厄年が近づいてくると気になるのが厄払いのことです。
毎年多くの人が神社やお寺などで、厄払いの祈祷を受けています。
ですが、中には
厄払いはお参りだけでも効果あるの?
そもそも厄払いってなに?
祈祷してもらう金額はいくらなの?
などと、疑問に思う人が多いことでしょう。
今回は厄払いがお参りだけでも効果あるのか、祈祷してもらう際の金額など、厄払いについて解説します。
厄払いはお参りだけでもいい?参拝の際の注意点
お参りとは、初詣のようにお賽銭箱の前で参拝することです。
忙しくて祈祷を受けなかったとしても、お参りだけでも厄払いの効果はありますよ。
お参りだけでは不安という人は、お参りの後にお守りをいただいてもいいですね。
ただし、お守りは1年間身に着けたら神社に納め、お焚き上げをしてもらいましょう。
厄払いのお札やお守りの返納についてはこちらの記事にまとめてありますので参考にしてください。
↓↓
厄払いのお札の返納は違う神社でもいい?金額は?厄除けはいつ返す?
近くの神社のどんど焼きで焼いてもらう方法もあります。
どんど焼きについてはこちらの記事で解説していますので参考にしてください。
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どんど焼きの別名と焼くもの・お守りを違う神社で焼くのはいい?
お参りの際の注意点、ポイントをご紹介していきます。
服装
お参りするときの服装は特に決まりはありません。
ですが、お参りのときは深くお辞儀をしますので女性はスカートの丈が短すぎないように注意しましょう。
参拝手順
- 鳥居をくぐるときは軽く一礼をする。
鳥居は神様のいる聖域と俗界の境目となる神聖な場所です。 - 参道の端を歩く。
参道の中央は神様の通り道になるので、中央は避けて通りましょう。 - 手水舎(ちょうずや)で身を清める。
鳥居の近くに手水舎というお水で身を清める場所があります。
お参りする前に必ず行いましょう。
「左手→右手」の順で柄杓(ひしゃく)で水をかけていきます。
最後に柄杓を右手に持ち替えて、左の手のひらに水を溜めて口をすすぎます。
水は飲まないで手で覆って出します。口をすすぐのに抵抗がある人はフリだけでも大丈夫ですよ。
私は手のひらに水を溜めて口元に持っていくだけにしています。 - 姿勢を正し、賽銭箱に賽銭をいれて鈴を鳴らす。
- 「二礼二拍手一礼」をする。
拝殿に向かって深いお辞儀を2回します。(二礼)
胸の高さで2回拍手をします。(二拍手)
神様に感謝と願い事を唱えます。
最後に深いお辞儀を1回します。(一礼)
願い事は1つだけ
お参りするときいくつ願い事をしていますか?
願い事はお参り1回につき1つです!
神様に感謝をささげた後に祈願をします。
自分の氏名と一緒にお願い事を具体的に伝えるといいですよ。
厄払いとは
厄とは災いや災難、不幸という意味です。
厄払いは神仏に祈って神様のご加護によって身を守るために、降りかかる災いや災難を払い落とす儀式のことをいいます。
厄といっても、突然大きな災いに見舞われるというわけではありません。
日常には大なり小なり良くないことが起こり、毎日少しずつ溜まっていく厄を人生の節目に祓ったりします。
初詣や節句、七五三などもそのひとつです。
厄年といわれるのは、人生の中で災難が降りかかりやすい要注意の年齢です。
厄年は生まれた年を1歳とする「数え年」で数え、男性が25歳・42歳・61歳、女性が19歳・33歳・37歳・61歳になります。
この年齢の前後を前厄・後厄といいます。
なかでも、男性の42歳は「死」に通じる大厄、女性の33歳は「散々」に通じる大厄といわれており、特に意識して厄払いをする人が多いです。
厄年以外で厄払いをする人もいます。
例えば、悪いことが続く、事故を起こした、病気やケガをしたなど、これ以上悪いことが起こらないように、続かないようにと厄払いをすることがあります。
厄を祓ってもらったことで運気が上がり、良いことが起きたという人も当然います。
良くないことが続くと心が不安定になってしまいます。
厄払いをしてもらうことで気持ちを落ち着かせたり、整理することができ心の安定にもつながることでしょう。
厄払いをする時期と御祈祷の金額
厄払いを受けるまたは、お参りをする時期は、元旦から節分(2月3日頃)までに行うのが一般的です。
特に節分の日に厄払いをする人が多いです。
これは旧暦の大晦日にあたる2月3日に1年の厄を払って新年を迎えましょうという昔からある風習によるものです。
ですが、多くの神社やお寺が1年中いつでも厄払いの受付をしていますし、お参りはいつ行ってもいいですよ。
中には厄払いを大晦日や正月、誕生日などその年の節目にする人が多いですね。
お参りは思い立ったその時に行ってもいいでしょう。
ただし、厄払いは予約制のところが多いのでまずは神社やお寺に問い合わせてみましょう。
お参りをする場合の金額
賽銭の金額は自分の気持ちで決めていいです。
縁起の良い金額ということで一般的に多いのが
- 5円 (ご縁がありますように)
- 5円が2枚の10円 (重ね重ねご縁がありますように)
- 50円玉または、5円玉が10枚の50円 (五重のご縁がありますように)
とご縁につながる金額を納めています。
注意していただきたいのが、10円玉は「遠縁」、500円玉は「これ以上効果(硬貨)がない」という意味があります。
賽銭には使用しないほうがいいでしょう。
5円玉が良いというのは皆さん知ってると思いますが、10円玉、500円玉の意味合いは知りませんでした。
500円玉はこれより上の硬貨がないからということですが、もし、千円玉が出来たら500円玉は使っても大丈夫になりそうですね。
お賽銭で500円玉や10円玉を入れてしまったときの対処法についてはこちらの記事にまとめてあります。
参考にしてください。
↓↓
お賽銭500円入れてしまった!縁起悪い?どうすべきか解説
お賽銭に10円入れてしまった?悪いことが起こる?目から鱗の対処法
賽銭箱が遠くにあると、つい投げて入れがちになる人が多いのではないでしょうか?
賽銭はお供え物を納めるという気持ちで乱暴に入れず、そっと賽銭箱に入れるようにしましょう。
厄払いのご祈祷を受ける場合の金額
相場は3,000円~1万円ほどです。
「4」、「6」、「9」の数字は「死」や「苦」を連想させて縁起が悪いとされています。
きりのいい数字になるように心がけましょう。
いくら包めばいいか分からない場合は、厄払いを受ける神社やお寺に問い合わせてみましょう。
金額が指定されているところもあれば、「お気持ちでいいですよ」と答えるところもあります。
そのときは、相場の平均的な5,000円を包んでいくといいでしょう。
厄払いのご祈祷を受ける場合のお金を渡すときにも作法があります。
白い封筒に入れたり、書き方があったりします。
厄払いの封筒の書き方などについてはこちらの記事にまとめてあります。
参考にしてください。
↓↓
厄払いの祈祷料を入れる白い封筒の書き方と裏書と糊付け
まとめ
厄払いはお参りだけでも効果があります。
お参りだけでは不安という人はお守りをいただくというのも手ですね。
失礼がないように参拝手順やマナーを守ってお参りをしましょう。
厄払いとは自身に降りかかる災いや災難を払い落とす儀式です。
厄を祓うことによって、心身の健康を祈ります。
厄払いを受ける、お参りをする時期は元旦から節分(2月3日頃)までに行うのが一般的ですが、決まりはありませんので都合が良い日に行って大丈夫ですよ。