パン屋さんのパンの日持ちはどれくらい?消費期限と保存方法

パン屋でたくさんのパンを買ったけど、一日では食べきれそうにないってことありますよね。

残った分は明日以降に食べるけど日持ちするか心配!ってなります。

 

ここではパン屋さんで買ったパンの消費期限賞味期限や保存方法など解説します。

基本的には2,3日とみておけばいいですが、当日中に食べ切った方がいいパンもあります。

 

パン屋さんのパンの賞味期限と消費期限ってどれくらい?

パン屋さんで買ったパンって市販のパンとは違って期限が記されていませんよね。

では、いつまでに食べ切るといいのでしょうか。

 

ポイントは次の2つです。

 

①パン屋のパンの消費期限は2,3日までと考えるといいです。

②中に具があるパンは当日中に食べ切る。

 

順に解説します。

 

①パン屋のパンの消費期限は2,3日までと考えるといい

パン屋さんのパンは市販のパンに比べて消費期限が短いです。

その理由は、市販のパンとは違って袋に詰められていないからです。

 

パン屋のパンは袋詰めされていないので外気にさらされます。

するとパンに含まれる成分の劣化につながり味が落ちていくのです。

 

メロンパン、フランスパンなどのパンは2,3日が消費期限と考えていいでしょう。

 

②中に具があるパンは当日中に食べ切る

一方、中に具が入っているパンは当日中に食べ切りましょう。

具体的にはカレーパン、クリームパン、あんぱん、惣菜パンなどのパンです。

 

これらのパンは具が傷みやすいのです。

早いうちに食べ切りましょう。

 

 

ここでは「消費期限」について解説しました。

その一方で「賞味期限」という期限も存在します。

 

これらは何が違うのでしょうか。

 

消費期限は傷みやすい食品に表示されます。

「安全に」食べられる目安を表しています。

つまり、消費期限を過ぎた食べ物は食べないというのが正しいのです。

 

賞味期限は傷みにくい食品に表示されます。

「おいしく」食べられる目安を表しています。

つまり、期限が切れても食べられるということです。

 

いずれにしても食べ物というのは期限にかかわらず早めに食べるに越したことはありません。

 

パンに関しては賞味期限を意識するより消費期限で考えるといいです。

 

パン屋さんのパンに適した保存方法

先ほど「パンは早めに食べ切りましょう」ということをお伝えしました。

では、数日かけて食べるとき、パン屋さんのパンはどのように保存するのがベストなのでしょうか。

 

パンの保存方法のポイントは2つです。

①基本的には冷凍保存

②冷凍保存が向かないパンは食べ切る

 

①基本的には冷凍保存

パンは冷凍保存するのが最適です。

 

その理由は、デンプンの劣化を遅く出来るからです。

また、水分の蒸発を防げるからです。

 

パンの風味はデンプンとグルテンが関係しています。

パンには小麦粉が使用されており、デンプンとグルテンが多く含まれています。

 

パンの風味が落ちていく仕組みは「デンプンの劣化」と「グルテンの硬化」にあります。

デンプンは水分が減ると劣化します。

グルテンは水分が蒸発すると硬化します。

 

そして、これらの現象は0℃を下回ると緩やかになると言われています。

 

つまり、冷凍すると水分が保たれるのでデンプンとグルテンの劣化を防げるということなのdす。

よって、パンの保存には冷凍保存が最適ということになります。

 

②冷凍保存が向かないパンは食べ切る

冷凍保存が最適といっても、中には冷凍保存に向かないパンもあります。

 

冷凍保存に向かないパンは具入りのパン、クリームパン、惣菜パンなどです。

冷凍保存に向かない理由は、中に含まれる具が冷凍されると食感や風味を損なわせてしまうからです。

 

パン屋さんのパンでも、食パンなどは冷凍保存が最適ですが、具入りのパンは保存に向かないので当日中に食べ切るようにしましょう。

 

惣菜パンの消費期限と保存方法についてはこちらの記事にもまとめてあります。

惣菜パンにも焼きそばパンやピザのようなパンなど様々です。

惣菜パンの種類ごとの消費期限や注意点など解説しています。
↓↓
惣菜パンの消費期限と保存方法!冷蔵庫に入れると日持ちする?

 

パンは冷蔵庫にいれたらどれくらい日持ちするものなの?

パンの保存には冷凍保存は最適ということを説明しました。

では、冷蔵庫に保存するのはどうなのでしょうか。

 

結論から言いますと、おすすめはしません。 

冷蔵保存は一週間ほどは日持ちしますがパンの美味しさは落ちていきます。

 

美味しさが削がれていく理由は、パンから水分が抜けて劣化が進むからです。

先ほども説明した、パンに含まれるデンプンとグルテンが関係しています。

 

冷蔵庫の温度はデンプンとグルテンの劣化が最も進む温度なのです。

ゆえに、日が経つにつれて風味は落ちていきます。

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回はパン屋さんのパンの消費期限と保存方法について解説しました。

今回のポイントをおさらいします。

 

  • パンの消費期限は2,3日と考えるといいです。ただし中に具があるパンは当日中に食べ切りましょう。
  • パンは基本的には冷凍保存しましょう。ただし冷凍保存に向かないパンもあるのでそのパンは当日中に食べ切る。
  • パンは冷蔵庫で一週間ほどは日持ちしますが美味しさは落ちていきます。

 

パンの消費期限は短いです。

パンの性質を知ることで、美味しさを落とさずに食べられるかと思います。