寒い季節になってくるとシチューを食べたくなりますよね。
作り置き出来てしまう料理であるシチュー。
ですが、シチューは作り置きの際に気を付けないと大変なことになるのをご存知ですか?
でも、正しい保存方法さえ行っていれば大丈夫です。
今回の記事では、冷蔵庫に入れたシチューは何日くらい日持ちするのか、3日後や5日後に食べても大丈夫なのか、鍋ごと冷蔵庫に入れて大丈夫なのか保存方法など解説していきます。
早速ですが結論です。
シチューは冷蔵保存なら夏は1~2日、冬は2~3日の期間は保存でき、冷凍保存であれば1ヶ月程度保存出来ますよ。
シチューは鍋ごと冷蔵庫保存するのはあまりおすすめしません。
シチューの日持ち!冷蔵庫に入れたら何日くらい大丈夫?5日後は?
ここではシチューが冷蔵庫で何日くらい日持ちするのかについて解説します。
シチューの冷蔵保存の日持ち
冷蔵保存なら夏は1~2日、冬は2~3日ほど保存できます。
冬場で3日後がギリギリです。
季節によって保存期間は異なりますが夏でも冬でもあまり長い間日持ちしません。
その理由は牛乳などの乳製品を使用しているためです。
乳製品は傷みやすいのです。
加えて、一つ注意していただきたいことがあります。
ほうれん草のように加熱に弱い具材を使った場合は日持ちしないということです。
加熱に弱い具材をシチューに入れた場合は当日中に食べきりましょう。
ですので、冷蔵保存といえど、5日前のシチューを食べるのは危険です。
食べるのはやめておきましょう。
おでんも同様に冷蔵庫保存には注意です。
おでんを冷蔵庫に何日も保存しておいたものは大丈夫なのかについてはこちらの記事にまとめてあります。
こちらもチェックしてみてください。
↓↓
おでんを冷蔵庫に1週間保存したものは大丈夫?熱いまま鍋ごと入れる?具ごとの消費期限
常温保存での日持ち
冷蔵保存の一方で、常温保存はどうなのか見ていきましょう。
常温保存するのであれば当日中に食べきりましょう。
その理由は食中毒の危険性があるからです。
食中毒の原因となる菌に「ウェルシュ菌」というものがあります。
ウェルシュ菌は常温の繁殖が最も盛んなのです。
ウェルシュ菌は人や動物の腸内であったり、土や水などの自然界にも広く存在している菌です。
熱に強く、100°Cで 数時間加熱しても死滅しません。
粘り気がある、糸をひいている、酸っぱい臭いなどの異常がシチューに見られたら腐ってしまっている可能性があります。
食べるのは控えましょう。
冷凍保存での日持ち
冷凍保存であれば1ヶ月程度の保存ができます。
冷蔵庫に保存したとしても2~3日では食べきれないと判断したら冷凍保存へ切り替えましょう。
シチューの保存に鍋のまま冷蔵庫に入れるのは?正しい保存方法
シチューの保存方法について解説します。
「シチューは鍋ごとでも冷蔵保存しても問題はないか?」
この疑問に先に答えます。
結論を言うと、問題はないがおすすめはできません。
シチューは鍋で作るので鍋のまま冷蔵庫にぶち込みたいですよね?
ですがちょっと待ってください。
熱い鍋のまま冷蔵庫に入れてしまうとどうなるか。
鍋の周りだけ温度が高くなり他の食材を傷める可能性が出てきます。
それだけでなくシチューも傷めてしまいます。
シチューの鍋から出る熱で水蒸気が発生し、その水分でシチューが傷みます。
ではどうしたらいいのか。
正しい保存方法を説明します。
シチューの正しい冷蔵保存の方法
まず、保存するときは粗熱をとってからにしましょう。
しっかりと冷ますことでシチューが傷むのを防げます。
全体をぬるま湯程度(40℃以下)の温度に下げてから冷蔵庫に入れることです。
そしてシチューは鍋ではなく密閉できる容器に移しましょう。
鍋だとしっかり密閉できず空気に触れる面積も大きいです。
そこから雑菌が繁殖し、最悪の場合腐ってしまいます。
シチューを1食分ずつに分け、保存容器に入れて密閉します。
タッパーやジップロックなどの容器がおすすめです。
これらの保存方法をしてたとしても、シチューの様子がおかしいと思ったときは迷わずに処分して食中毒を防ぎましょう。
冷凍保存の方法
先ほど冷凍保存についてふれたので冷凍保存の方法も紹介します。
冷蔵保存と同じようになるべく早くシチューを冷ましましょう。
1食分ずつ蓋付きの保存容器やチャック付きの袋に移して冷凍庫に入れます。
解凍がスムーズにできるよう、できるだけ小分けにして冷凍するとよいでしょう。
しっかり冷凍すれば1ヵ月くらいは保存できますよ。
シチューは腐るとどうなる?
シチューは大量に作っておくと便利ですが、冷凍以外での保存は難しいですし、冷凍しても腐敗を完全に防げるわけではありません。
食べる前には腐敗していないかチェックしましょう。
カビが生えてないか
シチューが腐ったかどうかの一つの目安は見た目です。
主なチェックポイントはカビが生えているかどうか。
カビが少しでも見えたら食べないほうが良いサインです。
取り出したら、隅から隅までしっかりと見て確かめてください。
粘り気がある
カビが見えなくても、スプーンを入れてみて粘り気がある場合は腐敗の証拠です。
残念ながら食べられなくなってしまいますが廃棄しましょう。
匂いと変色
酸っぱいにおいがする、色が変わっているなどの場合も同様です。
シチューだけでなく、調理した食品は一般的に常温での保存を避けた方が良いです。
特に夏場や直射日光の当たる場所では菌が増えやすく、腐敗や食中毒のリスクが高まります。
一度常温で放置した後、冷蔵庫に入れても安全とは限らないので注意が必要です。
シチューを冷蔵庫から出しての温め方と解凍方法
シチューの正しい保存方法まで解説しました。
最後に、シチューの温め方を説明します。
シチューの温め方には、電子レンジで温める方法と鍋で温める方法の2つがあります。
電子レンジで温める
電子レンジで温めるときは食べる分だけをお皿に移してから温めます。
レンジで温める手順
- シチューをレンジで少し熱めに温めます。
- 取り出したシチューに牛乳もしくは豆乳を上からかけ、ゆるく混ぜます。
2で一生懸命に混ぜなくとも、牛乳(豆乳)が温まっていくと自然になじみますよ。
鍋で温める
続いて鍋で温める場合です。
100°Cで15分間程度を目安として中心部まで十分に熱を通します。
十分に熱を通すことにより細菌が増殖していたとしても殺菌効果があります。
シチューをかき混ぜながらぐつぐつ沸騰した状態で煮込めば安心です。
熱いうちに早めに食べることが大切です。
冷凍保存したシチューの解凍方法
補足として、冷凍保存したシチューの解凍方法も解説しますね。
冷凍保存されたシチューを常温解凍するのは避けた方がいいです。
余計な水分が出てしまい、シチューを腐らせる原因になるからです。
もし腐らなかったとしても、シチューの味が薄くなり美味しくありません。
冷凍シチューは食べる分を取り出してレンジで温めましょう。
食べる前日に冷凍シチューを冷蔵庫に移して解凍します。
その後、食べる分だけをお皿に移して電子レンジで温めるといいです。
また、冷凍シチューは鍋で温めても美味しく食べられます。
食べる日の前日にシチューを冷蔵庫に移し替えて解凍しましょう。
鍋で再加熱しても美味しく食べられます。
自分で揚げたコロッケを冷蔵庫に入れておいた場合の日持ちについてはこちらの記事にまとめてあります。
↓↓
揚げたコロッケの日持ちは冷蔵庫でどう?惣菜の消費期限切れ2日は大丈夫?
まとめ
いかがでしたか。
シチューの正しい保存について解説してきました。
冷蔵保存なら夏は1~2日、冬は2~3日の期間は保存でき、冷凍保存であれば1ヶ月程度保存出来ます。
冷凍では意外と長持ちしますよね。
冷蔵庫保存するときは鍋ごと入れるのはやめておきましょう。