大雨警報で学校が休みにならないのはなぜ?暴風雪警報など休校になる警報
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大雨警報で学校が休みにならないのはなぜ?暴風雪警報など休校になる警報

警報が出ると学校は休みになるものだという先入観がありますよね。

 

でも実は、大雨警報では学校はお休みになりません。

なぜなのでしょうか。

 

ここでは、大雨警報で学校がお休みにならない理由やどんな警報なら学校が休みになるのか解説していきます。

 

大雨警報で学校が休みにならない理由

大雨警報が出ても学校が休みにならないのはなぜなのでしょうか。

それは、大雨警報が出るほどの土砂降りでも交通機関が滞ることは少なく、台風などと比較してもそれほど危険ではないのが理由です。

 

ただし、川が氾濫する可能性があったりと通学路が危険な状況にあると学校が判断した場合は休校となることもあります。

地域や学校によって判断基準が異なるため、気になる場合は直接学校に問い合わせると良いでしょう。

 

休校の連絡が来ていない場合でも、天候が心配なら登校させず、安全を確保するために休ませたり遅れて登校させることもできます。

天候が不安なときは臨機応変に対応を検討してみてください。

 

暴風雪警報など学校が休みになる警報

大雨警報が休みにならないのは分かりましたが、逆に休みになる可能性のある警報はどのようなものがあるでしょうか。

順に紹介していきます。

 

暴風警報

風が強く物が飛んできたり転倒する危険性があるため、学校が休みになる可能性が高いです。

建物の損壊や道路の封鎖など、外出が非常に危険な状況となります。

登校だけでなく、家の外に出ないよう心掛け、警報が解除されるまで待つことが重要です。

 

大雪警報

大雪の影響で交通機関が停滞し通学路の安全が確保できない場合、学校が休みになる可能性があります。

豪雪地域でも、道がひどく悪い場合や雪崩の危険がある時は休校となることがあります。

休校にならなかった場合でも、雪道には十分に注意して登校しましょう。

 

暴風雪警報

風が強くて大雪でもある天候です。

視界や道路が悪化すしますので休校の可能性が高まります。

風の強さと雪の影響で歩きにくく、転倒の危険性が高まります。

警報が出ている間はできるだけ家に滞在し、外出が不可避な場合は滑りにくい靴を履いて注意深く行動しましょう。

 

特別警報

これまで紹介した警報よりも危険度が高く、出された場合は必ず休みになります。

地震や台風、豪雨、火山の噴火など、対象地域の住民に最大限の警戒を呼びかけるものです。

特別警報が出た場合は、市町村の指示に従い安全な場所に避難しましょう。

避難後も情報を確認することが重要です。

 

災害時の情報入手のために電池で聴けるラジオなどを持っておきたいですね。

 

洪水警報でも学校が休みにならない

先ほど紹介した、学校が休みになる警報には洪水警報が含まれていませんでしたね。

通常、洪水警報が出ても学校は基本的に休みになりません。

都道府県の広い地域に警報が発令されたとしても、洪水になる地域が限定的であることが多いからです。

 

海や川から遠い場所や高台に位置する学校は、洪水の影響をほとんど受けませんよね。

 

もし県内全域で休校になれば、学年全体の授業日数が足りなくなる可能性も考えられます。

 

洪水警報の警戒レベルについて詳しく見てみましょう。

洪水警報は、気象庁の警戒レベルではレベル3に相当します。

大雨警報、氾濫警戒情報、高潮注意報などと同等です。

大雨警報と同レベルなら学校が休みにならないのも理解できますね。

 

といっても、高齢者は危険区域から避難が求められる状態です。

 

気象庁の警戒レベルの最高レベルは5で大雨特別警報や氾濫発生情報に相当します。

これは既に近くの川が氾濫しており、生命を守るために即座の行動が必要な状態です。

 

レベル4では、氾濫危険情報や高潮特別警報が該当します。

近くの川が氾濫する可能性が高いため、避難が求められます。

 

 

洪水警報のレベル3はすぐに避難しなければならないという状態ではありません。

 

気象庁からのこれらの情報をもとに、自治体や学校が休校の判断を下します。

 

といっても、洪水警報だと学校が通常通り開いているからそんな危険でもないかと油断するのも危険です。

 

洪水が一部の地域だけで大したことないと思われるものでも、まれに市内全域が洪水の危険にさらされることもあります。

 

情報は逐一チェックしておきましょう。

 

学校が通常通りでも、行き帰りに心配がある場合は休ませることも検討してください。

警戒レベルが低いからといって、安心せずに慎重に行動しましょう。

 

洪水警報で学校が休校になる条件

では学校が洪水警報で休みになるのはどういう基準からでしょうか。

以下の3つです。

  • 学校が洪水の危険区域に位置する
  • 通学路が洪水の危険区域に位置する
  • 公共交通機関が運休する

海や川に近く、低地や浸水しやすい地域にある学校や、生徒の通学路が洪水の危険区域にある場合は休校の可能性が高まります。

通学路が水浸しだと学校に行けない生徒も多数現れますからね。

 

また、高校や大学では公共交通機関を利用する生徒が多いため、電車などの運休があれば休校の可能性も高くなります。

 

休校の判断は、公立学校では自治体が、私立学校では学校が独自に行います。

緊急の場合や危険が判断された場合には、公立学校でも学校長が判断することが認められています。

そのため、学校によって異なる措置がとられることがあります。

 

例えば、ある学校は休校、別の学校は短縮授業、また別の学校は通常授業が行われるということも考えられます。

 

知らずに学校に行ったら、学校が休校になっていたという事態も発生します。

天気が心配な場合は、学校からの連絡を確認してから登校させるようにしましょう。

 

学校が休みになる注意報もある・ 警報との違い

学校は通常、注意報が発令されても休校にはなりません。

ただし、6時間以上後に警報に切り替わる可能性がある注意報の場合は、休校となることがあります。

 

警報と注意報の違い、そして休校の可能性がある注意報について解説していきます。

 

【注意報とは】

気象(雨・風・雪など)、地面現象(土砂災害など)、高潮、洪水などの災害が起こる恐れがある場合にその旨を注意して行う予報。

 

【警報とは】

気象(暴風、暴風雪、大雨、大雪)、地面現象(土砂災害警戒情報)、高潮、洪水(氾濫危険情報)などの、重大な災害の起こる恐れのある旨を警告して行う予報。

 

警報は重大な災害が起こる恐れのある場合に発令されます。

 

また、特に危険な状態を示す場合には特別警報(大雨、高潮)、氾濫発生情報があります。

 

休校になる可能性がある注意報

注意報<警報<特別警報の順に危険度が上がります。

実は、注意報と警報の間に「警報になりそうな注意報」というものが存在します。

これが、休校になる可能性がある注意報です。

 

気象庁の予報は毎日5時、11時、17時に発表されます。

次の天気予報(6時間後)に急変が予想された場合、「○○警報に切り替わる可能性が高い」という文言付きの注意報が発表されます。

これは、危険な状態が予測される際に住民に避難準備や備えをするための時間を確保するためです。

 

ただし、全ての警報で休校にはなりません。

休校になるのは、暴風警報、暴風雪警報、大雨特別警報などになる注意報です。

 

これらの警報に切り替わる可能性が高い注意報が出た場合は、休校の可能性が高いと考えてください。

 

 

警報で学校の休校は誰が決める?

早いところでは前日に休校が決定されることもありますが、「学校を休みにしよう」という決定は一体誰が下しているのでしょうか。

 

基本的に、学校の休校の決定は教育委員会によって行われます。

ただし、この判断基準は市町村ごとに異なるため、各地域での休校の有無には個別の基準が適用されます。

 

特に台風のような自然災害の場合、影響を受ける地域とそうでない地域とで大きな違いがあるため、警報が出された場合は各地域の判断基準に基づいて休校が決まります。

 

教育委員会が休校の判断を下すことが一般的ですが例外も存在します。

私立学校の場合や、緊急事態が発生した場合には、学校の校長先生が休校の決定を行うこともあります。

 

警報で学校が休校になるかの確認方法

学校が警報で休みになるかどうかを確認する方法についていくつかご紹介します。

一斉メールが来る

学校が休校になるかどうかの確認方法の一つは「一斉に送られてくるメールを確認すること」です。

最近は、学校が緊急の情報をメールで配信する仕組みが増えています。

メールアドレスを登録している場合は、休校の連絡がメールで一斉に通知されることがあります。

電話での連絡もあるため、登録していない場合でも安心です。

 

ただ、学校からの連絡がなくても見るからに危険という天候の場合もあります。

そんなときは各自の判断で休んでも構わないという学校が多いです。

休んだり遅れて行くつもりの場合は学校に一報入れておきましょう。

 

学校のHPやX(ツイッター)を確認する

もう一つの確認方法は、「学校の公式ホームページやX(Twitter)を確認すること」です。

天候が悪化し、学校が休みになる場合は学校のHPやツイッターでその情報が掲載されることがあります。

この方法は手軽で、電話をかける手間が省けます。

 

連絡網で確認

連絡網で確認することもあります。

学校によっては、連絡網を使用して緊急連絡を行う場合があります。

あらかじめ登録された電話番号やメールアドレスに連絡が届く仕組みです。

連絡網が回ってくる時刻はあらかじめ決められてることが多いので、指定時間まで待ってみましょう。

 

最近では電話以外にもやメールでの連絡網もあります。

いざという時のために今一度、連絡網の確認をしておきましょう。

 

事前のお手紙で確認

事前のお手紙で確認することもあります。

天候が悪化し、学校が休みになる可能性が高い場合、学校から事前に手紙が発行されることがあります。

手紙には登校時間の変更や休校の決定が記載されていることがあります。

学校側が前日までに判断できない場合は、当日の朝に電話やメールで通知されることもあります。

これらの確認方法を利用して、天候不良時の学校の休校情報を確実に受け取るようにしましょう。

 

学校で警報が発令されたら?

学校にいるときに警報が出た場合、まずは学校からの指示を待ちましょう。

各自治体や学校によって対応が異なりますので、まずは基準を確認し学校からの指示を待つことが重要です。

 

多くの自治体・学校では、暴風、暴風雪警報、大雨特別警報などが発令された場合、授業を早めに終了させて下校させることがあります。

この際、集団下校や教員の引率、保護者の迎えが必要な場合も考えられますので、迅速な対応が求められます。

 

ただし、下校が危険な場合は、学校に滞在させる措置が取られることもあります。

迎えに行く際は学校の指示に従いましょう。

無理に迎えにいって災害に巻き込まれても大変です。

 

大雨や洪水警報が出た場合は普通に通常授業が行われます。

ただし、自宅周辺が危険な状況であれば、自主的に早退させることも許容されています。

この場合は学校に連絡し、迎えに行く手段を取るようにしましょう。

安全を最優先にして適切な対応を心掛けましょう。

 

まとめ

大雨警報が出ても学校が休みにならない理由を解説しました。

学校に行ける状態なら休校にはならないのですね。

洪水警報も同じ理由です。

 

もし警報で学校が休みになっても、危険ですから外に遊びに行かないようにしましょう。

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