油性ペンがついたときの消し方!紙に書かれたものは消せない?
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油性ペンがついたときの消し方!紙に書かれたものは消せない?

書き間違いや落書きで、紙についてしまった油性ペンはどうやって消せばいいのでしょうか。

しっかりと残る油性ペンなのでなかなか消えませんよね。

 

ここでは、紙に書かれた油性ペンの消し方や落とし方を紹介します。

 

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紙に付いた油性ペンの消し方は無い?

油性ペンのインクは、紙に一度書き込むと通常は取り除くことができませんが、それには特定の理由があります。

それは、油性ペンのインクが紙の繊維に深く染み込むため、完全に取り除くことが非常に困難だからです。

 

マジックペンなどには水性ペンと油性ペンの2種類がありますよね。

水性ペンは水を溶剤として利用しており、そのため水に溶けやすく水で簡単に洗い流すことができます。

対照的に、油性ペンは揮発性有機溶剤を基にしており、これは油を溶かす力があるため水では溶けにくいのです。

 

油性ペンの成分には、油溶性の染料と定着剤が含まれています。

油溶性の染料は油に溶ける性質があり、紙の繊維に深く浸透しやすいです。

一方で、定着剤はインクが紙にしっかりと固定されるようにする接着剤のような役割を持ちます。

これにより、インクは紙に強く固定され通常の方法では除去が困難になります。

 

ペンの製造元のウェブサイトでは、油性ペンのインクを各種素材からどのように取り除くかについて説明していますが、紙については「取り除くことができない」と明記されている場合が多いです。

 

最終的な対応として、コーティングされていない紙に書かれた油性ペンを消すには、修正ペンや修正テープを使って覆う方法が一番有力です。

特に修正が難しい場合や修正箇所が目立つ場合には、修正後に紙をコピーして書き直すことで、見た目を整えるのに役立ちます。

 

コーティングされた紙に書かれた油性ペンは消せる

ただし、全ての場合において油性ペンのインクが消せないわけではありません。

特に、表面がツルツルとしたコーティング処理された紙の場合は、インクが表面に留まりやすく、摩擦や特定の溶剤を使って比較的簡単に消すことが可能です。

しかし、紙は傷つきやすいものです。

特に薄い紙やデリケートな素材では、インクを消す過程で紙が痛むこともありますので注意が必要です。

油性ペンを紙から消す方法として、次のような方法があります。

  • 摩擦を使って物理的にインクを削り取る方法。
  • エタノールなどの有機溶剤を用いて揮発性有機溶剤を溶かし、インクを浮き上がらせる方法。
  • 油を使って油溶性の染料を溶かす方法。
  • 乳化剤を使って油を水に溶けやすくし、洗い流す方法。
  • インクを書いた後、できるだけ早くこれらの処理を行うこと。

これらの方法を適切に組み合わせて使うことで、油性ペンのインクを効果的に取り除くことができる場合があります。

 

紙に付いた油性ペンの消し方

油性ペンのインクを紙から取り除く際に役立つ具体的な方法です。

油性ペンは乾いてしまうと除去が困難になるため、誤って書いてしまった場合は速やかに対応することが重要です。

消しゴムを使う方法

プラスチック製の消しゴムを使用して、油性ペンで書いた部分を軽くこする方法です。

以下の手順で行います。

消しゴムで油性ペンが書かれた部分を優しくこすります。

直線的に何度もなぞるとインクが徐々に薄くなります。

この際、強く押しすぎると紙が破れる可能性があるため、力加減に注意しながら繰り返しこすります。

インクが完全に乾いていない状態で行うと、インクが広がることがあるので完全に乾いてから始めることが望ましいです。

 

エタノールを使う方法

消毒用または無水エタノールを使用してインクを溶解します。

無水エタノールはエタノール濃度が高く、より強力ですがどちらのタイプも使用可能です。

手順は以下の通りです。

布またはティッシュにエタノールを少量含ませます。

含ませた布やティッシュで、油性ペンのインクが書かれた部分を軽く叩くようにして拭き取ります。

この時、トントンと軽く叩くことでインクを紙から浮かせやすくなります。

 

布やティッシュがインクで汚れたら、新しい部分を使用して操作を繰り返します。

エタノールを使用する際は、換気を良くし火気との接触を避ける必要があります。

また、試しに目立たない場所でエタノールによる影響を確認すると安全です。

 

注意点としては、コーティングされた紙や特殊な素材の場合、エタノールが素材を損傷する可能性があります。

小さな範囲でテストしてからやるようにしましょう。

 

また、人によってはエタノールが原因で肌荒れを起こすことがあるため、使用時は手袋を着用することをお勧めします。

 

以上の方法を適切に組み合わせることで、油性ペンのインクを効果的に紙から除去することが可能です。

特に、消しゴムで予備的にインクを薄くしてからエタノールで拭き取る「合わせ技」は、より効果的にインクを除去できる場合があります。

 

日焼け止めやクレンジングオイル

日焼け止めやクレンジングオイルを使って、紙についた油性ペンのインクを取り除く方法について説明します。

これらの製品に含まれる油分や乳化剤は、油性ペンの油分や染料と同様の性質を持っており、インクと反応して落としやすくします。

必要なもの

  • 日焼け止めまたはクレンジングオイル
  • 布やティッシュ

手順

  1. 日焼け止めまたはクレンジングオイルを少量取り、消したい油性ペンのインクが付いている部分に塗ります。
  2. そのまま5分~10分間放置し、オイルがインクに馴染むのを待ちます。
  3. その後、布やティッシュを使ってインクを軽く押さえるようにして拭き取ります。

 

インクを擦り広げないように、ゴシゴシ擦らずに軽く押さえるようにしましょう。

使用する日焼け止めに乳化剤が含まれているか確認してください。

含まれていない場合は、別の方法を試すことをお勧めします。

 

油性ペンを使う

また、油性ペンを使う補修方法もあります。

これは、新たに油性ペンを使って既存のインクに再びなぞり、油分がインクを溶かしやすくするというものです。

必要なもの

  • 新しい油性ペン
  • 布やティッシュ

手順

  1. 既にある油性ペンのインクの上から、新しい油性ペンで軽くなぞります。
  2. 布やティッシュを使って、すぐに上から押さえるようにしてインクを拭き取ります。

素材によっては適さない場合もありますので、小さな範囲で試してから全体に適用することが重要です。

 

除光液を使う方法

除光液の中に含まれるプロピレングリコールとアルコールが、油性ペンのインクを効果的に落とすことができます。

使用するときの手順は以下の通りです。

必要なもの

  • プロピレングリコールを含む除光液
  • 布やティッシュ

 

  1. 布やティッシュに除光液を少量しみ込ませ、インクがついた箇所を軽くこすります。
  2. 汚れた部分が清潔になるまで、新しい部分の布やティッシュに除光液をしみ込ませて繰り返し拭き取ります。

注意点:紙の表面を傷める可能性があるため、目立たない箇所でテストしてから使用しましょう。

また、力を入れすぎず小刻みにこするようにしてください。

 

柑橘類の皮を使う方法

柑橘類の皮に含まれるリモネンという成分は、油性の汚れを溶かす効果があります。

この方法もシンプルです。

必要なもの

  • みかんやオレンジなどの柑橘類の皮
  • ウェットティッシュや湿らせた布

 

  1. 柑橘類の皮を軽くつまんで汁を少し出し、その汁を含ませた皮でインクがついた箇所を軽くこすります。
  2. インクが浮き上がったら、ウェットティッシュや湿らせた布で拭き取ります。

この方法は紙に黄色いシミが残る可能性があるため、目立たない場所で試してから全面的に使用することをお勧めします。

 

メラミンスポンジを使う方法

メラミンスポンジは、その微細な繊維が油性ペンのインクを紙から削り取るのに適しています。

激落ちくんなどのスポンジのことです。

必要なもの

  • メラミンスポンジ
  • 布やティッシュ

 

手順:

メラミンスポンジを水に濡らして絞り、油性ペンのインクがついた部分を軽くこすります。

その後、布やティッシュで表面の水分を拭き取ります。

 

メラミンスポンジは紙の表面を微細に削るので、紙が傷まないように軽くこすり、常に傷の状態をチェックしながら使用してください。

 

砂消しを使う方法

砂消しは、紙の表面の一部を削り取ることでインクを除去します。

これは特に深いインクの跡に有効です。

 

手順:

砂消しを使って、消したい油性ペンの文字をなぞるようにこすります。

 

砂消しを使うと紙を傷めやすいので、インクがついた部分だけに限定して使用し必要最小限にとどめてください。

 

まとめ

紙についてしまった油性ペンの落とし方、消し方についてまとめました。

普通の紙についてしまったものは落とすのは難しいです。

ここで挙げた方法はコーティングされた紙にのみ有効です。

テキストのコピーはできません。