NHK上方漫才コンテストは2月の終わりか3月の初めにNHK大阪で生放送される漫才コンテストです。
1971年に第1回が開催され、すでに50回を数える老舗の大会です。
関西ローカルなのでなかなか関西以外の人が目にする機会も少ないでしょう。
漫才コンビ・和牛がこのNHK上方漫才コンテストで優勝したのは2014年の第44回大会でした。
リアルタイムで視聴してましたわ。
当時のネタ時間は8分もありました。
NHK上方漫才コンテストのネタ時間が8分
M-1グランプリをはじめとする近年のお笑い賞レースはどれもネタ時間が4分であり少し短めであります。
ですが、普段の劇場などでは10分から15分のネタをするのが当たり前です。
その中で賞レース用のネタを用意しなければならないので、賞レースに出場する若手コンビは大変ですね。
そんな大会が多い中、つい最近までのNHK上方漫才コンテストは最終決戦のネタ時間が8分でした。
より出場者の実力を試すという点で、寄席などで行う時間に近い長時間のネタを披露できる大会でした。
和牛が優勝したのもこの8分ネタでした。
長いネタが得意なコンビですもんね。
M-1グランプリもネタ時間が7分8分あれば和牛は優勝できてたのではないかと思います。
ちなみに、優勝した時のネタは「服屋の店員」のネタでした。
じっくり余裕のある展開でしっかり作られた面白いネタだなあと思いながら見てました。
納得の優勝でした。
しかし、いつしかネタ時間は4分に短縮され現在では1次審査、最終決戦ともにネタ時間は4分です。
長いネタ時間の大会はありませんから、ネタ時間が短くなったのは残念ですねえ。
NHK上方漫才コンテストの審査方法
決勝進出は8組です。
出場8組は本番前に組み合わせ抽選会を行って、4組ずつ2つのブロックに分けて1次審査を行います。
その1次審査を勝ち上がった各ブロック1組同士の対戦による決勝審査を行い、審査員7人の札が多く上がった方が優勝となります。
審査は1次審査、決勝審査ともに審査員による札上げです。
点数による審査ではありません。
NHK上方漫才コンテストの出場資格
出場資格は、結成10年未満のプロの芸人であることです。
ジャンルは制限されてなくて、コントや漫談なども参加できるフリースタイルな大会です。
過去の優勝者などはこちらにまとめました。
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NHK上方漫才コンテストの歴代優勝者にはなぜかピン芸人もいる
第51回は2021年の9月に放送
コロナ禍による開催延期で第50回大会は半年遅れの2020年10月に開催となりました。
2021年3月に開催予定だった第51回大会も前年同様に延期となりました。
ですが、9月に無事放送されることになりました。
ちょっと一筋縄ではいかない個性強めのコンビが多く本選進出となってます。
審査員は
- 里見まさと
トミーズ雅 ハイヒール・リンゴ - 内藤剛志
ヒャダイン 岡本玲 ユウキロック
の7名となってます。
例年は西川きよし師匠や漫才作家の大池晶さんなどが審査員席にいらっしゃいましたが、今回は審査員ではなのですね。
この辺りも世代交代なのでしょうか。
ちなみに前回の第50回大会から引き続き審査員を務めるのは、トミーズ雅、ハイヒールリンゴ、ユウキロック、内藤剛志の4名です。
(敬称略)
まとめ
8分じっくり見せて笑わせるというのは実力がないとできません。
ショートネタが多い近年であるからこそ、長尺の大会は残しておいてほしいなあと思います。
関西ローカルではありますが、関西以外の地域でも放送されます。
一ヶ月ほど遅れて放送されますのでもちろん生放送ではありません。
放送日程も放送時間も地方によってバラバラですので、関西で放送された一か月後は注意してテレビ欄を見ててください。
ただ、放送時間はたいてい深夜です。