漂白剤で黒い服など色のついた服を洗うと色落ちすると聞いたことがあると思います。
でも、それはハイターなどの塩素系漂白剤で洗った場合のことです。
実は酸素系漂白剤を使うと黒い服などを洗っても色落ちしません。
ここでは酸素系漂白剤で黒い服を洗っても色落ちしない理由と洗い方を説明します。
ハイターのような塩素系漂白剤を使って色落ちした場合はこちらの記事を参考にしてください。
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漂白剤を黒い服に使ったら変色してオレンジになった!直す方法ある?
酸素系漂白剤では色落ちしない理由
黒い服を洗うときは酸素系漂白剤を使うと色落ちしにくいです。
酸素系漂白剤が酸素の力で汚れを分解し、汚れを浮き立たせて落とすからです。
この特性が服の色を守ります。
通常の塩素系漂白剤は、色素を分解しやすいので黒い服に使うと色落ちの原因となります。
しかし、酸素系漂白剤では色落ちの心配はありません。
つまり、酸素系漂白剤は汚れを取り除く際に優しい方法を採用しているので、服の色が長持ちするのです。
これにより、酸素系漂白剤を使っても黒い服が変色したりせずに洗えるのです。
ちょっと汚れがきつくて漂白剤を使いたいけど色落ちが心配という時は、酸素系漂白剤を使いましょう。
洗濯の際には適切な温度と適量を守ることも忘れずに。
心配せずに使って大丈夫ですよ。
酸素系漂白剤の使い方や洗い方
酸素系漂白剤の使い方は簡単です。
日常の洗濯に漂白剤を加えて洗濯機を回すだけで十分です。
漂白剤の注入口は洗濯機によって異なるため、ご使用の洗濯機の取扱説明書を確認してください。
漂白剤は使用する前に洗おうとする洗濯物が漂白剤を使っても大丈夫なものなのかを確認しましょう。
衣類の洗濯マークを確認します。
図のように三角のマークをチェックして漂白剤が使っても大丈夫な洋服なのかを見ておきましょう。
つけ置きする方法もあります。
洗濯用バケツや洗面器に水かぬるま湯を注ぎ、漂白剤を指定された量を溶かします。
そのまま衣類を約30分間つけ置きます。
つけ置きが完了したら、衣類を水で十分にすすぎ通常通り洗濯してください。
あまり長時間つけ置くと生地を傷つけたり色あせさせたりしますので、2時間以上つけ置かないように注意してください。
冷たい水よりも、ぬるま湯を使用するとより効果があります。
ただし、衣類の取り扱いの表示タグに記載されている洗濯温度を超えないように注意が必要です。
洗濯表示に「40」と記載されている場合、40度以下のぬるま湯を使用してください。
同様に、「30」と書かれている場合は30度以下の水で溶かして使用します。
主な酸素系漂白剤
酸素系漂白剤には二つのタイプがあります。
粉末タイプと液体タイプです。
粉末タイプは漂白力を重視したもので、頑固な汚れを落としたいときに使います。
液体タイプは色落ち防止を重視しています。
粉末タイプの酸素系漂白剤
オキシクリーン
arau. アラウ 酸素系漂白剤
液体タイプの酸素系漂白剤
ワイドハイターEXパワーが有名です。
まとめ
酸素系漂白剤を使って黒い服を洗濯しても色落ちしない理由を解説しました。
汚れを落とすことを重視する場合は粉末タイプを、色落ちしないのを重視するときは液体タイプを使うようにしましょう。