駅の改札をSuicaで通ってしまったけれど、すぐに外に出ないといけなくなった時はどうすればいいでしょうか。
切符なら改札で駅員さんに言って切符を渡すなりすれば、切符代をちょっと損する程度で済みます。
でも、Suicaなら電子的に記録されてるので、入った駅でそのまま出たら何かエラーが出るのではと心配になりますよね。
実は入ってから5分以内であれば、Suicaを再度タッチすることで、その駅から出ることが可能です。
ただ、この時気をつけるべきことがあります。
ここでは、駅の改札をSuicaで入った後にすぐ外へ出る方法や注意点を詳しくお話しします。
山手線の外回りと内回りの違いや覚え方についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。
↓↓
山手線外回りってどっち?内回りとの違いの覚え方
Suicaで改札を入ってすぐ出る方法
改札を通過した直後に、何らかの理由で外に出たいと考える場面は珍しくありません。
特に、JRや私鉄など複数の路線が利用可能な駅では、改札を通過してから予定していた電車や目的の路線とは異なることに気づくことがあります。
そんな時、一体どうすれば良いのか、特に追加の料金が発生するのではないかと心配になるかもしれません。
でも心配無用です。
実は、改札を通過してから5分以内であれば改札を出る際に追加料金は発生しません。
つまり、間違えて改札を通過してしまった場合でも、すぐに気づいたら問題なく出入りが可能です。
しかし、この5分という猶予期間を超えてしまうと状況は変わります。
改札を通過してから5分以上2時間未満の間に出る場合、入場料として一定の料金がかかります。
この料金は駅によって異なりますが、一般的にその駅の最低運賃に相当する金額です。
東京近郊区間だと入場料は150円です。
これは、不測の事態や間違いに柔軟に対応できるようにするためのものです。
改札を通過した後に計画が変更された場合でも、このルールを知っていれば安心して対応することができますね。
昔なら、駅員さんに一言言えば何とかなった場面ですが、電子で自動化されてるシーンが多いと戸惑うことも増えますね。
タッチでエキナカ
Suicaを使った「タッチでエキナカ」っていう便利なサービスがあります。
これは、わざわざ駅員さんに頼まなくても、自動の改札を通って同じ駅内で用事を済ませたい時に使えるものです。
分かりやすく言うと「Suicaで入場券として出入りできる」ということです。
たとえば、予定が変わってしまったり、何かを忘れて戻りたくなったりするときは駅員さんに告げる必要なくそのまま改札にピッとやれば出場できます。
その際、入場料相当の金額がSuicaから引かれてます。
電車を待っている友達を見送りに行ったり、駅の中のお店やレストランを使いたい時など、改札を出入りする必要がある人にとってはすごく便利です。
このサービスを利用する時は、Suicaを改札にタッチするだけ。
とっても簡単です。
でも、改札を出る時には、Suicaの残額をチェックしておくことが大切です。
入場してから2時間以内に出る場合は、入場料にあたる金額が自動で引かれます。
大人なら、最低でも150円はSuicaに入っていないと外に出られません。
もしオートチャージを設定している場合は、この残額の心配はいりません。
Suicaの残額は、Suicaが使えるコンビニや自動販売機で買い物をする際に、どれくらい残っているか確認できますよ。
もし残高が150円未満なら、改札の近くにある精算機で残高を足しましょう。
同時に残高のチェックも可能です。
残高を確認しておけば、自動改札を通れば問題なく駅の外へ出られますし警報も鳴りません。
ただし、自動改札の中には縦型の簡易Suica改札や新幹線の改札がありますが、これらは「タッチでエキナカ」サービスに対応していません。
警報が鳴ってしまって、出られない場合があるので気をつけてください。
スマホを使って、Suicaの残高を確かめる方法があります。
Androidのスマホでは「Suika check」、iPhoneでは「Japan NFC Reader」というアプリでチェックできます。
また、AndroidとiPhoneの両方で使える「電子マネーICカード残高確認」というアプリもあります。
Suicaで改札を入って2時間以上過ぎたら?
Suicaで入場して2時間以内なら自動改札から出ることができますし、その際に入場料が差し引かれます。
2時間以上経った場合はどうなるでしょうか。
2時間以上過ぎた場合は自動改札では出られなくなります。
2時間ごとにタッチでエキナカの料金を精算しなければならないので、駅員さんに言って精算する必要があります。
精算すれば自動改札で出られるようになります。
Suica定期で改札に入ってすぐ出る場合は?
SuicaなどのICカードに定期券を登録している人にとっても、改札を通ってすぐに戻りたくなる状況での正しい対応方法を知っておくと便利です。
定期券を使用している場合、その定期券の有効範囲内であれば改札を自由に通過することができます。
定期券が指定する駅間であれば、入場や出場に追加料金が発生しません。
つまり、定期券がカバーする区間内であれば、何度でも改札を通ることが可能でその都度料金を心配する必要はありません。
駅に入った後に急な用事ができてすぐに戻る必要がある場合や、駅内の商業施設を利用したいときなど、様々なシチュエーションがありますが入場料などは必要ありません。
SuicaなどのICカードに残高がどれだけあるかを気にする必要がないことは定期券の利点の一つですね。
入場時にSuicaから料金が引き落とされることはないため、定期券エリア内であれば、残高不足を心配せずに済むのです。
まとめ
Suicaで改札を通ったけどすぐ出たい場合の対処法について解説しました。
5分以内ならそのまま出られます。
5分以上経っても2時間以内ならそのまま出られますが、入場料相当の金額が差し引かれます。
Suicaで入場して急用が出来たとしても心配いりませんね。