ゴムのベタベタは除光液やアルコールで解決する?
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ゴムのベタベタは除光液やアルコールで解決する?

ゴムは経年でベタベタしていきます。

ゴム皮膜やゴム塗装などのラバーコーティングも身の回りの製品に色々使われてますが、時間が経てばベタベタします。

パソコンのマウスなどもベタベタするときありますよね。

 

ここでは、ゴムがベタベタするときのアルコールや除光液などでの取り方や劣化する理由を紹介していきます。

 

ゴムがベタベタするときの解決策

解決法としてはいくつかあります。

順番にその方法を紹介します。

アルコールでの清掃

アルコールは無水エタノールがおすすめです。

無水エタノールを布やペーパータオルに含ませ、それを使って拭き取ります。

アルコール濃度が高いほど汚れがより良く取れることが多いです。

無水エタノールはアルコール濃度が高いですが、濃度が高すぎると肌に悪影響を及ぼす場合があります。

ですので、長時間の使用にはビニール手袋を着用することをお勧めします。

 

布を使用した方が、より効果的に汚れを除去できる一方で、布自体が劣化する可能性がある点には注意が必要です。

 

エタノールを購入しようとする際には、無水エタノールと消毒用エタノールの2つのタイプがあることに気づくかもしれません。

これらの違いは、主にアルコール濃度にあります。

両者ともに使用されている成分はエタノール(エチルアルコール)で、成分自体に違いはありません。

無水エタノールはその名の通り水分が含まれていない純粋な形態で、消毒用エタノールは精製水で薄められています。

 

無水エタノールを水で薄めると消毒用エタノールになります。

市販の消毒用エタノールは70%~80%の濃度です。

価格面で見ると自分で水で薄める方がコストパフォーマンスが良いかもしれません。

 

注意点としては、アルコールと水を混合する際にはわずかな熱が発生します。

スプレーボトルで混ぜた直後に蓋をすると内圧により内容物が吹き出る恐れがあるため、少しの間蓋を開けた状態にしておくことが推奨されます。

 

アルコール配合のウェットティッシュを利用する方法

低価格帯の商品ではアルコール濃度が約20%から30%、一方、有名ブランドのものでは30%から50%の範囲で濃度が設定されていることが多いです。

アルコール濃度が高いものになると80%のものもあります。

 

ウェットティッシュは多用途に渡り使用可能ですのでおすすめです。

 

除光液で拭く

除光液にはアセトンが含まれています。

アセトンは、主に靴磨きやマニキュア除去剤として用いられる化学溶剤です。

無水エタノールと同じく、ゴム製品の粘着性の汚れを除去するのに有効ですが、その独特の強い臭いが欠点です。

特にラバーコーティングされた部分の近くにある木材やスポンジなどの素材がある場合、臭いが移りやすいです。

 

また、部品の接合部にアセトンが侵入すると臭いが長く残る可能性があります。

使用できる範囲がエタノールに比べて限られる点がデメリットです。

 

重曹を使う

ラバー部分を水で湿らせた後、その上に重曹を振りかけて歯ブラシや布で擦ることで汚れを除去できます。

重曹を直接ラバー部分に塗布するのも有効です。

頑固な汚れは浸け置きすることで取り除けますが、電化製品には水の使用が推奨されないためこの方法は適していません。

 

歯磨き粉による清掃

歯磨き粉を使用し、歯ブラシで磨く方法もあります。

しかし、この方法は他の手段に比べて汚れの除去が難しく対象物に傷がつきやすいです。

また、水で洗い流す必要があるなどのデメリットがあります。

そのため、電化製品や精密機器には適さず推奨される方法ではありません。

 

その他、消しゴムを使う方法もありますが、消しゴムでこすると対象物に細かな傷がついてしまい外観を損ねる可能性があります。

 

多くの場合、ラバー塗装された表面の下は滑らかなプラスチック製であり、これを消しゴムで擦ることでプラスチック表面に傷がつき、見栄えが悪くなる恐れがあります。

また、汚れを完全に除去できない場合があり、最終的にはアルコールで拭き清めることを望むことになるかもしれません。

他の方法と比較して、この手法はより多くの手間を要することが予想されます。

 

フローリングの床がテープの跡などでベタベタするときの対処法についてはこちらの記事にまとめてあります。

参考にしてください。
↓↓
フローリングの粘着汚れはハンドクリームが解決!シールやガムテープのベタベタ

 

ゴムがベタベタする原因

ゴムがベタベタする原因としては加水分解と可塑剤の溶出があります。

 

加水分解は、水と化学物質が反応し新たな生成物を生み出す化学反応の一種です。

水分が存在する環境下で特定の物質が分解される過程を指します。

 

一方、可塑剤はゴムなどの素材を柔軟にするために用いられる化学物質で、ゴム製品の製造過程で加えられます。

 

合皮バッグも経年で加水分解し劣化していきます。

合皮バッグのお手入れや色移りしたときの対処法などこちらの記事に詳しくまとめてあります。

こちらもチェックしてみてください。
↓↓
合皮バッグが色移りしたときの落とし方!身近な除光液などでも落ちる?

 

ゴムの放置で劣化が進みやすい原因

加水分解を起こすためには水が必要です。

例えば、オフィスや自宅のデスク上など、製品を普段置いている場所にはしばしばホコリが積もります。

ホコリは乾いているように見えますが、実際には周囲の湿気を吸収しやすいためホコリに水分が含まれることが多いのです。

 

この状態が続くと、ゴム製品が水蒸気と長時間接触することになりゴムが劣化しやすくなります。

その結果、製品は短期間でベタベタとした感触を持つようになります。

 

例えば、掃除を怠ったホコリの多い部屋がカビ臭くなることや、脱衣所のタオル掛けやトイレの蛇口の金属部分が錆びる現象も、ホコリと湿気が組み合わさった劣化の一例です。

これらの問題は、定期的な清掃によって防ぐことが可能です。

 

まとめ

ゴムがベタベタするときの対処法を紹介しました。

身近なものではアルコールや除光液が使えますね。

ウエットティッシュなどは便利でいいと思います。

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