上履きに名前を書くとき間違って書いてしまった、とか、お下がりで名前を書き替えるなどで油性ペンを消したいケースありますよね。
結論からいいますと、ゴムの部分に書いた名前を消すには、エタノールや除光液、メラミンスポンジ、消しゴムが有効です。
私も以前、上履きに名前を書くのが苦手で失敗してしまった経験があります。
ゴムに書いた名前は、時間が経つと消しにくくなるため早めに対処することが大切です。
布に書いた名前も、エタノールや除光液を使えば薄くでき、さらに修正液や白いペンで上から塗りつぶすことができます。
間違った方法で消すと、新しい上履きをダメにしてしまうこともあります。
この記事では、上履きに油性ペンで書いた名前の消し方を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
油性ペンで上履きのゴムの部分に書いた名前の消し方
上履きに書いた名前を消す方法を簡単に説明します。
ゴム部分に名前を書いた場合、次のような方法できれいに消すことができます。
- エタノールや除光液を布に染み込ませて拭く。
- インク消しを使って擦り、その上から布で押さえる。
- メラミンスポンジや普通の消しゴムで軽くこする。
- 柑橘類の皮を使って擦る方法もあります。
これらの方法は、簡単に家庭で行えます。
特にエタノールは効果的で、手軽に入手可能です。
アセトンを含む除光液も同様に効果的ですが、使用する際は成分を確認してください。
市販の除光液にはアセトンフリーのものもあります。
体操着のゼッケンもお下がりなどで名前を消したいケースがありますよね。
体操着のゼッケンの油性ペンの名前の消し方については、こちらの記事にまとめてあります。
参考にしてください。
↓↓
体操着のゼッケンで油性ペンで書かれた名前の消し方落とし方!お下がりも綺麗に
エタノール・除光液で拭く
エタノールやアセトンが含まれる除光液を用いる方法です。
まず、エタノールまたは除光液を布に染み込ませてください。
次に、その布を使って上履きのゴム部分に書かれた名前を優しく拭き取ります。
この方法で使われるエタノールにはいくつかの種類があります。
- 無水エタノールはアルコール度数が99.5%です。
- 消毒用エタノールは約76.9%から81.4%の範囲です。
- 手指用エタノールは76.9%以下の濃度です。
高濃度のエタノールほど、名前を消す効果が高くなります。
家庭にあるのは主に消毒用エタノールが多いと思います。
アルコールシートも代用として使えますが、濃度が記載されていない場合が多いので注意が必要です。
また、アセトンも有効ですが、皮膚への刺激が強いため使用時は成分を確認し、換気を良くすることが大切です。
最近はアセトンフリーの除光液もありますので成分を確認してから使うようにしましょう。
この方法を試す際は、強くこすりすぎないよう注意し上履きの材質を傷めないようにしましょう。
インク消し
インク消しを使って油性ペンで書かれた名前を消す方法についてです。
特に上履きのゴム部分に書かれた名前を効果的に消すのに適しています。
インク消しは油性ペンのインクを分解する特殊な化学物質を含んでいます。
このツールを使用する前に、小さな範囲で試してみることをお勧めします。
これは、材質によってはインク消しが反応してしまう可能性があるためです。
インク消しを使った消し方
インク消しを直接名前が書かれた部分に当て、ゆっくりと名前の上をなぞります。この時、力を入れすぎずに軽く行うことが重要です。力を入れすぎると材料を傷つける可能性があります。
なぞった後、不要な布や古いタオルを使ってその部分を軽く押さえます。インク消しによって浮かび上がったインクが布に吸収されます。
一度では完全にインクが消えない場合が多いです。そのため、効果が見られるまで1と2のステップを繰り返します。
名前がかなり薄くなったら、最終的に洗剤を使ってその部分を洗い流します。残ったインク残りを完全に除去することができます。
インク消しは化学反応を利用するため、素材の種類によっては使用できないこともあります。
メラミンスポンジや消しゴムを使った方法
もし化学製品を使いたくない場合、メラミンスポンジや普通の消しゴムを使う方法も効果的です。
メラミンスポンジは激落ちくんが有名ですよね。
湯呑の茶渋なんかも綺麗に取ってくれるあのスポンジです。
メラミンスポンジや普通の消しゴムは物理的にインクを削り取る方法で、特に表面の軽い汚れに適しています。
上履きの下に新聞紙や使わない紙を敷きます。これは、作業中に他の部分にインクが移るのを防ぐためです。
メラミンスポンジまたは消しゴムを用いて、ゆっくりと名前が書かれた部分をこすります。メラミンスポンジは研磨効果があるため、擦る際は特に優しく行う必要があります。
こすった後、インクがどれだけ除去されたかを確認します。必要に応じて、手順を繰り返し行います。
メラミンスポンジや消しゴムは物理的に表面を削るため、色落ちや素材の損傷に注意が必要です。
柑橘系の果物の皮を使った名前消し方法
柑橘系の果物の皮を使って、上履きに書いた名前を薄くする方法をご紹介します。
柑橘類の皮に含まれるリモネンという成分が油性のインクを分解するのに役立ちます。
みかんやグレープフルーツなどの柑橘類を食べた後、皮を取っておきます。
これを使います。
取っておいた柑橘類の皮の内側を上履きのゴム部分に向けて、ゆっくりとこすりつけます。
この動作を何度か繰り返すことで、名前が書かれた部分が徐々に薄くなります。
この方法は自然で優しい方法ですが、完全にインクを消去することは難しいかもしれません。
名前を目立たなくする程度の効果です。
完全に名前を消したい場合は、エタノールやアセトンを含む化学製品を使用する方が効果的です。
油性ペンで上履きの布の部分に書いた名前の消し方
油性ペンで布に書いた名前を消す方法を説明します。
ゴム部分に書いた部分を消す方法とは少し異なりますので、注意が必要です。
布に書いた名前の消し方や薄くする方法は主に3つです。
エタノールまたはアセトン(除光液)とウタマロ石鹼
エタノールかアセトンを布に染み込ませ、上履きの布部分に書かれた名前を拭き取ります。
その後、ウタマロ石鹸で洗い流すことでインクをさらに落とすことができます。
インク消し
上履きの名前の上に当て布を置き、インク消しでなぞります。
インクが布に広がるのを防ぎつつ、名前を薄くすることができます。
修正ペンや白のマーカーで覆う
名前が完全に消えない場合は、修正ペンや白いマーカーを使用して上から塗りつぶすことが一つの解決策です。
エタノールやアセトンを使う方法は、布生地にも有効ですが、時間が経過すると名前が落ちにくくなるため早めの処理が必要です。
時間が経つと完全に消すことは難しいかもしれませんが、名前を目立たなくすることは可能です。
詳しく解説していきます。
エタノール・アセトン(除光液)とウタマロ石鹸を使って消す方法
布に書かれた名前をエタノールまたはアセトン(除光液)とウタマロ石鹸を使って消す方法を紹介します。
これは、ゴムの部分を消す方法とは異なりますので、手順をしっかりと確認してください。
布に書かれた名前を消すステップ
名前が書かれた部分に当て布を置きます。これはインクが他の部分に移るのを防ぐためです。
別の布にエタノールまたはアセトン(除光液)をたっぷりと染み込ませます。
染み込ませた布を使って、名前が書かれた部分を優しく押さえつつ拭き取ります。このとき、布の位置を時々変えることで、インクが布に広がるのを防ぎます。
最後にウタマロ石鹸を使用して、拭き取った部分をこすり洗いします。ウタマロ石鹸は特に頑固な汚れを落とすのに効果的です。
この方法は、新鮮な油性ペンのインクに対して最も効果的です。
長時間経過したインクにはあまり効かないこともありますので、早めの対応が重要です。
また、使用する際は十分に換気をし布を強くこすりすぎないよう注意してください。
インク消しを使う
布に書かれた名前を消すための方法として、インク消しを使用する手順を説明します。
この方法は特に布に書かれたインクを薄くするのに効果的です。
インク消しを使用した消し方
- 名前が書かれた部分に当て布を置きます。これはインクが他の部分に広がるのを防ぐためです。
- インク消しを使って、直接名前が書かれた部分を慎重になぞります。これにより、インクが浮かび上がります。
- インクが広がり始めたら、広がった部分も同様にインク消しでなぞります。これを繰り返して、インクが薄くなるまで処理します。
- 最終的に名前が十分に薄くなったら、水で洗い流します。このステップはインクの残留を完全に除去するために重要です。
修正ペンや白のマジックペンを使用する方法
名前を完全に隠したい場合には、修正ペンや白のマジックペンを使用する方法もあります。
これは特にインクが完全には消えない時に有効です。
修正ペンや白のマジックペンを使用した塗りつぶし方
- 上履きを乾燥させた状態にします。
- 薄くなった名前の部分に修正ペンや白のマジックペンを使って塗りつぶします。
修正ペンは剥がれやすいことがありますし、近くで見ると塗りつぶした痕跡がわかることがあるため、使用する際はこれらの点を考慮する必要があります。
しかし、塗りつぶすことで名前が目立たなくなるので、見た目をすっきりさせたい場合には試してみる価値があります。
上履きに名前を上手に書く方法
上靴に名前を書くときに、インクがにじむのを防ぐ方法をご紹介します。
にじんでしまうと、せっかくの名前が読みにくくなってしまいますよね。
特に布製の部分に油性マジックを使うと、にじみが発生しやすいです。
靴に油性ペンを使って滲ませてしまったのは、誰でもやってしまった経験があると思います。
水を使う方法
最も一般的な方法は、名前を書く前にその部分を霧吹きで軽く濡らすことです。
こうすると、布が水分を含むことで油性ペンのインクが布の繊維に沿って広がるのを抑制します。
水があると、インクが直接繊維に吸収されにくくなり、にじみにくくなるのです。
しかし、水の量の調節が難しいので、この方法を使ってもじんでしまうこともあります。
水分を適量に保つことがキーとなりますが、これが不器用な人には少し難しいかもしれません。
もしこの方法が難しそうであれば、布用のペンを使用するなど他にもにじまないように書く方法は存在します。
油性ペン特有のにじみ問題を避けるために、専用のマーカーやペンを使うことをおすすめします。
名前を書く際は、このように少し工夫をするだけで、クリアで美しい仕上がりが得られますので、ぜひ試してみてください。
ヘアスプレーでにじみ防止
ヘアスプレーは、髪を整えるだけでなく、油性ペンのにじみも防ぐ役割を果たします。
この方法はとても簡単です。
書きたい部分にまずヘアスプレーを吹き付け、完全に乾かします。
その後、その上に文字を書くと、スプレーが油をはじく効果によりインクがにじまずにきれいに書けます。
油性マジックで書いた名前が乾いたあとは、通常通り洗濯しても大丈夫です。
ヘアスプレーの成分は洗い落とすことができますので、安心して使用できます。
白チョークでにじみ防止
白チョークもにじみ防止に有効です。
手軽に手に入るチョークを使って、名前を書きたい部分にしっかりと塗り込みます。
指でこすりつけると、より一層均一にコーティングできますよ。
この上にペンで名前を書くと、チョークが下地となりにじみを防ぎます。
もしお子さんがいる場合は、チョークで塗り込む作業を一緒に楽しむのも良いでしょう。
家庭で簡単に試せるため、特に手間をかけずににじみを防ぐことができます。
興味がある方はぜひ試してみてください。
液体石鹸を使ってにじみを防ぐ方法
液体石鹸は、その滑らかな質感で布の繊維をコーティングしインクが広がるのを防ぎます。
使い方は簡単で、名前を書きたい部分に液体石鹸をしっかり塗り込み、その上からドライヤーで完全に乾かします。
こうすることで、石鹸が乾燥して繊維に膜を形成しペンのインクがにじみにくくなります。
液体石鹸は手軽に使えるため、ヘアスプレーやチョークが手元にない場合でも便利です。
私が試したときには、全くにじまなかったのでこれまでの悩みが解消されました。
布用ペンや布用スタンプの使用
布専用のペンを使うのも非常に簡単です。
特に布に書くために作られており、にじみにくい特性を持っています。
使用する際は、普通にペンで文字を書くだけです。
また、上靴に名前を入れる際には、手書きでなくても大丈夫ならば布用スタンプを使用することもお勧めします。
私自身、文字を書くのに自信がないため、簡単に使えるスタンプが非常に便利だと感じています。
これらの方法は、どなたでも簡単に試せるため上靴や他の布製品に名前を入れたいときに役立つでしょう。
まとめ
油性ペンで書いた上履きの名前などの消し方や落とし方についてまとめました。
エタノールや除光液、メラミンスポンジなどが役に立ちますね。
専用のインク消しや布用ペンも持っておくといいかもしれませんね。