梅干しにカビが生えるって不吉なこと?身内に不幸が起こる前兆なのか

梅干しにカビが生えると不吉って初めて聞きました。

うちでも私の幼少の頃はおばあちゃんが梅干しを漬けてたこともありましたが、そんな言い伝えは聞いたことなかったです。

ですが、そういう言い伝えがあるのは確かなようです。
実際に梅干しを漬けてる際にカビが生えたその年におじいちゃんに不幸があったとかで気にしてる人もいらっしゃいます。

こういうのは気にし始めるとずっと気になってしまうものですね。

 

昔の梅干しは塩分濃度が30%~40%ほどありました。

現代では高くて15%ほどですから相当高いですよね。

「梅は三毒を経つ」といわれます。

そんな抗菌、殺菌、解毒効果が高い梅干しにカビが生えてしまうのはよっぽどのことだったんですね。

だから不吉と考えられたのかもしれません。

また、同じタイミングで実際に身内に不幸が起こったりもしてたのもあると思います。

 

本当のところはどうなのかまとめました。

梅干しにカビが生えると身内に不幸が起こる?

梅干しに関する迷信、言い伝えの主なものには

「梅干を漬けてカビさせると不吉なことが起こる」
「梅干しに異変が起きると身内に不幸が起こる」

というものがあります。

こんなことを言われたらビビッてしまいますよね。

特に嫁の立場で姑さんからそんなことを言われた日にゃ…。

でもそんな気にすることはありません。

 

というのも、梅干しは塩分が強い上に酸にも守られてます。

そんな梅干しにカビが生えるのは例年と異なる気候な時だからなのだと思いますから。

そういったいつもと違う天候のときには人間の健康状態にも影響し、体力が落ちたり抵抗力が下がったりして体調を崩しやすいものです

なので身内のお年寄りの体に異変が起こりやすい、というのがあると思います。

 

だから、悪いことの前兆と捉えてビクビクするのではなく、「体調を崩しやすいから気を引き締めなさい」という自然界からのサインだと捉えて、体調管理により気を付けようと考えるのが良いと思います。

 

梅干しのカビと言っても白カビだったり黒カビだったり様々です。

白カビだと思ってもただの塩だったりもします。

実際に梅干しにカビが生えたと思ったときのカビと塩との見分け方とか、カビが付かない予防法とかを記事にまとめました。

こちらの記事も読んでみてください。
↓↓
梅干しに白カビ?食べるかどうかの見分け方

 

梅干しにカビが生えるのは縁起悪いのか?

先ほども述べましたように、気候の変化のサインだと受け止めて体調管理に気を付ける程度で良いと思います。

でも、実際に梅干しを漬けてるときにカビが生えたら縁起が悪いと考えられてきたのも無理はないですよね。

縁起悪いと言われてきた原因には他にも説があります。

梅干は作ってる過程で傷みやすくて、一つが傷むと全部がダメになってしまうのでカビを生やさぬように一つ一つの作業を丁寧にしましょう、という意味が込められているというものです。

なるほど、適当に作らずちゃんとやろうね、という戒めの意味で言い伝えられてきたのですね。

これもあり得ますね。

食料を廃棄しなくちゃならないような状態にするなという戒めですね。

こう考えると縁起が悪いというより自分が悪いってなりますね。
そう捉えると不吉や不幸が訪れる恐怖からも解放されますし、いい考え方だと思います。

 

 

まあ、いろんな人から「うちのおかあちゃんも近所のおばちゃんもカビさせてしまったことあるよ」と耳にしたりもします。

けど、みんな元気で長生きしてますので、そこまで縁起悪いと隠避するほどのことでもないんではないかなと気分も楽になります。

 

まとめ

梅干しを漬けてるときにカビが生えたら不吉なのか、不幸が起こるのか、なぜそう考えられてきたのかを考察してきました。

すごく簡単に言うと、「気候の変化があるから体に気をつけてね」「ずさんに作業しないで丁寧にね」という極々当たり前のことを言われてるだけでした。

パッと聞いただけでは迷信の類ではあるけれども馬鹿にせず、自然界からのサインだと受け取ってより一層体調に気を付けるなどしましょうね。

 

ちなみに、現代では市販されている梅干しは塩分濃度は10%程度なので、昔の梅干しよりカビは生えやすいです。
なのでカビが生えてしまっても縁起悪いとかは気にしないようにしましょう。