「Outlook」でメールを作成する際、本文にURLやメールアドレスのリンクを貼り付けても、なぜかリンクが青く表示されないことがありますね。
これはツールの設定に慣れていないと、誰もがぶつかる問題です。
でも、メールの設定を少し変更するだけで、簡単にリンクを青く表示することができます。
ここでは、メールのリンクを貼り付けても青くならないときの対処法と原因について解説します。
リンクが青くならないのは設定のせい?
メール内のリンクが青色で表示されない問題について、その原因と解決策を解説します。
メールで送信されたURLやメールアドレスが青色のリンクとして表示されない場合、最初にチェックすべきはメールの「書式設定」です。
リンクが期待通りに青色で表示されない主な理由は、メールが「テキスト形式」で作成されていることにあります。
メールには、「テキスト形式」「HTML形式」「リッチテキスト形式」という3種類の書式が存在します。
テキスト形式では、入力されたテキストが変更なしで直接表示されるためURLやメールアドレスをリンクとして青色で表示することはありません。
リンクを青色で表示させたい場合は、メールをHTML形式やリッチテキスト形式に変更する必要があります。
HTML形式とリッチテキスト形式の間にはいくつかの違いがありますが、リンクを青色で表示させる目的であれば、どちらの形式を選んでも問題はありません。
テキスト形式以外の書式に変更することで、挿入されたリンクは自動的に青色で表示されるようになります。
ここではメールを送信する側の設定に焦点を当てていますが、受信側のメールソフトの設定も重要です。
受信側のメールソフトがテキスト形式に設定されている場合、送信側が書式を変更してもリンクは青色で表示されません。
また、受信側が青色のリンクでメールを送信しても、送信側のメールソフトがテキスト形式に設定されている場合、リンクは青色で表示されません。
Outlookを使用している場合、通常は送信されたメールの書式が保持されますが、異なるメールソフト間でのやり取りでは、相手のメールソフトの設定を考慮する必要があります。
受信したメールに返信する際も、相手の設定した書式が自動的に適用されるため、注意が必要です。
テキスト形式で受信したメールに返信する場合、リンクを青色で表示させたいなら、返信時に書式をリッチテキスト形式またはHTML形式に変更することが推奨されます。
リッチテキスト形式はOutlook専用ですが、他のメールソフトでは主にHTML形式とテキスト形式が使用されます。
結論として、リンクを青色で表示させるには、テキスト形式以外の書式に変更することがキーとなります。
手軽に出来るハイパーリンク
簡単なハイパーリンクの作成方法をご紹介します。
この手順を試してみてください。
通常、テキストやリンクを貼り付ける際、多くの方は右クリックで「貼り付け」を選択するか、または「Ctrl+V」のキーボードショートカットを利用しますよね。
今回は少し異なる方法を紹介します。
貼り付ける際に「Ctrl+V」の代わりに「Ctrl+K」を使用してみてください。
これにより、「ハイパーリンクの挿入」のダイアログボックスが表示されます。
「アドレス」欄にURLを入力して「OK」をクリックすることで、テキストにハイパーリンクが追加されます。
ただし、この操作を毎回行うのは手間がかかるかもしれません。
より効率的な方法を求める場合は、書式設定の変更を検討しましょう。
以下でその方法を詳しく説明します。
Outlookでリンクが青くならない場合の対処法
Outlookでリンクが正しく青色で表示されない場合の解決策もご紹介します。
この解決策は簡単で、わずか2ステップで完了します。
- メール作成画面の上部にある「書式設定」タブを選択し
- 「形式」セクションから「リッチテキスト形式」または「HTML形式」を選びます。
パソコン初心者でも「書式設定」「形式」「リッチテキスト形式」の3つの言葉を覚えておけば、リンクが期待通りに表示されない場合のトラブルシューティングに役立ちます。
リンクを挿入する際の一般的な問題は、URLの長さです。
メールアドレスならそんなに長くもなりませんが、特にウェブサイトのURLは非常に長くなることがあります。
このような場合には、ハイパーリンクの使用が推奨されます。
通常、入力されたテキストは変更せずに青色のリンクとして表示されます。
これをウェブサイトのリンクテキストをカスタマイズして、「こちらをクリック」のように表示させることが可能です。
このカスタマイズも簡単に行えます。
- メールの書式を「リッチテキスト形式」または「HTML形式」に設定します。
- リンクとして挿入したいURLやメールアドレスを「Ctrl+C」でコピーし
- メール本文に「Ctrl+K」を使用して貼り付けます。
- 「ハイパーリンク」ダイアログボックスが表示されたら、「表示文字列」欄にメール本文に表示させたいテキストを入力(例: 「サイトはこちら」など)
- 「アドレス」欄にはURLやメールアドレスを貼り付けます。
この方法により、メール本文が長くなったり、複数のリンクが含まれる場合でも読みやすく整理されたメールを作成することができます。
Gmailでリンクが青くならない場合の設定方法
Gmailでメールを作成する場合、メールの形式をプレーンテキストからHTML形式に変更すると、貼り付けたURLが青く表示されます。
手順は以下の通りです。
Gmailのページを開き、「新規作成」をクリックします。
新規メッセージを作成する画面が表示されたら、右下の「ごみ箱マーク」の左にある、3つの点が縦に並んだ「その他のオプション」をクリックします。
表示された項目の中で、三番目に「プレーンテキストモード」という項目があります。
「プレーンテキストモード」をクリックすると、左側にチェックがついたり消えたりします。
チェックマークが表示されている場合は、プレーンテキストモードが有効であり、テキストに装飾を加えることができず、貼り付けたURLも青色で表示されません。
この状態からHTML形式に変更するには、もう一度クリックしてチェックを外します。チェックを外した後、メール編集画面の左上に「リッチテキスト」という表示が出れば、形式がHTMLに変更されたことを意味します。
もし「書式なしテキスト」と表示されている場合は、形式がまだプレーンテキストのままなので、再度「プレーンテキストモード」を選択して設定を変更します。HTML形式に設定変更が完了したら、URLを再度貼り付けると今度は青色で表示され、クリック可能なリンクとして機能します。
Gmailで設定変更後にもURLが青くならない場合は、URLに誤りがないか確認してください。
なぜリンクが青くならない形式がある?
電子メールは元々、テキストベースのメッセージを相互に送受信する手段として普及しました。
テキストのみを含むメールは、データ量が少なく受信する側にとっても負荷が低いため、保存やメモとしての活用が容易であり非常に便利な通信手段です。
この背景から、多くのメールクライアントは初期設定をテキスト形式で提供していました。
特に、過去のフィーチャーフォン(ガラケー)時代には、この特性がより重要視されていました。
当時は現在のようにデータ通信プランが一般的ではなく、メール一通ごとに通信料がかかるシステムでした。
そのため、通信費を抑えるためにも、できるだけデータ量の少ないメールを送信することが求められていたのです。
まとめ
Outlookでのメール作成は難しいところもあります。
リンクの文字を青くするというのは初歩ですので覚えておきましょう。
最近ではGmailを使うことも多いのでOutlookのことを周りに聞いても知らない人が多くて困りますね。