どんど焼きの別名と焼くもの・お守りを違う神社で焼くのはいい?
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どんど焼きの別名と焼くもの・お守りを違う神社で焼くのはいい?

小正月に行われるどんど焼き。

焼いていいものと焼いてはダメなものがあります。

例えば違う神社のお守りを持って行って焼いてもらっていいのかちょっと心配ですよね。

 

ここでは、どんど焼きで焼くもの焼いてはダメなものやどんど焼きがいいつから行われるのか、由来や方言、別名など解説していきます。

 

結論から言いますと、基本的にお守りは別の神社のものでも大丈夫ですよ。

 

どんど焼きとは?違う神社でもいい?

『どんど焼き』は日本の伝統的な行事で神社やお寺の境内、田んぼ、公園、河川敷などで行われ、お正月のしめ縄や飾りを焚き上げる儀式です。

多くの地域では、小正月(1月15日頃)に行われます。

 

どんど焼きでは、宗教や宗派に関係なく焚き上げを受け付けてくれるところが多いです。

ですので、違う神社のお守りなどでも持って行って大丈夫です。

基本的には無料で焚き上げてもらえます。

ただし、開催場所によっては数百円の費用がかかることもあります。

 

といっても、一部の場所では自社以外の物やお守り・御札以外の物を受け付けていない場合があります。

 

なお、不燃性の物は受け付けない場所が多いため、お守りのカバーや鈴を外した状態で持ち込みましょう。

 

どんど焼きで焼くものは?お札やご祝儀袋は?

どんど焼きにおいて、燃やしてよいものと避けるべきものがあります。

それぞれについて紹介します。

燃やしてよいもの

どんど焼きで燃やしてよいものは、基本的には使用済みのお正月の飾りなどです。

具体的には、しめ縄、門松、書き初め、破魔矢、御札、おみくじ、古いお守り、祈願成就しただるまなどが含まれます。

お札もどんど焼きで焼いてもらうのが可能です。

 

ただし、神社やお寺によっては他の神社のものは受け付けない、お正月飾り以外は燃やせないなどの制限があるため、事前に確認が必要です。

 

もしお札がどんど焼きで焼いてもらえない場合は、神社にある古札納め所に持っていきましょう。

お札を処分してくれます。

 

燃やしてはいけないもの

どんど焼きで燃やすものは神様に関連する正月飾りなどです。

従って、神様とは無関係なぬいぐるみなどをどんど焼きで燃やすことは避けるべきです。

 

神社やお寺によって規定がある他、地域によっても制限が存在します。

例えばだるまを燃やすと目の悪化を引き起こすといった縁起を気にする理由から、だるまを燃やすのを禁止されている場合もあります。

 

また、どんど焼きに限らないことですが、プラスチック、ビニール、ガラス、金属、化学繊維などの有害物質を発生させるものを燃やすことは避けるべきです。

 

これらの素材が使用されているお正月飾りを燃やしたい場合は、できる限り外して持参するようにしましょう。

ご祝儀袋は?

結婚式のご祝儀袋など、しっかりとした水引きが施された袋を捨てるのはなかなか気が引けます。

 

実は、どんど焼きで袋を焼いてよいかどうかは、地域や神社によって異なります。

どんど焼きの火は「神様が天に帰る際に焚く火」という意味合いがあります。

つまり、お正月や神様に関連するものを焼くための火なので、それ以外の物を焼いてはならないという考え方をする地域もあるのです。

 

結婚式などでいただいたご祝儀袋は、お正月や神様とは無縁なのでどんど焼きで焼くことが断られることもあるようですね。

やはり、参拝される神社で事前に確認しておくことが無難です。

 

どんど焼きの別名や方言

どんど焼きは地域ごとに別の呼び名があります。

  • 京都・滋賀・岐阜、愛知、北陸周辺:左義長
  • 東北:どんと焼き
  • 長野・山梨・群馬・埼玉・神奈川:道祖神際
  • 松本:三九郎
  • 御殿場・米沢:さいと焼き
  • 九州:鬼火焚き、ほんけんぎょう

 

どんど焼きだと何か燃やす行事だと何となく分かりますが、左義長やほけんぎょうなどは知ってないと何のイベントか分からないですね。

 

どんど焼きはいつから

もともとは平安時代の宮中で行われていた行事だと言われています。

1月15日の夜に、正月飾りや授与品を焚き上げる行事「左義長」が、どんど焼きの起源であるといわれています。

これが庶民にも広まり、現在のどんど焼きにつながったと考えられています。

 

となると、千年以上もの歴史がある由緒ある行事なのですね。

 

現代でも1月15日に行われることが一般的でした。

旧暦で新年最初の満月の日は「小正月」と呼ばれ、この日に満月と火の力で一年間の災いを払うことを祈り、どんど焼きが行われていました。

しかし、成人の日が1月の第二月曜日に変更されたことにより、1月15日が祝日ではなくなりました。

これにより、平日となった1月15日に開催することが難しくなり、開催日が変更されることが増えました。

 

地域によって異なりますが、成人の日やその前後の土日、松の内の最終日、節分などにどんど焼きが多く開催されるようになりました。

 

上新粉を使ったどんど焼き団子の作り方はこちらの記事にまとめてあります。

参考にしてください。
↓↓
上新粉で作る団子はなぜどんど焼きと呼ばれてる?由来や作り方を紹介

 

お守りの有効期限と適切な返納時期

実はお守りには有効期限があります。

お守りは授かってから1年経過するとそのご利益が切れると言われています。

返納するタイミングには、大まかに2つのパターンがあります。

  • ご利益が切れる1年を目安に返納する場合
  • 願いが叶った際に返納する場合

お守りには厄除けとしての役割もあるため、1年経過後に返納することで溜まった厄災を手放す意味もあります。

 

また、お守りの種類によっても適切な返納の時期が異なります。

  • 健康祈願や家内安全など一般的なお守り: 授かってから1年を目安に返納するのが適切です。

  • 合格祈願や安産祈願、縁結びなど具体的な願いがあるお守り:1年を待たず、願いが叶った時点で返納しても良いとされています。

 

お守りを長く持ち続けることも問題ありませんが、1年経過後はお守り自体の効果が低下するため、適切なタイミングで返納することがおすすめされています。

 

まとめ

どんど焼きで別の神社のお守りは基本的に焼いてもらえます。

ただ、事前に確認しておいた方が確実です。

また、どんど焼きの由来や焼いていいもの、ダメなものを紹介しました。

 

各地で行われていますので、古いお札やお守りを持っていってはいかがでしょうか。

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