猫柳を庭に植えてはいけない理由は?縁起が悪い?
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猫柳を庭に植えてはいけない理由は?縁起が悪い?

「猫柳」という名前は、その花穂が猫のしっぽみたいだからつけられました。

春になるとかわいい花を咲かせ、多くの人に愛されています。

ネコヤナギと聞くとバカボンの主題歌を思い出してしまうほど馴染みのある植物です。

でも、庭に植える前に覚えておきたいポイントがあります。

 

ここでは、庭に猫柳を植てはいけない理由や庭に植えるのに適している理由、庭で猫柳を安全に育てるためのアドバイスなど紹介していきます。

 

猫柳を庭に植えてはいけない理由

猫柳を庭に植えてはいけないと言われる理由は主に3つあります。

順に紹介していきます。

死と関連のある木

柳の木は、その形が人間や動物が枯れる様子に似ているため、日本では昔から「死」や「不運」と関連づけられてきました。

さらに、民間信仰では柳が儀式に用いられることも多く、不吉な象徴とされていることもあります。

たとえば、昔は柳の枝を塔婆に使うことがあり、根が付くことが「成仏」のしるしとされていたり、水辺に生える柳には幽霊が出るとも言われていました。

 

これらの理由で、庭に植えると霊界への入り口を作ってしまうと考える人もいます。

 

話題の中心は猫柳ですが、柳には様々な種類があります。

例えばシダレヤナギやウンリュウヤナギなどがあり、特にシダレヤナギは幽霊が現れる木として語られがちです。

 

しかし、猫柳は外見がこれらの木と異なり、幽霊や死と直接結びつけるのは少し無理があるとも言えます。

 

猫柳に関する不吉なイメージは、日本の文化や民間信仰に深く根ざしています。

そのため、猫柳を庭に植えることを避けるべきだと考える人が多いですが、これはあくまで伝統的な見解です。

現代においてそれをどう捉えるかは個々の判断によるものです。

 

不運を招く木とされること

猫柳、もしくは柳の木全般が「凶木」と見なされることがあります。

これは、柳の木が持つとされるエネルギーが不運を引き寄せるという信念に基づいています。

具体的には

  • 家庭内でのトラブルの増加
  • 健康問題の発生
  • 経済的な困難

など、さまざまな不幸を引き起こすと言われています。

柳の木が愛情面の問題や家族関係の悪化、精神的な健康問題をもたらすともされ、さらには経済的な不安定やアルコール依存症に繋がるという迷信もあります。

ただし、一部では柳に「陽の気」があるとして、負の影響を避けるために植える風習もあるとされます。

 

建物への損傷の可能性

猫柳は通常1~3メートル程度に成長しますが、場合によっては5メートルを超える大木になることもあります。

柳の根は比較的浅く広がり、強風や大雨などの自然災害により倒れやすい特性を持っています。

これが原因で将来的に家を傷つける可能性があります。

さらに、柳の根が建物の基礎周辺に広がることで、建物の土台を弱め傾斜やひび割れを引き起こす恐れもあります。

 

これらの理由から、庭に植える場合は慎重にそして適切な手入れが必要だとされています。

柳を庭に植えること自体に反対するわけではありませんが、その潜在的なリスクを考慮し慎重に植え場所を選ぶことが推奨されます。

 

猫柳を庭に植えても良い理由

猫柳を庭に植えることがおすすめされる主な理由は、その縁起の良さと丈夫な性質にあります。

これらの魅力をもう少し詳しく掘り下げてみましょう。

縁起の良い神聖な木としての役割

猫柳が持つ神聖なイメージは、日本の長い歴史の中で培われてきました。

特に、魔除けや鬼門封じの木としての役割は、その象徴的な価値を高めています。

江戸時代には、江戸城の繁栄を願って鬼門とされる方向に柳を植える習慣がありました。

これは、柳が持つ神聖な力によって悪いエネルギーを遠ざけ、幸運を引き寄せると信じられていたからです。

また、春先に最初に新芽をつける柳の木は、新たな始まりや生命の再生を象徴し祝い事に使われる「祝箸」の材料としても重宝されました。

これらの伝統は、猫柳を庭に植えることでその家庭に幸運と神聖さをもたらすという信念に繋がっています。

 

鬼門に植えると良いとされる木には南天や柊があります。

南天や柊を鬼門や玄関に置く際の注意点などはこちらの記事にまとめてあります。

こちらもチェックしてみてください。
↓↓
南天の木を鉢植えで玄関先に置くのは風水的にどう?鬼門の方角では?

柊は魔除けに玄関でもいい?鉢植えを鬼門に置くのは?植える方角

丈夫で手入れが簡単な性質

猫柳のもう一つの大きな魅力は、その強健さと手入れのしやすさにあります。

猫柳は比較的病気や害虫の被害を受けにくい樹木で、庭に植えても特別な手間をかけずに美しい状態を保つことができます。

害虫に対しても自然に抵抗力を持っているため、農薬などの防虫処理を頻繁に行う必要がありません。

 

この丈夫さは、忙しい日々の中でも庭の手入れに多くの時間を割くことが難しい家庭にとっては大きな利点です。

また、猫柳はその柔軟でしなやかな枝葉が美しい景観を作り出し、四季を通じて変化するその姿は見る人に心の安らぎを提供します。

これらの理由から、猫柳は庭植えに非常に適している樹木と言えます。

その神聖なイメージと丈夫な性質は、多くの日本の家庭で受け入れられ庭を彩る樹木として愛され続けています。

 

猫柳を庭で育てるポイント

猫柳を庭で上手に育てるためのポイントをいくつか紹介します。

これらのコツを押さえることで、健康的に成長する猫柳を楽しむことができます。

植える時期について

猫柳を植えるのに最適な時期は、葉が落ちる秋から冬にかけてです。

この期間に植えることで、樹木がしっかりと根を下ろし春に向けて成長する準備を整えることができます。

土の種類

猫柳は元来、川辺など水辺に自生することが多い木です。

したがって、排水性が良すぎる砂質の土よりも、やや粘り気のある土壌を好む傾向があります。

植え場所の選び方

日光をたっぷり浴びられる、風通しの良い場所が理想的です。

日差しがよく当たる南向きの庭や斜面などが、猫柳にとっては最適な環境になります。

水やりと肥料のあげ方

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらしっかり水をあげましょう。

地植えの場合は、特に乾燥していない限り追加の水やりは必要ありません。

 

肥料は、冬の終わり頃に株の周りに緩効性肥料をまくことで健康な成長を促します。

剪定のタイミング

花が終わった後、4月末から5月にかけてが剪定の適切な時期です。

枝が密集していたり、成長が乱れている部分を中心に整えることがポイントです。

 

これらの簡単なケアを通して、猫柳を庭で健康的に、そして美しく育てることが可能です。

正しい時期に適切な手入れを行うことで、猫柳の魅力を最大限に引き出しましょう。

 

まとめ

猫柳を庭に植えてはいけないと言われる理由について紹介しました。

昔から死と近い場所で使われてきた木であることや、柳の木そのものが凶木とされてきたことが関係しています。

縁起が良いという考えもありますから、気にしないで植えても構わないと思います。

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