イヤホンしたら耳垢でベタベタする方、いると思います。
これは生まれ持ってのその人の特性ですので仕方のないことなのです。
ここでは、イヤホンが耳垢でベタベタする人の掃除やお手入れの方法を紹介していきます。
耳垢がベタベタする理由
耳垢がベタベタする理由は一言でいうと湿り気があるからです。
この湿り気のある耳垢は、耳を保護するための分泌物によって形成されます。
この分泌物は、外部からの微粒子や耳の中の古くなった皮膚細胞と混ざり合って耳垢を作り出します。
主に皮脂腺やアポクリン腺から分泌されるこの分泌液は粘性を帯びており、個人の体質によって分泌量に差があります。
分泌が活発な人では、耳垢がより湿った状態になりがちです。
日本では、人口の約20%が湿った耳垢の特徴を持っています。
これは遺伝によるものです。
大多数の日本人は乾燥した耳垢を持っていますが、一部には湿った耳垢が遺伝する人もいるのです。
自分だけが耳垢がベタベタしてても何もおかしなことはありません。
対照的に、欧米人の間では湿った耳垢が一般的で乾燥した耳垢を持つ人は少数派ですよ。
耳垢が湿った状態であること自体は正常な現象です。
しかし、普段は乾燥している耳垢が突然湿った状態に変わる場合は、何らかの健康上の問題を示している可能性があります。
そのような場合は、専門医の診察を受けることを推奨します。
耳垢がベタベタしてる人に適したイヤホンの選び方
カナル型イヤホンは耳の中で直接使用するため、耳垢が付着しやすく時にはイヤホンの色が変わることもあります。
このような問題を避けるため、耳垢がベタベタする人にはインナーイヤー型イヤホンが推奨されます。
これは耳の外側に掛けるタイプで、耳の穴の内部に挿入しないため耳垢の付着を心配する必要がありません。
例として、有線のインナーイヤー型イヤホンや、マイクとリモコンが付属したモデルが挙げられます。
スマートフォンやタブレットでの音楽再生や通話に便利です。
また、インナーイヤー型が合わない場合は耳たぶに挟むスタイルのイヤホンも良い選択肢です。
それでもカナル型イヤホンを好む方のためには、イヤーピースを定期的に清潔に保つことで耳垢の問題を最小限に抑えることができます。
カナル型イヤホンは耳垢が乾燥している人も同様に汚れますので、定期的なお手入れが必要です。
耳垢がベタベタしてる人のイヤホンのお手入れ
粘り気のある耳垢を持つ方にとって、イヤホンの清潔を保つことは特に重要です。
耳垢の性質上、イヤホンの使用後には必ず清掃することが推奨されます。
そのため、イヤホンの音孔部分を定期的に例えば以下のようなアイテムを使って拭き取ることが効果的です。
- ティッシュや柔らかい布
- 消毒用ウェットティッシュ
使用後は、少なくとも週に一度はイヤホンを確認し耳垢が溜まっていないかチェックし取り除いておくことが望ましいです。
粘り気がある耳垢の場合、取り除くのが難しいことがありますが以下の方法で対処できます。
直接的な耳掃除
粘り気がある耳垢を効率的に取り除くために、週に一度の耳掃除が推奨されます。
綿棒を軽く耳の内側に当てる程度で十分であり、過度な耳掃除は耳垢の過剰な生成を引き起こす可能性があります。
耳掃除用の洗浄液を綿棒に少量つけて使用することも一つの方法です。
耳掃除におすすめの製品です。
天使のミミクリン
これらの製品にはアルコールが含まれており、耳掃除時に清涼感を与え耳垢を取りやすくする効果があります。
また、化粧水を用いることでも代用可能です。
耳垢に特化した耳かきツール
粘り気のある耳垢向けに設計された耳かきツールも存在します。
からめとるタイプのワイヤー式耳かきは、粘り気がある耳垢を効果的に取り除くのに役立ちます。
他の方法としては、耳かきサロンでプロに取り除いてもらうのも一つの手です。
間接的な対策としての生活習慣の見直し
耳垢の質は、生活習慣によっても変わる可能性があります。
不規則な食生活、睡眠不足、ストレスなどが耳垢の質に影響を与えることがあります。
健康的な生活習慣への変更は、耳垢の質を改善するだけでなく全体的な健康にも良い影響を与えます。
このように、粘り気のある耳垢を管理するには、イヤホンの定期的な清掃、適切な耳掃除方法の実践、そして健康的な生活習慣の維持が重要です。
フローリングのテープの跡がベタベタするときのお掃除の秘訣はこちらの記事にまとめてあります。
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まとめ
耳垢がベタベタするのは遺伝なので仕方ないです。
こまめにイヤホンの掃除をするなどの対策が必要です。
または、インナーイヤー型のイヤホンを使用するのがおすすめです。