合皮のバッグにうっかりボールペンや油性ペンで線を引いてしまった経験ありますよねー。
仕事の書類を扱っているときに起こりがちです。
家でよくあるのは、子どもが合皮のソファーや財布にボールペンで落書きすることです。
焦りますよね。
でも、合皮についた油性ペンやボールペンの落書きは取り除くことが可能です。
そこで、合皮のソファーやバッグについた油性ペンやボールペンの汚れを落とす方法を紹介します。
ソファーやバッグを新しく買う前に、この方法を試してみてください。
合皮の臭い取りについてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。
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合皮にボールペンで落書きしてしまった時のポイント
合皮にうっかりボールペンで書いてしまうと、焦る気持ちが大きいですね。
すぐに消したくなるかもしれませんが、まず確認してほしいことがあります。
それは、使用したボールペンが「油性」か「水性」かを判断することです。
意外とこの違いに気づかないこともあります。
合皮にボールペンの跡がつくと慌てますが、油性と水性では対応方法が変わります。
落ち着いて、使ったボールペンが水性か油性かをチェックしましょう。
さらに、書かれた素材が「合皮」か「本革」かも重要です。
素材によっても対応が異なります。
今回は、合皮にボールペンがついた場合の対処法を紹介します。
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合皮に水性ボールペンで書かれた汚れの落とし方
合皮に書かれたボールペンの落書きを消す方法をお教えします。
ここでは水性ボールペンに焦点を当てます。
水性ボールペンのインクは「水または石鹸水」で除去可能です。
以下に具体的な手順を紹介しますので、ご自宅で試してみてください。
必要なもの
- 水またはぬるま湯で薄めた石鹸水
- キッチンペーパー
- 乾いた布
- スプレーボトル（持っている場合）
手順
- スプレーボトルに水や石鹸水を入れます（スプレーボトルがなければ、コットンに水を含ませても良いです）。
- 落書きされた部分に水や石鹸水を吹きかけます。
- キッチンペーパーを落書きの上に置き、拭き取ります。
- このプロセスを落書きが消えるまで繰り返します。
- 最後に乾いた布で水分をしっかりと拭き取ります。
水で濡らしすぎると合皮が傷む可能性があるので、水分は適量にしてください。
合皮に油性ボールペンで書かれた汚れの落とし方
合皮についた油性ボールペンの落書きを消すための詳しい方法を説明します。
油性ボールペンは水性に比べて落とすのが難しいですが、いくつかの効果的な対処法があります。
消しゴムを使う方法
薄いインクの跡であれば消しゴムでも消える場合があります。
落書きされた部分に直接消しゴムを優しく擦り当てるだけです。
力を入れすぎずに、ゆっくりとインクを削り取るようにします。
強く擦りすぎると合皮の表面が傷つく恐れがあるので注意が必要です。
メラミンスポンジとお酢を使う方法
少しの汚れであればこの方法も有効です。
必要なもの：メラミンスポンジ、酢、乾いた布
手順
- メラミンスポンジを湿らせ、少量のお酢をスポンジに含ませます。
- 落書きされた部分をスポンジで優しく擦ります。
- 汚れが浮き上がってきたら、乾いた布で慎重に拭き取ります。
繰り返し処理をすることで、しつこいインクも徐々に除去できます。
エタノールを使う方法
エタノールはアルコールの一種で、油性インクの油分を分解しやすい性質があります。
準備するもの
無水エタノールまたは消毒用エタノール、コットン、乾いた布、サランラップなど
手順
- 無水エタノールまたは消毒用エタノールをコットンにたっぷりと含ませます。エタノールは蒸発しやすいため、十分な量を用いることが重要です。
- 汚れがある部分に湿らせたコットンを置き、その上からサランラップで覆います。エタノールの蒸発を防ぎ、より長く作用させることができます。
- 10分程度放置した後、ラップを取り除きます。この間にエタノールがインクを分解しているはずです。
- コットンを軽く押し当てながら、インクを拭き取ります。必要に応じてコットンを新しいものに交換し、汚れが取れるまで繰り返します。
- 最後に、乾いた布でエリアを拭きエタノールを完全に除去します。
クレンジングクリームを使う方法
クレンジングクリームに含まれる油分が油性インクと結合し、インクを浮かせることができます。
準備するもの
クレンジングクリームやコールドクリーム、コットン、乾いた布
手順
- クレンジングクリームをコットンに少量塗ります。少量で十分に広がるよう、コットン全体に均一に伸ばします。
- コットンをインクの上に置き、軽く円を描くようにしてクリームでインクを擦ります。この動作でインクがクリームに吸収されます。
- 汚れが浮き上がったら、別の乾いた布を使用してクリームと共にインクを拭き取ります。全てのクリームが除去されるまで布で拭き取りを続けます。
界面活性剤を使う方法
界面活性剤は油と水を乳化させ、油性インクの油分を分解して水に溶けやすくします。
準備するもの
界面活性剤を多く含む洗剤（アタックネオなど）、キッチンペーパー、サランラップ、乾いた布、洗面器
手順
- 洗面器を使い、洗剤をキッチンペーパーにたっぷりと含ませます。洗剤が液だれしないように適量を調節します。
- 汚れがある部分にキッチンペーパーを置き、さらにその上からサランラップで覆い、湿布のようにします。これにより洗剤が長時間作用することができ、また蒸発を防ぎます。
- 20分程度放置した後、ラップとキッチンペーパーを取り除きます。この時間が界面活性剤にインクを分解させるのに効果的です。
- 乾いた布を使って、洗剤とともに浮き上がったインクを拭き取ります。インクが完全に除去されるまでこのプロセスを繰り返すことができます。
除光液を使う方法
除光液に含まれるアセトンなどの溶剤は油性インクの油分を速やかに溶解します。
準備するもの
除光液、コットン、サランラップ、乾いた布
手順
- 除光液をコットンに適量含ませます。除光液は蒸発しやすいため、インクを効果的に溶解させるために十分な量が必要です。
- 汚れている部分に湿らせたコットンを置き、その上からサランラップをかけて蒸発を防ぎます。
- 10分程度放置した後、ラップを取り除き、コットンで優しくインクを拭き取ります。インクが残っている場合は新しいコットンに交換して繰り返します。
- 最後に、乾いた布で除光液をしっかりと拭き取ります。
除光液は合皮にダメージを与える可能性があるため、特に慎重に扱う必要があります。
端の目立たないところで試してからにしましょう。
どの方法も、まずは目立たない部分で小さなテストを行い、合皮の反応を確認した上で使用することが重要です。
方法を選ぶ際には、落書きの濃さや範囲を考慮し最も優しい方法から試すことをお勧めします。
油性ペンがプラスチック製のものに付いてしまった場合の落とし方についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。
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合皮に油性のペンの汚れがついたときの注意点
合皮にボールペンのインクを落とす際に守るべき重要なポイントがいくつかあります。
これらを理解しておくことで、素材を傷めることなく汚れを効果的に除去できます。
すぐに対応する
合皮にボールペンのインクが付いたら、時間が経過する前にすぐに対処しましょう。
時間が経つほどインクは固定され、落としにくくなります。
特に子供が汚してしまった場合は、すぐに報告されないことも多いので子供がペンを使っているときは注意して監視することが大切です。
目立たない場所でテストする
使用するクリーナーや薬剤が合皮の状態や色にどのような影響を与えるかは、使用前に目立たない場所で試してみることで確認できます。
特に古いまたは色の濃い合皮では、薬剤が色落ちや素材の剥がれを引き起こす可能性があります。
強く擦らない
汚れを取る際に力を入れてゴシゴシ擦ると、特に油性のインクはより固着してしまい、さらに合皮を傷める原因にもなります。
インクを溶かし、ゆっくりと浮き上がらせる方法が効果的です。
力任せに擦るのは避けましょう。
水分や薬剤をしっかり拭き取る
クリーニング後は、合皮に水分や薬剤が残らないようにしっかりと拭き取ります。
これを怠ると、合皮が劣化したり他の問題が発生する可能性があります。
最終的には乾いた布で拭くことで、二次的な損傷を防ぎます。
これらのポイントを守ることで、合皮製品を長持ちさせながらボールペンの汚れを安全に取り除くことができます。
まとめ
合皮のものにボールペンや油性ペンの汚れが付いたときの対処法を紹介しました。
まずは消しゴムや激落ちくんなどで試してみましょう。