夏休みの宿題の読書感想文は最後まで残ってる方が多いのではないでしょうか。
読書感想文って苦手な人が多いですもんね。
あらすじを書いて感想を書くだけの「作品紹介」のようになってたりしますよね。
苦手な人が多い読書感想文、実はポイントは難しくないのです。
今回はそんな中学生必見!
読書感想文の書き方のお手本をまとめました。
読書感想文のお手本となる構成と起承転結
それではまず構成についてです。
以下の枠に当てはめて書いていきましょう。
【オープニング部分】
本を選んだ理由(読む前の印象)
私は〇〇という本を選びました。なぜならば、この本は△△がテーマになっていて、□□を感じたからです。
あらすじ
あらすじはたくさん書くのはあまり良くありません。
あらすじは書かないというわけではなく、印象に残ったシーンの説明や、本の内容を簡単に説明する程度で書いてみましょう。
この本は、主人公の〇〇が△△して~~□□という物語です。■■は~~。
【本文】
印象に残ったシーンとその理由(多くて3つまで)
自分と照らし合わせたり、実体験を取り入れてみましょう。
内容を膨らませるために何度も読み返したりするのも良いと思います。
例
それは主人公が○○してしまったシーンでした。わたしもよくそのような行動をとってしまうことがあります。その時は△△と思って~~主人公も同じなのだと共感しました。
【締め】
実際に読んだ印象
本を読んで、全体的な印象を書いていきましょう。
この時に、読む前の印象と併せて書くことで文章を膨らませることができますよ。
この本を読み始めた時は、主人公は〇〇で~と、思っていました。
しかし、読み進めるうちに△△と印象が変わり、~。
■■と考えさせられました。
読んで学んだこと、影響を受けたこと、感想
本を読んで、自分はどのように考えたのか、そしてその考えをどう活かしていくのか、そんなことを書いていきます。
ここでは感想を書くのではなく、この本を読んだことで自分がどう成長したのか、今後どのように活かしていけるのか、を書いていきましょう。
それが感想文を作る上で重要なポイントとなります!
この物語を通して、私は主人公のように〇〇を考えながら、■■をするような行動をとっていく必要があることを学びました。
今後、△△のような場面に直面した場合、~~な行動をとれる人間でありたい、そう感じました。
いきなり清書すると、うまくいきません。
書いている間に、あれも書きたい、あれが抜けている、など、何度も消して書き直すことになってしまいます。
まずはここで紹介した構成に当てはめるように、ノートなどに下書きをしてみましょう。
もし書いている時に追加したい文があれば、消すのではなく「この文章をこの場所に入れる」ということが分かるように余白などに書いておけばいいのです。
また、消しゴムで消すのではなく、斜線で消すのも良いと思います。
一度ダメだと思った文章でも、後から読み返した時に良いと思うこともありますからね。
また、感想文のみではなく文章の末尾は揃えるのが基本です。
「です・ます」なのか、「だ・である」なのか、統一させましょう。
読書感想文の書き方・あらすじの量はどれくらいが適切?
読書感想文の構成のところで、あらすじをたくさん書くのは良くないと説明をしました。
文章を読む人が「この本はどんな内容の話なのか」ということが簡単に分かるように書いてみましょう。
あらすじは全体の1割程度が良いのですが、具体的には以下の程度でとどめておきましょう。
・400字原稿用紙2枚の場合:4行程度
・400字原稿用紙3枚の場合:6行程度
・400字原稿用紙5枚の場合:10行程度
感想よりあらすじの文字数が多くなるような、あらすじだらけの文章にならないように気をつけましょう。
そして書くときは【5W1H】を意識して書いていきましょう。
・when(いつ)
・where(どこで)
・who(だれが)
・what(なにを)
・why(なんのために)
・how(どうした)
文章を書くときには5W1Hを意識して書くと読者にもわかりやすくなりますよ。
読書感想文の本を選んだ理由はどう書けばいい?
読書感想文ではまず、本を選んだ理由を書いていきましょう。
本を選んだきっかけは色々あると思います。
以下のような理由でも良いですよ。
◆テレビで紹介されていた。
この本を選んだ理由は、以前テレビで紹介されていて、おもしろそうな内容だと思ったからです。
早速本屋へ探しに行きましたが、テレビで紹介されていただけあってか中々見つからず、ようやく3店目で買うことができました。
見つからずにガッカリした気持ちと、見つからないほど人気なのだというワクワクした気持ちになりました。
◆家族や友人から薦められた
私の母はよく本を読んでいます。新しい本を読むこともありますが、読んだことのある本を繰り返し読んでいることもあります。
おもしろい本はないかと相談したところ、母が昔好きだったというこの本を買ってきてくれました。
◆本屋で大きく取り上げられていた
本屋へ読書感想文の本を買いに行ったら、本屋の前にこの本が特集されていました。
店員さんの作ったチラシがおもしろそうに書いてあり興味がわき、また好きなジャンルでもあったので、迷わずこの本を選びました。
◆教科書に載っていた話だった
国語の教科書に載っていた話で、しっかり読んでみたいと思いこの本を選びました。
国語の授業ではよく主人公のことが分かりませんでしたが、通して読むことで違った印象になりました。
どんなきっかけでも良いので正直に書きましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
読書感想文は難しい、といった先入観がありますが、枠に当てはめるように書いていけば、意外と書けるものなのです。
それでは頑張って!良い感想文が書ける参考となれば嬉しいです。