夏が旬のオクラ。
水溶性食物繊維やカリウム、βカロテンなどの各種栄養素を豊富に含み、体の調子を整えてくれるため、夏バテ防止食材として広く知れ渡っていますよね。
そんなオクラ、冷蔵庫に入れてたら消費期限どれくらいなのでしょうか。
この記事では、オクラの日持ちの目安や保存方法を紹介していきます。
実はオクラは通常は冷蔵庫の野菜室で4日~5日程度日持ちしますが、正しく冷凍保存を行うと1か月ほど日持ちするのです。
オクラを冷蔵したら生と茹でそれぞれの日持ちは?
オクラは暑さには強いのですが、その反面、低温に非常に弱い野菜です。
そのため、必ず野菜室に入れて保存するように注意しましょう。
生のオクラを冷蔵保存で保存する場合、4,5日程度が日持ちの目安でになります。
といっても、買ってきたオクラの状態にもよるので、美味しく食べるにはなるべく早めに調理するにこしたことはありません。
オクラを調理した場合(茹でた場合)、日持ちの目安は1日~2日程度となります。
調理を行うことで日持ちしにくくなるので、早めに食べるようにしましょう。
スーパーのお惣菜の消費期限についてはこちらの記事にまとめてあります。
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スーパーのお惣菜の消費期限の1日後は?次の日も食べていい?
オクラの正しい保存方法!常温・冷蔵・冷凍
オクラの正しい保存方法を知ることで、日持ちの日数を伸ばすことができます。
日持ちしてくれるなら「今日、オクラをなんとしても使った料理にしなきゃ…」と献立に悩むことも少なくなると思いますよ。
▼常温での保存方法
オクラを保存するのに適した温度は10℃前後とされています。
そのため、極端に暑い夏場以外は、常温保存も可能です。
オクラを新聞紙に包んで、ヘタの部分を下にして、風通しの良い、直射日光が当たらない暗いところで保存しましょう。
▼冷蔵での保存方法
オクラは低温とともに乾燥も苦手です。
そのため、冷蔵庫で保存する場合には、キッチンペーパーに1つずつ包み、更にポリ袋やジップロックなどの保存用袋に入れて口を閉じて保存しましょう。
また、保存場所は冷蔵ルームではなく、野菜室で保存するようにしましょう。
オクラはとにかく低温、乾燥が苦手です。
乾燥の対策にはこのようにペーパーなどで保護し、温度が低くなりすぎない野菜室で保存が適切です。
▼冷凍での保存方法
「今すぐには食べない」といった状況で「長く保存したい場合」には冷凍保存がおすすめです。
生のままでも、下茹でしてからでもどちらでも冷凍できます。
オクラは比較的、冷凍をしても食感が変わりにくい野菜ですが、生のまま冷凍すると、ぐにょぐにょとした食感になりやすいです。
美味しく食べたい場合には、少し手間でも茹でてから冷凍することをオススメします。
また、生のまま冷凍したものでも、茹でてから冷凍したものでも1か月を目安に使い切りましょう。
では実際の冷凍方法について詳しく解説します。
生のままで冷凍する場合には、下処理を済ませてから冷凍保存をする方が良いでしょう。
解凍後のオクラなどの野菜って、すぐに使いたいことが多いからです。
その際、オクラの下処理では一般的な、板ずり(塩をオクラにまぶしてまな板の上で転がす作業)を行うのはかなり手間だと思います。
そのため、出来れば先にした処理は済ませてから冷凍することをオススメします。
まず、ヘタの先端を切り落とします。
そして塩をオクラに振って板ずりし、うぶ毛を取り除きます。
塩を水で洗い流して水気を取ったら、3~4本ずつまとめてラップに包んで、その後ジップロックに入れて冷凍保存します。
続いて、下茹でしてから冷凍する方法について解説します。
こちらの方法だと、冷凍後に使いたいときにすぐに使えるためオススメです。
まずは、生で保存した時と同様に下処理を行います。
ヘタを切り落とし、塩をまぶしてオクラの産毛を取ります。
その後軽く水洗いしたオクラを沸騰したお湯で1分程度、下茹でします。
下茹でが終わったら、水気を取って、調理しやすい大きさにカットします。
その後、ジップロックなどに直接入れて、冷凍保存します。
実際に調理をするときには、凍ったまま和え物などの調理をして問題ありません。
食べやすい大きさにカットしているため、解凍も早いです。
調理して置いておくと、食べる頃には解凍が済んでいるためこの方法はとても便利です。
オクラは腐るとどうなる?見分け方
オクラが腐ると、見た目や匂いなどに変化が現れます。
腐ってしまった時の状態を下記に紹介しますので、少しでも違和感がある場合には食べずに廃棄することをオススメします。
- 茶色く変色している
- ぐにゃぐにゃと柔らかい感触がある
- 切る前なのに表面がヌルヌルしている
- アルコールのような発酵臭・または腐敗臭がする
- 酸っぱい匂いがする
このように、多くは見た目や匂いの情報から、いつものオクラとは違う状態が確認できます。
通常のオクラの色は鮮やかな緑色ですが、腐ったオクラは茶色く変色します。
また、切った断面からを見ても中身が茶色く変色している場合には、確実に腐っているため絶対に食べないようにしましょう。
そして、匂いからもオクラが腐っていることを確認できます。
通常のオクラは無臭ですが、オクラが腐ると、ツンと鼻にくる腐敗臭を放つのが特徴です。
食べる気が失せるほどの独特な匂いになるので、このような匂いが感じられた場合には食べないようにしましょう。
まとめ
今回はオクラの日持ちについてご紹介しました。
下茹でして冷凍すると、そのままサラダや和え物にも使えるので私はいつもこの方法で冷凍保存することが多いです。
オクラって多くのスーパーで夏になると100円を切って安く売られている時期も多く、「新鮮だし、安いし、近々で使う予定無いけど買っちゃおう」と、使う予定も無しに買ってしまうことがよくあります。
なので、そんな時はまずは下茹でして冷凍。
その後、使いたい時に使いたい分だけ調理して、残りはまた冷凍しておくことが出来るのでとっても便利ですよね。
ぜひ、この方法を皆さんも活用してみてくださいませ。