ノートや書類にマーカーとして使うことの多い蛍光ペン。
はずみで関係ない所に付いてしまったり、服についてしまったりして困りますよね。
蛍光ペンが付いた時の対処法にも、蛍光ペンが水性か油性かでも異なります。
ここでは、蛍光ペンが紙や服、壁紙に付いた場合の落とし方や対処法を油性、水性別に紹介します。
ゼッケンに油性ペンで書かれた名前の落とし方などはこちらの記事にまとめてあります。
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体操着のゼッケンで油性ペンで書かれた名前の消し方落とし方！お下がりも綺麗に
水性の蛍光ペンが付いたときの落とし方
水性の蛍光ペンが服についてしまった場合の落とし方についてです。
蛍光ペンが服についた場合
洗剤を使う方法
水性のインクなら比較的簡単に落とせますが、早めの対応が大切です。
準備するもの
- 液体の石鹸か台所用洗剤、または液体の洗濯洗剤
- クリーンなタオル
- 古い歯ブラシ
手順
- 最初に、服の目立たない部分で洗剤を少し付けて、色落ちしないかテストします。
- 色落ちしないことが確認できたら、汚れた部分をタオルの上に置きます。
- 汚れている部分に直接洗剤を塗り、軽く擦り込みます。
- 歯ブラシを使って優しくタップすることで、インクをタオルに移します。
- 汚れがタオルに移ったら、水またはぬるま湯でよくすすぎます。
- 汚れが完全に落ちない場合は、手順4と5を繰り返します。
- 最後に、通常どおり洗濯機で洗います。
酸素系漂白剤を使う方法
こちらは、より強力な方法で頑固な汚れに対して効果的です。
準備するもの
- 酸素系漂白剤（粉末タイプ）
- アイロンまたはヘアドライヤー
- 汚れてもいいタオルやスポンジ
手順
- 汚れた服の下に汚れても良いタオルを敷きます。
- 小さなボウルにお湯を入れ、必要量の酸素系漂白剤を加えてよく混ぜます。
- この液を汚れている部分に直接かけ、歯ブラシで優しくたたきます。
- 歯ブラシで軽くたたきながら、汚れを浮かせるようにします。
- 効果を高めるために、アイロンやドライヤーで熱を加えます。この熱が漂白効果を強化します。
- 漂白剤を十分に水で洗い流した後、通常通り洗濯を行います。
酸素系漂白剤は粉末のものを使うのがポイントです。
漂白剤の使用は素材を傷めることがあるので、使用前には必ずテストを行ってください。
蛍光ペンが壁紙に付いた場合
壁紙に蛍光ペンの汚れがついた場合の落とし方を3つ紹介します。
簡単な方法から始めましょう。
消しゴムを使う方法
まずは消しゴムで擦ってみましょう。
慎重に擦り取ることで、汚れが広がるのを防げます。
歯磨き粉を使う方法
ビニール壁紙のような丈夫な素材に適しています。
必要なもの
- 歯磨き粉
- 歯ブラシ
- 布
- 汚れた部分に歯磨き粉を塗ります。
- 濡れた歯ブラシで優しく擦ります。
- 水で拭き取って綺麗にします。
注意点としては、研磨剤が含まれているためデリケートな壁紙には使用しないようにしましょう。
石鹸を使う方法
この方法は一般的な壁紙に適しています。
必要なもの
- 石鹸
- 水で濡らして絞ったタオル
- 汚れてもいいスポンジか布
- 歯ブラシや綿棒
手順
- スポンジまたは布に石鹸をつけて、水で泡立てます。
- 泡を壁紙の汚れた部分に軽くつけて擦ります。
- シミが広がらないように、濡れたタオルで優しく拭き取ります。
- 汚れが取れない場合は、歯ブラシや綿棒で慎重にこすります。
- きれいなタオルで石鹸と汚れを拭き取ります。
- 必要に応じて繰り返し処理をします。
油性の蛍光ペンが付いたときの落とし方
油性のインクは落とすのが難しいため、適切な準備と手順が必要です。
ほとんどの場合は消毒用エタノールで落とせると思います。
油性インクを落とすのには、消毒用エタノールが非常に有効なのです。
この方法は、家庭にある材料で簡単にできますが作業中の安全には特に注意が必要です。
服についた場合と壁に付いた場合とに分けて解説します。
服についた場合
用意するもの
- 消毒用エタノール
- 汚れても良いタオルや布、
- 歯ブラシ
手順
- 汚れても良いタオルや布を作業面に敷きます。これはインクが他の場所に移るのを防ぐためです。
- シミがついた服の部分をタオルの上に汚れた面が下になるように置きます。
- 消毒用エタノールを直接シミに塗布します。エタノールはインクを溶かす力があるため、シミを浮かせる効果があります。
- 歯ブラシやスポンジを使用して、軽くたたくようにしてシミをあて布に移します。これはインクを押し出す作業で、穏やかに行うことが重要です。
- インクが見えなくなるまでエタノールの塗布と叩きを繰り返します。
- 全ての処理が終わったら、通常の洗濯方法で衣類を洗います。
注意点
- 換気をしっかりと行い、火気の近くで使用しないでください。
- エタノールは肌や呼吸器に刺激を与える可能性があるため、手袋やマスクを着用することを推奨します。
壁についた場合
壁に蛍光ペンの汚れが付いた時の落とし方を説明します。
壁の素材によって対応方法が異なりますが、基本的には消毒用エタノールを使用します。
用意するもの
- 消毒用エタノール
- 汚れてもいいタオルや布、スポンジ
- 歯ブラシ、綿棒
手順
- まずは壁の目立たない部分にエタノールを少量つけて、壁紙の反応を確認します。
- 問題がなければ、汚れた部分にエタノールを含ませたタオルを置き、軽く押し当てて汚れに浸透させます。
- エタノールが汚れになじんだら、布で優しく叩きながらインクを吸い取ります。
- ビニール製の壁紙の場合は、歯ブラシを使って慎重にこすり落とすことができます。
ただし、繊維壁紙の場合は綿棒を使用して優しく汚れを落とすことが重要です。
紙についた場合
紙に付いた蛍光ペンの場合は、通常は完全には落とすことができません。
しかし、蛍光ペンは直射日光に弱く、日にさらすことで色が薄くなる可能性があります。
また、蛍光ペンを使った部分が黄色などの場合、コピー機でコピーするとオリジナルの文書に影響を与えずに見た目を改善することができるかもしれません。
黄色はコピーで読み取りにくい色であるからです。
まとめ
蛍光ペンが紙や服、壁紙に付いてしまった場合の落とし方や対処法について解説しました。
消毒用のエタノールがあれば応急処置は出来そうです。
紙に付いた場合は諦めましょう。