきます!
まず、葉っぱの状態のバジルの保存方法です。
一般的にこの状態のバジルが想像しやすいのではないでしょうか?
料理でもこの状態で使われることが多いですし。
葉っぱの状態のバジルは冷蔵して保存します!
必要なものは、キッチンペーパーと保存袋だけす。
まず、バジルについている汚れを水で洗って落とします。
ここでの水は綺麗な水が必要とかではなく、普通に水道水でバジルについている汚れを落としてください。
そのあとバジルをキッチンペーパーで包み、ジップがついている保存袋にキッチンペーパーで包まれている状態のバジルを入れ、冷蔵庫に保存するだけです。
保存期間の目安としては1週間程度です。
1週間以上になると腐ってしまいます。
どうです?簡単ですよね?
次に茎がついた状態のバジルです。
茎がついた状態のバジルは常温で保存することが可能です!
こちらも必要なのはコップだけですので、特別なものは必要ありません。
コップにバジルの葉に水がつかないように茎の3分の2程度が浸かる量の水を入れて置いとくだけです!
こちらも1週間ほど保存が可能です。
最後に生バジルを冷凍保存する方法です!
こちらも必要なのはキッチンペーパーと保存袋だけで特別なものは必要ありません。
まず、バジルについている汚れを水で洗い流し、バジルについている水気をキッチンペーパーで拭き取ります。
そのあとバジルを保存袋に入れて冷凍するだけです。
こちらは冷凍して保存するので他の方法より保存期間は長く、1ヶ月程度保存できます!
今は使わないけど将来的に使いそうという場合は、冷凍して保存するのがおすすめですね!
まとめ
鮮やかな緑色をしているバジルは食卓を華やかにしてくれますし、料理の味にもスパイスを加えてくれるので重宝します。
そんなバジルは残念ながら変色してしまいやすいです。
ですが、正しい方法を知っていれば変色せずに済みます!
せっかくの鮮やかな緑色をしているバジルを目でも舌でも楽しみましょう!