布用の両面テープは剥がすのが難しいですよね。
貼るのに失敗しても無理に剥がして糊の跡が残ったりもします。
ここでは、ダイソーなどの100均にも売ってる布用の両面テープの上手な剥がし方とコツ、跡が残ったときの対処法について解説していきます。
布用両面テープの上手な剥がし方
簡単に実践できる一つの方法は、テープの端を慎重に引き剥がすことです。
テープを効果的に取り除くコツは、約150度の角度で引き剥がすことにあります。
しかし、目で見て150度の角度を正確に判断するのは難しいでしょう。
しかも、この方法では接着剤が残りやすいだけでなく布を損傷するリスクも伴います。
そのため、より簡単できれいに取り除く別の方法を紹介します。
- アイロンを使用して剥がす
- ヘアドライヤーで温めてから剥がす
- 専用のクリーナーを利用する
両面テープの粘着剤は熱を加えることで溶け、粘着力が弱まります。
これによりテープを容易に剥がすことが可能になります。
ズボンの裾上げテープの綺麗な剥がし方についてはこちらの記事にまとめてあります。
こちらも参考にしてください。
↓↓
裾上げテープの綺麗な剥がし方!糊残りの取り方と失敗のリカバリー方法
布用両面テープを綺麗に剥がす具体的な方法
それぞれの方法を解説していきます。
アイロンを使用して剥がす
テープが貼られた箇所にアイロンを数十秒間当てることで、テープを容易に剥がすことができます。
ただし、生地がアイロンに耐えられるかどうかを事前に確認し、必要に応じてあて布を使用しましょう。
高温で長時間加熱し過ぎると、接着剤が再び固まるリスクや生地を損傷する恐れがあるため注意が必要です。
ヘアドライヤーを利用して剥がす
アイロンと同様に、ヘアドライヤーの熱を利用してテープを剥がすことができます。
熱風をテープに直接当てて接着剤を溶かします。
アイロンに比べて準備が簡単ですが、温度が上がりにくいためより広範囲に温めるのに時間がかかる可能性があります。
温めた後は生地がまだ温かいうちにゆっくりと端から剥がすことが大切です。
専用クリーナーの使用
市販されている両面テープ専用のクリーナーを使用することも一つの方法です。
布地用にも適した製品があります。
使い方は製品によって異なりますので、使用前に指示をよく読んで正しく使用してください。
スプレータイプの製品は、スプレー後10~20秒でテープを剥がせるものもありますがコストを考慮する必要があります。
広範囲のテープを迅速に除去したい場合はアイロンを、剥がれかかっているテープや狭い範囲を扱う場合はドライヤーを、生地が熱に敏感な場合は専用クリーナーを選択すると良いでしょう。
これらの方法を試しても、完全には剥がせないことがあります。
その場合は、さらに別の方法を試してみてください。
布地に残る両面テープの粘着残りを取り除く方法
たとえ慎重に剥がしたとしても、時には粘着剤が布地に残ってしまうことがあります。
そのような場合に役立つ、簡単に実行できる対処法をいくつか紹介します。
アイロンを利用して粘着剤を移す
粘着剤が残っている部分に不要な布をあて布として置き、その上からアイロンをかけます。
粘着剤はあて布に移るため、不要な布を使用することをお勧めします。
専用クリーナーを活用する
残った粘着剤を除去するために設計された専用のクリーナーも効果的です。
スプレーやオイルタイプなど、さまざまな形状のクリーナーがありますので使用する布地との相性を確認して選択してください。
使用前には、製品の指示に従って正しく使用してください。
粘着テープを使用する
適切なサイズに切った粘着テープを使用して、残った粘着剤を優しく叩くようにして取り除きます。
食器用洗剤とラップ
食器用洗剤の界面活性剤は粘着力を弱める効果があります。
残った粘着剤に直接洗剤を塗り、その上からラップをかぶせて少し置きます。
しばらくした後、ラップを取り除きぬるま湯で優しくもみ洗いすると、洗剤と共に粘着剤が除去されます。
除光液とキッチンペーパーを使用する
この方法は特に、洗濯できない布地にも適しており乾燥も早いです。
ただし、室内の換気に注意しながら行ってください。
キッチンペーパーに除光液をたっぷりと含ませ、それを粘着剤が残っている部分に軽く叩くように当てて粘着剤を取り除きます。
まとめ
布用の両面テープの綺麗な剥がし方について紹介しました。
熱を加えて粘着力を弱くするのがポイントですね。