自治会・町内会の退会についてです。
自治会や町内会には気軽に入会してしまうのですが、いざ生活を始めると、いろんな役割や行事があって、仕事・子育てをしながらでは大変すぎて疲れてしまいます。
でも町内会については入るのが当たり前のような雰囲気がありますが、入会も退会も自由に決めれば良いのです。
退会したいけど、今後も住んでいく上で生活をしにくい環境にならないかな、というのが気になりますよね。
今回は自治会・町内会の退会届の書き方と例文、封筒の書き方、そして辞める理由として使えるものを紹介します。
自治会・町内会を退会する方法と退会届の縦書きと横書き
自治会、町内会を退会する方法は実は簡単です。
町内会長の家に行き退会したい旨を伝えるだけで良いのです。
とはいえ、「はい分かりました」とすんなり終わらないのが実際ですよね。
デメリットをあげて説得されたりなど、なかなか退会できない例は多いようです。
入会は簡単なのに困ったものです。
ですので、退会したい意思を伝える際には口頭だけではなく、退会届を作成して伝えるのが良いかと思います。
言った言わないのトラブル回避にもなりますね。
作成する際は、以下の項目を入れて作成していきましょう。
- 提出年月日
- 退会する自治会名、会長名
- 退会理由
- お住いの住所
- ご家族の名前
- 世帯主の捺印
特に①の提出年月日については必ず記載しておくのがポイントです。
退会届の縦書きと横書き
退会届は縦書きでも横書きでも構いません。
縦書きが多いようですが、現在では横書きもよく見かけます。
あまり気にしないでも良いかと思います。
町内会費を払う際に領収書をくれないことがたまにあります。
こんなときはどうしたらいいでしょうか。
こちらの記事に詳しくまとめてあります。
参考にしてください。
↓↓
自治会費や町内会費の領収書をくれないの普通？
自治会・町内会の退会届の例文テンプレート
自治会や町内会の退会届の雛型、テンプレートを紹介します。
令和〇年〇月〇日
〇〇自治会会長 〇〇 〇〇 様
私たちは一身上の都合により、〇〇自治会を退会します。
退会年月日： 年 月 日（これは必ず記載ししましょう）
住所：〇〇県 〇〇市 〇〇町 番 号
電話番号：〇〇〇-〇〇〇〇
世帯主：〇〇 〇〇 印
退会する家族の氏名
退会届の添え状・送付状について
送付状というのは書類などを提出する際の挨拶文だと考えると分かりやすいです。
退会届だけをポンと送りつけるのではなく、「こういう届けを送ります」という送付状を添えると丁寧な印象を与えられますよね。
別になくても構いません。
添え状、送付状の例文も紹介します。
〇〇自治会会長 〇〇 〇〇 様
令和〇年〇月〇日
(自分の名前)
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、下記の書類を送付いたしますのでご査収のほどよろしくお願いします。
敬具
送付内容
退会届：1枚
計1枚
以上
自治会・町内会の退会届を入れる封筒の書き方
退会届を郵送する場合の宛先の書き方です。
封筒には通常の手紙のように宛名を書けばいいです。
町内会長に送ります。
その際、「重要書類在中」と赤字で封筒の左下に書きます。
「一般書留」「簡易書留」を利用しても構いません。
町内会でのお祭りでお花代やご祝儀を渡す際のお金の相場や封筒の書き方についてはこちらの記事にまとめてあります。
↓↓
町内会のお祭りや盆踊りのお花代のお金はいくら？封筒の表書きの書き方は？
自治会・町内会の退会届を辞める理由はどう書く？
自治会・町内会を辞める理由については当たり障りのない内容で充分かと思います。
オススメの理由についてご紹介しますね。
など、実際の理由を具体的に記載していただいても良いかと思います。
具体的な理由を記載しないことや、理由そのものを記載しないということでも問題ありません。
先に説明したとおり、入会も退会も個人の自由となりますので、実は納得していただく必要はありませんのでね。
実際、自治会の行事というのは仕事や家族の状況ではしんどいものかと思います。
そのため、「状況が変われば…」ということを口頭で添えるのも良いかなと思いますよ。
退会させてもらえないときは？
地域によっては町内会や自治会を辞めようとするとちょっとした嫌がらせを受けたり、退会させてくれなかったりするところもあります。
トラブルを起こしたくないからと黙っていてもストレスも溜まりますしいいことはあまりありません。
何かトラブルになったり、退会させてくれないといった場合は区役所や町役場などの相談窓口で相談してみてください。
何かアドバイスをもらえるかもしれません。
弁護士に頼むという手もありますが最終手段ですね。
自治会・町内会を退会するタイミングはいつがいい？
町内会を辞めるのに一番いいタイミングは年度末や役員交代時などの遷移期です。
自治会や町内会からの脱退は年中で可能ですが、年度の終わりや役員が交代するタイミングなどの遷移期に行うのが円滑に行えます。
多くの自治会では、年度の始まりに会費を前払いするシステムが採用されていることでしょう。
この時期は、班長が新しくなったり回覧板の配布順序が更新されるなど、多くの変更が行われます。
年度の途中で退会すると、後味の悪い状況になることがあるため、これらの遷移期に合わせて脱退することを推奨します。
手続きには時間がかかることもありますので、年度末直前になってしまわないよう早めの行動を心がけることが大切です。
自治会・町内会から退会した後のゴミ出しは？辞めたらどうなる？
ゴミ収集は市税や町税によって行われているため町内会や自治会とは無関係です。
したがって、町内会・自治会を退会してもゴミ置き場は利用可能です。
また、地域の行事や運動会への参加、災害時の避難所の利用も可能です。
回覧板が回ってこなくなりますが、逆に回す手間も省けますし面倒なことは無くなります。
結論を言いますと、自治会・町内会を辞めてもどうもなりません。
町内会・自治会の退会時には、しばしば理不尽な要求があることもありますが、無理なことは相手にする必要ありません。
毅然とした態度で対処することが重要です。
何かトラブルになりそうな場合は役所にある住民の相談窓口に相談する手もありますよ。
まとめ
いかがでしたか。
入会も退会も法的には何も拘束されません。
退会届を提出するとともに気持ちをお伝えすると、今後の生活も気持ちよくお送りできるかもしれませんね。
この記事が役に立つと嬉しいです。