生徒会役員の選挙に立候補すると選挙演説をすることになります。
せっかくなら受ける面白い演説をしたいですよね。
その方が票にも繋がりますから生徒の関心を引きたいものです。
ここでは、生徒会の選挙演説の面白い例文と、最初のつかみから締めの言葉までを紹介していきます。
生徒会の選挙演説で気を引くつかみとは
演説、スピーチ、プレゼンテーション。
こういった発表の場で「その他大勢」から抜きんでるには魅力が不可欠です。
発表における魅力で効果的なものに「つかみ」というものがあります。
つかみのポイントは次の3つです。
①最初が肝心
②「は・ふ・ほ」の法則
③練習する
それぞれ解説します。
①最初が肝心
「つかみ」は最初が勝負です。
なぜなら、最初で聴衆の心をつかめないと印象に残らないからです。
また、心をつかめないと最後まで聞いてもらえない可能性があります。
記憶に残らないと票も取れなくなります。
このようなスピーチを聞いたことはありませんか?
- ダラダラとまとまりのないわかりにくいスピーチ
- 正論しかない、教科書通りのつまらないスピーチ
- 抑揚のない、冷え切ったスピーチ
このようなスピーチは記憶に残りません。
票を入れたいとも思われないでしょう。
また、何かを任せたいとも思えません。
つかみはそれぐらい重要なのです。
聴衆の「聞く姿勢」をつかみで作るのです。
最初につかみを入れていきましょう。
②「は・ふ・ほ」の法則
つかみを考える上でヒントになる考え方があります。
「は・ふ・ほ」の法則と呼ばれるものです。
「は」:はっとさせる
聞き手をハッとさせるつかみのことです。
少し驚くような話をして惹きつけます。
この学校の先生にはいつも大変お世話になっております(笑)
しかも重症です。
それは、「チャレンジしないと死にます症候群」という病気です(笑)
生徒会の役員に立候補するような人が何回も反省文を書いたと聞くとハッとしますよね。
また、ある病気にかかっていると聞くとびっくりしてこの後に続く話に耳を傾けようともします。
これが「は」っとさせるつかみです。
「ふ」:ふと考えさせる
聞き手にふと考えさせる問いかけをする、つかみのことです。
問題提起も有効なつかみになります。
つまり、皆さんはここの生徒である限り人生の7割をこの学校で過ごしていることになります。
皆さんにお聞きします。
今の学校に満足してますか?
さて、皆さんは卒業まであと何日かわかりますか?
選挙演説を聞いていて人生の7割を学校で過ごしてるとか、卒業まで何日だとか言われると「ふと」考えてしまいますよね。
これも聴衆の気を引くテクニックです。
「ほ」:ほっとさせる
思わず笑ってしまう、ほっとさせるつかみです。
- 緊張しすぎて口から心臓が飛び出てきそうです。寿命が縮まりそうです。
- そんなに熱いまなざしで見つめられたら照れてしまいます。
緊張する場面で立候補者のキャラクターや人となりが垣間見えるとほっとして親近感も湧きます。
③練習する
練習することで心をつかむ精度は高まります。
メラビアンの法則というものがあります。
視覚情報の影響力が55%あるというものです。
つまり、しぐさ・態度・ジェスチャーに人は注目するのです。
自信たっぷりな雰囲気で話すと相手にその自信は伝わります。
「信用できるな」と思ってもらえます。
そのためにもとにかく練習です。
誰かに聞いてもらう、録画して分析するといったことが効果的です。
身振りなどの練習もしておきましょう。
生徒会の立候補演説で面白いウケ狙いの例文
つかみについて学んだところで、実際に例文を紹介します。
これから紹介する例文は私の高校で実際にあった演説の内容です。
この演説をした人はぶっちぎりで票を獲得して生徒会長になりました。
この方のおかげで、私の高校生活は最高のものとなりました。
しかも重症です。
それは、「チャレンジしないと死にます症候群」という病気です(笑)
あらためまして、生徒会会長に立候補しました、2年1組のAです。
私が生徒会長に立候補した理由はただ一つ。
冒頭で話した持病があるからです!(笑)
私はこれまでに多くの挑戦をしてきました。
学級委員、合唱コンクールのパートリーダー、文化祭実行委員、ボランティアチームの立ち上げなど。
中には熱が入りすぎて反省文を書くときもありました。
それも1回、2回じゃありません。
6回です(笑)
ですが私には一切の後悔はない。
なぜなら、喜んでくれる人・感謝してくれる人がたくさんいたから。
だから私は挑戦し続ける。
たくさんの人に貢献できるなら反省文も謹慎も安いもんです。
そして、今回の生徒会長ではこれまでの集大成を披露します。
この学校に革命を起こします!
具体的に何をするかは一切決めていない。
でも、こんな私と一緒に革命を起こしたい方は目安箱に投書してください。
私のもとに直談判しても構いません。
とことんまで私はあなたたちに向き合います。
ので、皆さんの清き一票をお願い致します。
ご清聴ありがとうございました!
生徒会の演説の綺麗な締めの言葉
最後に、演説の締めくくり方の解説です。
締め方のポイントは次の2つです。
- 聴衆への感謝
- 宣言や最後の一押し
具体的にはこのような言葉です。
- ご清聴ありがとうございました。
- 皆さんの夢、一緒に叶えていきましょう。
- 必ず、この学校を最高のものにしていくことをお約束します。なので、皆さんの清き一票をお願い致します。
- 我慢するの、もうやめませんか?一緒にこの学校を変えていきましょう。
- 一度きりの高校生活を人生の財産にしていきましょう。
終わり良ければ総て良し。
この言葉の通り、演説は最後の最後までが大切です。
あなたの演説の終わりにふさわしい締めの言葉を使ってくださいね。
生徒会に立候補したけどいい公約が思いつかないってときの対処法はこちらにまとめました。
中学生向けですが高校生にも応用できますのでいい公約はないかと困ったときはこちらの記事も参考にしてください。
↓↓
生徒会選挙で公約が思いつかない!中学生の公約の斬新な例文を紹介
まとめ
今回は生徒会選挙の面白い演説について解説しました。
この記事のポイントをおさらいします。
- 生徒会の選挙演説で気を引くつかみに「は・ふ・ほ」の法則が効果的です。
- 生徒会演説のきれいな終わり方には「感謝」と「宣言」があります。
面白い話には理由があります。
そのことが今回の記事で理解できたと思います。
たくさんの面白い話を聴いて学ぶことであなたのセンスは輝きます。
センスを磨いて演説してみてください。
聴衆はきっとあなたに惹かれます。
応援してます。