古いTシャツやタオルは何度洗っても臭いものがあります。
もう寿命かななどど思ったりしますが、捨てる前にオキシクリーンを試してみましょう。
酸素系漂白剤なのでハイターに比べて色落ちもしませんし、安心して使えます。
ここでは、何度洗っても臭い服をオキシクリーンで洗う方法や臭くなる原因と予防について解説しましていきます。
何度洗っても臭い服にはオキシクリーン
何度洗っても臭いが取れない服でも、オキシクリーンを使えば高い確率でしつこい臭いを除去できます。
私も長い間、さまざまな洗剤を試してきましたが、最終的にオキシクリーンにたどり着きました。
通常の臭いであれば他の消臭系洗剤でも臭いは除去できますが、頑固で時には少しピンクがかったような衣類には、やはり酸素系漂白剤が効果的です。
まだオキシクリーンを試したことがない人に向けて、軽くオキシクリーンについて紹介します。
オキシクリーンとは
オキシクリーンはアメリカ生まれの酸素系漂白剤で、過炭酸ナトリウムという成分が主体です。
過炭酸ナトリウムの特徴は、泡が水に溶けるとブクブクと泡が出ることと、色落ちしないので色や柄のついた衣類にも利用できるというところです。
この泡が汚れを浮かび上がらせ、繊維の奥に入り込んだ汚れまで効果的に取り除いてくれます。
塩素系漂白剤とは異なり、きつい臭いもなく生地にもダメージを与えないため、非常に使いやすい漂白剤と言えます。
なお、オキシクリーンにはアメリカ版と日本版の2種類がありますが、界面活性剤の有無が唯一の違いです。
特にこだわりがなければ、何も入っていない日本版のオキシクリーンを選んでも問題ありません。
オキシクリーンの使用時の注意点
オキシクリーンを使い際の注意点をいくつか説明します。
金属は黒く変色する可能性があるので要注意
酸素系漂白剤は多くの素材に使用できますが、一部の素材では使用できないことがありますので確認が必要です。
衣類に衣類に金属パーツ(ボタンやファスナー)がついていないかは事前に確認してください。
素手で触れないように
オキシクリーンは水に溶けるとアルカリ性になるため、皮膚が敏感な人がオキシクリーンの溶けた水に触れると手が荒れる可能性があります。
ですので、オキシクリーンを使用する際は、できるだけゴム手袋などを着用してから洗いましょう。
お湯を使用する
オキシクリーンはお湯に入れた方が効果が高まるため、使用する場合はできるだけお湯を利用しましょう。
水温は40〜60度が目安です。
長時間漬けすぎない
オキシクリーンの最大漬け置き時間は6時間です。
それ以上長時間漬け置きしてもメリットはないので、衣類に使用する場合は20〜30分程度で次の工程に進んでください。
長時間漬けたい場合は1〜2時間を目安にすると良いでしょう。
私も大体そのくらいの時間で漬け込むことがありますね。
オキシクリーンの実際の使用方法
ここからはオキシクリーンの具体的な使用方法について簡単にまとめてみます。
オキシクリーンの使用手順
40~60度のお湯を用意する
オキシクリーンはこの温度帯で最大の効果を発揮します。
従って、何度洗っても臭いが取れない服にはお湯を使用しましょう。
給湯器から40℃のお湯を出して使ってもいいですし、60℃のお湯であれば、沸騰したお湯に常温の水を加えればほぼ60℃になります。
この温度に厳密に合わせる必要はなく、おおよそでOKです。
また、オキシクリーンを漬ける容器は金属製ではなくプラスチック素材のものが安心です。
衣類がしっかり漬かれればバケツでも問題ありません。
オキシクリーンを溶かす
水の量に合わせてオキシクリーンを加え、しっかりと溶かしましょう。
何度洗っても臭い服を入れる
欲張って詰め込みすぎないように気を付けてください。
やや余裕を持たせる方が良いと思います。
20分~数時間漬け込む
20分でも良いとされてますが、私は通常2時間くらい漬け込んでいます。
臭いの度合いによりますが、このくらいの時間であれば臭いが効果的に除去されるでしょう。
流水で軽く洗い、洗濯機で通常運転
ここは個人差があり、洗剤を使用しない人や洗剤の代わりにさらにオキシクリーンを使用する人もいます。
私は通常通り洗剤と柔軟剤を入れて洗濯しています。
厳格な決まりはないので、お好みで色々試してみてください。
干す
室内での干し方も可能ですが、やはり理想は外干しですね。
外で干した衣類はさっぱりして気持ちが良いです。
漂白剤を黒い服に使って変色してしまった場合の対処方法はこちらの記事にまとめてあります。
いざというときのためにも目を通しておいてください。
↓↓
漂白剤を黒い服に使ったら変色してオレンジになった!直す方法ある?
何度洗っても臭い服の原因とその予防方法
よく洗濯しているにもかかわらず臭いが取れない衣類の原因と、それを予防する方法について詳しくご紹介いたします。
何度洗っても臭いが取れない服の原因
何度も洗っても残る頑固な臭いの原因は、衣類の繊維の奥に潜む雑菌です。
これらの雑菌は、汗や皮脂の汚れなどを栄養源とし繊維の奥で増殖します。
これが不快な臭いを発生させるのです。
つまり、繊維の奥の汚れを完全に取り除けていないことが頑固な臭いの原因となっています。
日常的に洗濯をしていても、これらの汚れは徐々に衣類に蓄積されていきます。
そして、ある程度のラインを越えると特有の臭いが顕著になります。
酸素系漂白剤、特にオキシクリーンは汚れと雑菌の双方に作用するため、不快な臭いを効果的に取り除いてくれるのです。
何度洗っても臭い服になるのを防止するポイント
洗濯洗剤や柔軟剤の過剰使用を避ける
洗濯洗剤や柔軟剤は使いすぎると洗濯物に残り、これが雑菌の繁殖を促す一因となります。
目分量での使用を避け、洗濯物や水量に応じて正確な量を確認しながら投入しましょう。
簡単なことですが、効果的な対策となりますのでぜひ意識してみてください。
お風呂の残り湯をすすぎに使わない
温かいお風呂の残り湯は洗い工程での使用には適していますが、すすぎに使用すると逆に汚れを付着させることになります。
お風呂の残り湯には有機的な汚れが含まれているため、すすぎに使用しないようにしましょう。
定期的な洗濯槽の掃除
毎日のように洗濯していても、洗濯槽の裏側に汚れが溜まっていると効果が半減します。
洗濯槽がピカピカでも、見えない裏側にはしばしば汚れが蓄積しています。
市販の洗濯槽洗剤や、例えばオキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使って掃除すると驚くほどの汚れが浮き上がってきますよ。
洗ったらすぐに干す
洗濯物をため込むと、雑菌が増殖しやすくなります。
洗濯後も濡れた状態で時間を置かずに干すようにしましょう。
特に夏場は室温が高いため、雑菌の増殖が迅速に進む可能性があります。
洗濯物は即座に干すことで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
まとめ
何度洗っても臭い服の原因は目に見えない雑菌です。
どうしても臭いが取れないときはオキシクリーンを試してみてください。
お湯を使うのがポイントです。