彼岸花の咲く時期は秋だけ?春彼岸に咲く花とは?
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彼岸花の咲く時期は秋だけ?春彼岸に咲く花とは?

お彼岸に咲く花といえば彼岸花が有名ですよね!

真っ赤な色がとても綺麗な花です。

土手沿いや田んぼのあぜ道にびっしりと咲く花は、赤い絨毯のようで印象深いです。

そんな彼岸花ですが、春のお彼岸の時期にも咲くのでしょうか?

いざ聞かれると、「どうだったかな」と思いませんか?

今回は、彼岸花の咲く時期や咲く条件、春のお彼岸に咲く花などを解説します。

彼岸花の咲く時期は?

彼岸花の咲く時期についてです。

9月中旬から9月下旬頃とされています。

花が咲くのは秋だけですね。

咲く気温は、約20度から25度とされています。

最近では、異常気象で猛暑の年が多いですよね。

猛暑の年などは開花時期が10月頃と、少し遅くなるようです。

 

季節を感じやすくなる時期が見頃ですね。

秋の彼岸は、9月20日頃から9月26日頃です。

秋分の日である9月23日を中日として、前後3日を含めて彼岸としています。

秋の彼岸入り頃から咲き始め、彼岸の終わりごろに咲き終わることから彼岸花という名前が付いたと言われています。

 

彼岸花は毎年咲いているのを見ますが、いつも突然咲いたかのように思ってしまいます。

しかも毎年だいたい同じ場所で咲いていますよね。

彼岸花は赤色のイメージが強いですが、ピンク・黄色・白などの色味もあります。

自然交配により増えたと言われています。

 

私も、実際に白色の彼岸花は見たことがあります。

優しい雰囲気でかわいらしい印象をもちました。

ピンクや黄色も見てみたいですね。

彼岸花の咲く条件とは?春には咲かない謎

彼岸花が咲くのはどんな条件があるのでしょうか?

実は気温が関わっています。

植物の多くは日照時間によって季節を知り、開花します。

ですが、彼岸花は日照時間ではなく、気温で開花の時期を決めています。

 

彼岸花の季節ごとの様子をまとめてみました。

冬の低気温によって花の元が出来ます

彼岸花って花が咲く9月には葉っぱが見えないですよね!

実は2月ごろ寒い時期に、葉っぱが生い茂っているのです。

驚きですよね。

 

彼岸花の葉っぱは「どんな葉っぱなんだろう?」と思い、気になって画像を色々見てみました。

するとびっくり「見たことある!!」とすぐに思いました。

確かに寒い時期によく見かける葉っぱでした。

あの葉っぱが彼岸花の葉っぱだったのですね。

気温の低い時期に葉っぱを出し、太陽の光を浴びて、栄養を蓄えているようです。

 

気温が25度から30度で発育、開花の準備をします

3月から5月には葉っぱも枯れて、地上からは見えなくなります。

ですから、3月の彼岸の時期には彼岸花の姿は見られないということです。

しかし、地下部ではしっかりと生きています。

鱗茎(球根部分)に冬の間に貯めておいた養分を使い、花茎を形成します。

 

最低気温が20度前後まで下がってくると開花します

気温が適温まで下がると、地中の鱗茎から花茎が30cmくらいまでグンッと一気に伸びます。

3日でかなり伸びるようです。

毎年、突然に彼岸花が咲いたなと思っていた謎が解けました。

やっぱり、気温がなかなか下がらないと開花の時期も遅れるみたいです。

 

また、彼岸花にはもう一つ開花の条件があります。

それは乾燥状態では開花しないということです。

ですので、雨が降ってさらに気温も上がると1番見頃だと思います。

春の彼岸に咲く特徴的な花を紹介

 

春の彼岸に咲く花はどんな花があるのでしょうか?

キンセンカ

キク科の花で鮮やかなオレンジ色がとても綺麗です。

仏花でよく使われます。

3月から5月が最盛期です。

 

スイトピー

紫・黄色・ピンクなど色があり、春の花の代表格です。

洋風の花だけでまとめるのにも、菊などと一緒に束ねるときでも綺麗です。

 

ストック

1本が長いスタンダードタイプと、枝分かれしているスプレー咲きがあります。

淡い色から、はっきりした紫やピンクなどの色があります。

和風、洋風どちらのお墓参りの時でも使いやすく、重宝されています。

 

トルコキキョウ

暑さに強く、花もちが良い花です。

白や紫などカラーも豊富で、花びらの色には濃淡があるので、他の花とも相性が良いです。

 

彼岸花をお墓で見かける理由

彼岸花は別名が多く、曼珠沙華とも呼ばれています。

花の色によっても呼び方が違います。

曼珠沙華の他にもすごくカッコイイものなどたくさんの別名があります。

彼岸花の色んな別名についてはこちらにまとめてますのでぜひ読んでみてください。

彼岸花の別名一覧!かっこいいものから蛇のつく怖いものまで由来を解説

 

また、彼岸花は有毒植物でもあります。

体内に入ると下痢や吐き気などの症状が出ます。

彼岸花をお墓のまわりでよく見かける理由に、昔の人たちが彼岸花を植えて害獣防止していたためと言われています。

彼岸花は昔から、私たちの身近にあり重宝されていたんですね。

毎年、何気なく見ていた彼岸花ですが今年はまた違った気持ちで見ることが出来そうです。

まとめ

いかがでしたか?

彼岸花は春には咲かず、秋だけ咲くことがわかりました。

寒い冬、暑い夏を乗り越えて、秋の気温になった頃が見頃です。

植物は一般的に、春に芽を出して夏の暑い時期に葉が茂り、秋に枯れます。

反対に彼岸花は、寒い時期に葉を茂らせて春先には枯れてしまいます。

そして、何年にもわたって咲く花です。

なんだか生命の強さを感じますね。

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