レモンの木は庭に植えてはいけないと言われます。
そう言われるのには色んな理由がありますが、植えてもいいという意見もあります。
ここでは、レモンの木を植えてはいけない理由と植えてもいいという意見、レモンの木の育て方、植える方角など紹介していきます。
結論を言いますと、あまり気にしなくてもいいようです。
レモンの木を庭に植えてはいけない理由
レモンの木を庭に植えないほうが良いとされるのには、次のような理由があります。
- 実をつける木が不吉とされる
- トゲが鋭利である
- 害虫を引き寄せやすい
- 寒さに対する耐性が低い
これらの理由は迷信から具体的な損害に至るまで幅広いものです。
実のなる木が縁起が悪いとされる理由
実をつける木が不和や不運の象徴とされることがあります。
これは、実が割れることが「見割れ」として家庭内の争いや不調和を想起させるためです。
特に、ビワやザクロ、イチジクなどの実が自然に割れる果物にこの信念が適用されます。
しかし、レモンの場合は実が割れませんのでその例外のようなものです。
それでも、この種の迷信は人によっては思い込みもあり、レモンの木を植えるかどうかはその人の価値観に委ねられます。
トゲの問題
レモンの木には鋭いトゲがあることが多く、これが安全上のリスクとなることがあります。
特に、子供が遊び回る庭ではトゲによる怪我の危険性が高まります。
安全を最優先する家庭では、トゲのない品種を選ぶかまたは完全に避けるかの判断が求められるでしょう。
害虫の問題
レモンの木は、アブラムシやカイガラムシ、ハダニみたいな虫たちが好きなんです。
これらの虫はレモンの木の汁を吸って、木の成長を邪魔したり最悪の場合は枯らせてしまうこともあります。
特にハダニは葉っぱの裏で活動するから、葉っぱに白い斑点が出てきたり枯れてしまうことも。
虫が増えると対処が大変になりますから、レモンの木を植えるなら虫のこともよく考えて、予防や対策が必要です。
寒さとの戦い
もうひとつ注意したいのは、レモンの木が寒さに弱いってこと。
レモンはもともと暖かい場所が好きで、寒いところではうまく育たないんです。
特に、気温がマイナス3度以下になると葉が落ちたり木が枯れたりすることもあります。
ですので、レモンの木を庭に植えたいなら、冬でも比較的暖かい最低気温が5度以上の場所を選ぶ必要があります。
寒い地域では、レモンの木を守るための工夫が必要です。
簡単に言うと、レモンの木を庭に植えたいなら、害虫対策と寒さ対策をしっかり考えることが大切です。
枇杷の木も庭に植えると縁起が悪いと言われることがあります。
その理由についてはこちらの記事にまとめてあります。
チェックしてみてください。
↓↓
枇杷の木を庭に植えると縁起が悪い?その理由とは
レモンの木を庭に植えるのが良いという意見
レモンの木を庭に植えることの良さには、実はいくつか素敵な理由があるんです。
友達が庭にレモンの木を植えていて、その木を見るたびに「いいなぁ」と思います。
少し気になる点はあるけれど、庭にレモンの木を植えるメリットもたくさんあるんですよ。
- 風水では、黄色いものがお金を呼ぶ
- 酸っぱいレモンをわざわざ甘くする必要がない
- たった1本で実がなる
- 落ち葉が少なくてすむ
- 小さい木なので、お手入れがしやすい
これらが、私がレモンの木を庭に植えたい理由です。
風水での黄色い恩恵
黄色いレモンは、風水では「金運をアップさせる色」とされています。
黄色は「土」の元素を象徴し安定や健康の象徴でもあります。
この「土」の元素が金運にも良い影響を与えると考えられていて、レモンの木がある庭は、明るく元気なエネルギーでいっぱいになると言われています。
レモンの育てやすさ
レモンの木は「甘く育てる必要がない」という大きなメリットがあります。
レモンはその酸味が特徴で、甘い果物を育てるよりも手間がかかりません。
特別な処理をしなくても、しっかりとした味のレモンを育てることができるんです。
日当たりと風通しが良い場所を選んで、適切に水やりと肥料をあげれば美味しいレモンが育ちます。
1本だけでも実がなる
レモンの木を庭に一本だけ植えても、ちゃんと実がなるんです。
これはレモンが自分で受粉できるからです。
だから、他に木がなくても花が咲いたら自然に実ができます。
これって、めちゃくちゃ便利で、特に他の木とかけ合わせたり受粉させる手間もいらないんです。
ただ、すごく高いところや自然の受粉が難しい場所では自分で受粉させることが必要があります。
でも、普通の庭なら一本でもしっかりと実をつけますよ。
常緑樹だから葉っぱが落ちにくい
レモンの木は常緑樹なので、一年中葉っぱが落ちることがほとんどないんです。
これって、庭にずっと緑があるってことで、見た目もきれいだし掃除の手間も少なくてすみます。
秋になっても葉っぱが落ちず、冬でも緑を保ちますから庭がいつも生き生きとして見えます。
管理がしやすい低木
レモンの木は、ちょっとした剪定で高さを調整できる低木です。
高さを2~3メートルくらいに保てば、狭いスペースでも育てられますし収穫や剪定もラクラク。
手が届きやすいのでお手入れもしやすいですよ。
レモンの木をうまく低木として育てれば、庭のデザインにもぴったり合わせやすくなりますし美しい庭を維持することができます。
レモンの木を庭で育てるコツ
庭でレモンの木を育てる時は安全に気を付けたいですよね。
そこで役立つ、簡単で安心な2つのコツを紹介します。
トゲがないレモンの種類を選ぶ
一つ目のコツは、トゲのないレモンの木を選ぶことです。
トゲがあると収穫やお手入れの時に怪我をするかもしれませんが、トゲがなければそんな心配はいりません。
例えば、「トゲなしリスボンレモン」は普通のレモンよりトゲが少なく、大きくなるにつれてさらにトゲが減るんです。
トゲがない種類を選べば、収穫や剪定も安心してできますし子供たちが庭で遊ぶ時も安全です。
西側に植える
庭にレモンの木を育てる時、どこに植えるかも大切です。
その中でも、特におすすめなのが西側に植えること。
西側って、なんとなくお金や恋愛の運気を良くする風水の力があるって言われていますよね。
レモンの木は、鮮やかな黄色い実で知られているので黄色と西側はバッチリ合うんです。
だから、西側に植えることでいい影響をガッツリ受けられるかもしれません。
庭にレモンの木を植えて、そこから明るさや元気をもらってもっと居心地のいい空間にしましょう。
レモンの木は日光をたっぷり浴びることで元気に育つので、西側は日中のしっかりとした日差しを受けやすい場所です。
それに、西側って風が比較的少ないことも多く、強い風で枝や実が傷つくのを防げるかもしれません。
こういった理由から、レモンの木を西側に植えるといろんな意味で「ちょうどいい」んです。
レモンの木は実を付けるまで何年かかる?
レモンの花言葉
レモンには、その部位ごとに違った素敵な花言葉があります。
レモン全体
- 誠実な愛
- 思慮分別
これは、レモンの木全体やレモンそのものが持つ花言葉です。
レモンが象徴する「誠実な愛」と「思慮分別」は、庭に植えるとその空間全体を温かい気持ちで満たしてくれそうですね。
レモンの花
- 香りが良い
- 心からの慕情
レモンの花が持つ花言葉です。
レモンの花は見た目だけでなく、香りも心を豊かにしてくれます。
「心からの慕情」を感じさせる香りで、庭がもっと素敵な場所に変わるかもしれません。
レモンの果実
- 熱情
- 陽気な考え
レモンの果実が伝えるメッセージです。
明るく元気なイメージの「熱情」と「陽気な考え」は、レモンの果実から得られるポジティブなエネルギーを表しています。
各部位が持つこれらの花言葉は、レモンの木を庭に植える魅力をさらに高めてくれます。
花言葉と共にレモンの木を庭に迎え入れると、より心地良い雰囲気を楽しむことができるでしょう。
レモンの木を鉢植えで育てるには
鉢植えでレモンの木を育てるのは、ちょっとした工夫と注意でが必要です。
鉢選び
大事なのは、まずいい鉢を見つけること。
底の穴から水が流れ出るような、10号サイズ以上の広めの鉢がオススメ。
これで水はけを良くして、根が腐るのを防ぎます。
土の準備
レモンは、水はけのいい土が好きです。
果樹用の土や、赤玉土とピートモスを混ぜ合わせたものが良いですよ。
植えるタイミング
春の3月から4月が植え時です。
鉢底には鉢底石を敷いて、土は鉢の1/3くらい入れてから苗をセット。
残りの土で固定して、しっかり水をあげてください。
水やり
土が乾いたら、たっぷり水をあげる。
特に夏は、乾燥に注意してこまめに水をチェックしましょう。
肥料
年に5回、春から秋にかけて有機肥料か緩効性の化成肥料をあげてください。
剪定
枝が多すぎたり長すぎたりしたら、余計な枝はカットします。
これで、もっときれいなレモンの木になりますよ。
植え替え
成長に合わせて、数年おきに大きな鉢に植え替えてあげましょう。
日光浴
レモンの木は、日当たりが大好きなのです。
しっかり日光が当たる場所を選んで、元気なレモンを育ててくださいね。
これらのポイントを守って、鉢植えのレモンの木のお世話をすることで美味しいレモンを育てる楽しみが広がります。
まとめ
レモンの木を庭に植えてはいけないのかどうかまとめました。
縁起が悪いとか、トゲで怪我をするからなど様々な理由があります。
でも実際は縁起は悪いこともありません。
植えても普通に庭の景観を楽しめますよ。