最近では、水引なしの祝儀袋もよく見かけますよね!
結婚祝いや出産祝い用に、可愛いデザインのものも多くあります。
ご祝儀袋を選ぶだけでもすごく悩みます。
でも、水引なしのご祝儀袋を買って、いざ名前を書こうとしたときに
「名前どこに書いたらいいの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、水引なしのご祝儀袋の名前の書き方や袋の止め方、水引の種類などを解説していきます。
ご祝儀袋の水引なしのタイプの名前の書き方
水引なしタイプのご祝儀袋に名前を書くとき、どうすればいいかはいくつか選択肢があります。
- 名前を書かない
- 名字だけ書く
- 中袋に名前を書く
- 裏面に書く
などがあります!
名前を書かない
まず、名前を書かない場合です。
ご祝儀袋の表面全体に素敵な柄や絵が描いてある袋がありますよね。
こういう袋の場合、名前を書くスペースがないことが多いです。
ですので、無理に表に名前を書かなくても大丈夫です。
せっかく可愛いご祝儀袋なのに、名前を書くことで雰囲気を崩してしまうのは残念ですもんね。
でも、1つ注意点があります。
名前を書かなくても大丈夫なのは、「仲の良い親友や友人」に送る場合に限ります。
仲の良い方へ送るときは、表に書くスペースがあってもなくても中袋に名前を書いておけば大丈夫です。
以前、私もお祝いをいただいた時のご祝儀袋は水引がなくて可愛いデザインのものでした。
親しい間柄だったので表書きはなくて、ほとんどの方が中袋に名前を書いてくれていました。
そして、そういう場合はみなさん会って直接お祝いを渡してくれてましたね。
ですので、名前を無理に表に書かなくても大丈夫ですが、直接渡せる場合だけにした方が良いと私は思います。
もし、表に名前を書かずに郵送などで送るときは、事前に一言伝えておくことをおすすめします。
届いたときに、差出人が誰かもわかりやすいですからね。
「袋のデザインが素敵だったから、名前書けなかったんだ!」など、可愛く伝えておきましょう♪
親族や知人には名字だけ書くor中袋に書くor裏面に書く
では、親族や知人に渡したい場合はどうでしょうか?
ご祝儀袋の表に名前を書くスペースがあったら、お祝いなどの文字の下に名前を書きましょう。
フルネームで書けそうになかったら名字だけでも大丈夫です。
中袋がついているときは、名前を表に書かずに中袋に書きましょう。
中袋はほとんどがシンプルなデザインですよね。
ですので、名前を書くスペースが十分にあります。
中袋に書けば、ご祝儀袋のデザインを邪魔しないで良いですよね。
もし、中袋がなくて表にも書くスペースがないときは裏面に名前を書きましょう。
表は書けそうになくても、裏面はシンプルで書く場所があるはずです。
また、複数人でお祝いを渡すときもありますよね。
そういう場合の名前の書き方も紹介しておきます!
会社の人や目上の人などに渡す場合などですね。
その場合は役職順か年齢順で書くようにしましょう。
書く順番で失礼になってしまうことがないように、書くときにしっかり確認しましょう。
友達同士で渡す場合はどんな順番でもかまわないです。
わかりやすく、五十音順でも良いですしあまり気にしなくて大丈夫ですよ♪
ご祝儀袋の水引なしのタイプの止め方
カジュアルな雰囲気である水引なしのご祝儀袋は、裏面がペラペラしてて中袋が滑り落ちる心配があるかもしれません。
でも、外袋の裏側に上下ともにしっかりと折り目がついていれば、中袋が落ちるのを気にする必要はありません。
お祝い袋の裏面は、挿し込まずに折り重ねてるだけでいいです。
水引なしの祝儀袋を使って良い場面とダメな場面
水引なしのご祝儀袋を使って良いときとダメな時って、どんな違いがあるのでしょうか?
ポイントが2つあります。
- 誰に送るのか
- 送る金額はいくらか
です!
ご祝儀袋の中で、1番丁寧なのは本物の水引がつけられているものですよね。
となると、目上の人にお祝いをする場合は、水引ありのタイプが間違いないですね。
つまり、目上の人などへのお祝いには水引なしのご祝儀袋は使ってはダメです。
逆に、親しい友人に贈るものであれば水引なしのご祝儀袋を使ってもOKです。
そして、送る金額にも水引のありなしが関わってきます。
見た目と中の金額のずれがなるべくないようにする、ということです。
例をあげてみますね、
- 印刷の水引がついていて、中の金額が5万円
- 本物の水引がついていて、中の金額が1万円程度
これだと何だか変な感じがしますよね?
つまり、ご祝儀袋と中身のバランスが大切ってことです。
大金を包むのに水引なしのご祝儀袋ではダメですよ。
ご祝儀袋を買ったときに、パッケージの裏面を見てみてください。
この袋にはどれくらいの金額が適しているか、目安が書かれているものもありますよ。
この金額も参考にしてくださいね。
金額が3万円くらいまでで、友人や同僚にお祝いをしたい場合は水引なしのご祝儀袋でも大丈夫です。
水引なしだと、色々なデザインもありますし選択肢も増えますよね。
可愛いものだと、喜んでもらえそうですよね。
町内のお祭りでお花代やご祝儀を渡すときも水引なしで大丈夫です。
町内のお祭りにいくらくらい寄付したらいいのか、のし袋の表書きをどう書いたらいいのかまとめた記事があります。
こちらも読んでみてください。
↓↓
町内会のお祭りのお花代のお金はいくら?封筒の表書きの書き方は?
水引の種類と意味・マナーも解説!
めでたいことのお祝いで使う封筒は、美しい紅白の蝶結びが一般的です。
水引には様々な結び方がありますが、それぞれ特別な意味が込められているんです。
結び方による意味を知っておくと、覚えやすくなりますし何度も調べる必要がなくなります。
まず、水引はお祝いごとと弔事で使われる色が異なります。
お祝いごとでは、明るい紅白や赤金、金銀の水引が好まれます。
一方、弔事では、白黒や黄白、青白の組み合わせが用いられます。
ここではお祝いごとで使う水引に焦点を当てて説明します。
蝶結びについて
蝶結びは再び結ぶことができるので、「何度でも良いことがあってほしい」という願いが込められています。
これは出産祝いや合格祝いにぴったりです。
しかし、結婚は一生に一度のイベントですから、結婚式の祝いには蝶結びを避けるべきです。
誤解を招く可能性があるため注意が必要です。
結び切り(真結び)
結び切りは「一度きりの絆」という意味があり、結婚祝いに最適です。
一度結ぶと解けにくいのが特徴です。
ただし、弔事でも使われることがあるため、使用する際は水引の色に気をつけましょう。
鮑(あわび)結び
鮑結びは、両端を引っ張るとより強く結ばれるため、「一度きり」という意味があります。
このため、出産祝いには向いていません。
特に西日本では、結婚式や快気祝いでこの結び方が選ばれることが多いです。
水引の本数
出産祝いに最適なのは、5本の紅白の蝶結びです。
水引の本数は、包む金額に応じて選びます。
3本、5本、7本があり、お祝いの場では特に5本が安全です。
3本は小さな贈り物に、7本は高額な贈り物に適しています。
金額に見合わない豪華な水引を使うと、不適切な印象を与えることがありますので、注意が必要です。
水引なしのご祝儀袋の包み方は?
水引のないのし袋は、手軽でカジュアルな使い方に適しています。
仲の良い友人への出産祝いや、少額の贈り物の場合などでは水引のないのし袋でも問題ありません。
水引なしのご祝儀袋はカジュアルなイメージなので贈り物を受けた相手に「お祝いのお返しをしなければ」というプレッシャーを与えずにすみます。
中袋の書き方
中袋には、表面の中央に金額を縦書きで記入します。
金額は、壱、弐、参などの漢数字を使用します。
中袋の裏側の左下には、贈り主の住所と名前を書きます。
住所に関しては、漢数字である必要はありません。
中袋の数字の書き方についてはこちらの記事にまとめてあります。
参考にしてください。
↓↓
ご祝儀袋の中袋に書く郵便番号の書き方・縦書きでのゼロを漢字で
お金の入れ方
中袋にはお札を表向きにして収めます。
お札の顔が上になるように配置します。
のし袋の裏面は、上部の折り返しを先に折り、下側の折り返しをかぶせるようにして折りたたみます。
まとめ
最近では、水引なしのご祝儀袋も増えてきました。
名前を書く場所がないときは無理に書かなくても大丈夫です。
また、中袋がある場合は中袋に書きましょう。
デザインもたくさんあって、可愛いものも多いです。
友人や同僚に送る場合に使ってみてはいかがでしょうか。
また、目上の人に送る場合は水引ありで、表に名前が書けるものを選びましょう。
それが一番無難です。
お祝いは気持ちが大切ですよね。
最低限のマナーを守って相手に失礼のないように心がけましょう。