お見舞いの封筒には名前書かないでいい?書き方のマナーやお金の入れ方・お札の向き
本ページはプロモーションが含まれています

お見舞いの封筒には名前書かないでいい?書き方のマナーやお金の入れ方・お札の向き

友人や会社関係、お見舞いを渡す機会は時々あります。

手渡しだとお見舞いの封筒には名前を書かないでもいいのではないかと思いがちです。

でも、しっかり書いた方が良いです。

 

ここでは、お見舞いの封筒に名前を書いた方がいい理由や名前の書き方、お金の相場や入れ方などのマナーを解説していきます。

 

\楽天の売れ筋商品をチェック!/
楽天ランキングページはこちら<PR>

\Amazonでは今こんな商品が売れてるよ!/
Amazonのランキングページはこちら<PR>

お見舞いの封筒に名前を書かないのがダメな理由

お見舞い封筒に名前を記入しないことは、礼儀を欠く行為とされています。

なぜ名前を記入しないことが問題なのでしょうか?

日本には、受け取った恩恵に対して何らかの形で返礼をする文化が根付いています。

これは、祝事や弔事における返礼の習慣にも見られ、お見舞いにおいても例外ではありません。

 

しかし、入院中や退院直後など受け取る側は多忙を極めることが多いです。

ようやく落ち着いてお見舞いの封筒を開封すると「この封筒、名前がないけれど誰からだったかしら?」となりがちです。

名前がなければ、返礼を考える際に相手を困惑させてしまいます。

 

そのため、トラブルを避けるためにもお見舞い封筒には必ず名前を記載しましょう。

また、封筒の書き方や中に入れる金額の扱い方など、他にも覚えておくべきマナーが存在します。

 

ご祝儀袋のマナーについてはこちらの記事を参考にしてください。
↓↓
ご祝儀袋は自分の名前書かないでOK?名前なしがダメな理由

 

お見舞いの封筒に金額を書かないのはいい?

お見舞い封筒に名前を記載する必要性と同様に、金額を記載しないことも避けるべきです。

親しい関係であれば、直接手渡しをしてしまったり名前や金額の記載なしに封筒を渡してしまうこともあるかもしれません。

 

しかし、名前や金額を記載しないことは、相手に余計な負担をかけマナー違反となります。

お見舞い封筒に名前と金額を記載する方法について、これからご説明します。

 

お見舞いの封筒の名前の書き方と中袋

お見舞い封筒を準備する際、その正確な記入方法については多くの人が疑問を持つことでしょう。

封筒の表書きの記載方法、名前の適切な書き方、中袋の記入方法について、より詳細なポイントを分かりやすく解説します。

お見舞いの封筒の表書きの記載方法

お見舞い封筒の表面には繊細な配慮が必要です。

上部中央に「お見舞」または「御見舞」と記載します。

ここでの文字数は重要で「お見舞い」「御見舞い」といった4文字での表記は避けるべきです。

4や9という特定の数字は使用を避けるべきです。

「4」は「死」を、「9」は「苦」を連想させるため、これらの数字は不吉とされています。

 

「6」も「無」と読むことができ、不吉な意味を持ちますので使わないようにしましょう。

お見舞い封筒だけでなく、お花を贈る際にもこれらの数字の本数には注意が必要です。

これらの数字を避けることは、受け取る人への配慮として重要です。

 

出産祝いなどでは中袋に書かなくてもいい場合があります。

どんなときに書かなくても許されるのか、こちらの記事にまとめてあります。
↓↓
出産祝いに名前書くとこないときの書き方!中袋に書かないでいい場合とは

 

お見舞いの封筒の名前の書き方

封筒の「お見舞」または「御見舞」と書いた下の中央部に贈る人の氏名を記入します。

ここでの記載方法は、贈る側の状況によって異なります。

個人からの場合

氏名を中央に記載します。

 

複数名での場合

  • 3人まで:右から年齢や役職が上の順に名前を記載します。同僚や同級生の場合は、五十音順でも可。
  • 4人以上:中央に代表者の名前を記載し、左側に「外一同」と加え全員のフルネームは別紙に記載し同封します。

別紙に一同の名前を書く場合の書き方や注意点についてはこちらの記事にまとめてあります。

参考にしてください。
↓↓
お祝いやお香典での有志一同のリストの別紙への書き方

 

夫婦からの場合

夫婦や家族名で贈る場合、夫の名前を代表として記載します。

夫婦共通の友人へのお見舞いの場合、夫婦連名での記載でも構いません。

その場合は、夫のフルネームを右側に、妻の名前を左側に記載します。

 

なお、渡す相手つまりお見舞いの相手の名前は書きません。

お見舞いは本人に直接渡すのが前提だからです。

 

お見舞いの封筒の中袋の書き方

封筒に中袋がある場合、その記入方法にも注意が必要です。

中央に縦書きで金額を記入し、金額は旧漢字を用いて記載します。

旧漢字を使うのは金額の不正変更を防ぐためです。

また、「金」の文字を頭につけることで金額の書き足しを防ぎます。

 

金額別漢数字の旧漢字例

  • 1: 壱
  • 2: 弐
  • 3: 参
  • 5: 伍
  • 10: 拾
  • 1000: 仟
  • 10000: 萬

これらの旧漢字の使用は、尊敬と正確性を示すために重要です。

 

中袋の裏面にも住所とフルネームを記載することが推奨されます。

また、中袋に記載欄が設けられている場合は、その指示に従って記入することが望ましいです。

 

中袋での漢数字の書き方や住所などの数字や漢字のゼロの書き方についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。

参考にしてください。
↓↓
ご祝儀袋や中袋に郵便番号を縦書きで書くには?住所の漢字0(ゼロ)の書き方

 

お見舞いの封筒への入れ方・お札の向き

お見舞い金を封筒に入れる際にも細かいマナーが存在します。

これらのマナーを守り、相手へ失礼のないようにしましょう。

使用するお札の状態

まず、使用するお札は清潔であることが求められます。

当たり前ですね。

しかし、新札をそのまま使用するのやめましょう。

 

新札がだめな理由を説明します。

新札は常に手元にあるわけではないですよね。

なのに、お見舞いで新札を使用するということは、お見舞いの予定があるか、あらかじめ用意していたことを意味します。

何か病気や怪我をするのを待ってたみたいな感じになるのです。

 

新札は、事前に用意しすぎた印象を与え相手に不運を待っていたかのような誤解を招く恐れがあります。

 

新札を使用する場合は、一度折り目をつけてから封筒に入れましょう。

くしゃくしゃにする必要はありませんが、新札と分からないようにするのです。

 

お札の向きと配置

お札を封筒に入れる際の向きにも注意が必要です。

お札の肖像画が表面を向くようにし、顔が上部に来るように配置します。

これは、封筒を開けた瞬間に金額を確認しやすくするための配慮と、肖像画を上にすることで回復を願う意味合いが込められています。

 

なお、お見舞いの際のお札の入れ方は結婚式などの慶事のときと同様になります。

 

複数枚のお札を入れる場合は、全てのお札の向きを統一してください。

 

中袋の使用

お見舞い金は直接外封筒に入れるのではなく、中袋に包んでから封筒に入れます。

中袋を使用することで、より丁寧な印象を相手に与えることができます。

 

中袋がない場合のお金の入れ方

場合によっては、中袋が付属していないお見舞い封筒を使用することもあります。

中袋が無い場合でもお札の肖像画が表面に来るようにして、顔が上部になるように配置するルールは変わりません。

封筒を開けた際に、すぐに肖像画が見えるようにすることが大切です。

 

お見舞い金封を準備する際には、これらのマナーを念頭に置き相手への配慮を忘れないようにしましょう。

 

お見舞いの金額の目安と相場

お見舞い封筒に添える金額には、一定の慣習があります。

一般的には、3,000円、5,000円、10,000円といった奇数の額が選ばれることが多いです。

以下は、関係性に応じた金額の目安です。

  • 親族(親・兄弟・親戚):5,000円から10,000円
  • 友人:3,000円から5,000円
  • 職場の同僚や関係者:3,000円から5,000円

職場関係では個人ではなく合同で贈ることも一般的です。

その際は、事前に職場の方針を確認することが重要です。

 

上記の金額はあくまで基本的な目安です。

居住地域によって相場は異なる場合があるため、周囲の人と相談することをお勧めします。

 

上司へのお見舞い

上司へのお見舞い金の贈呈は、一般に避けられます。

これは、上から目線の行為と受け取られたり「経済的に困っている」と思ってると誤解されるリスクがあるためです。

そのため、上司には物品を贈るのが一般的です。

 

どうしても現金を贈りたい場合は、封筒の表書きに「御伺い」と記載することで、お見舞いの意図を明確に伝えることができます。

おすすめのお見舞い品

  • 長期保存が可能な食品(果物、クッキー、和菓子など)
  • 実用的なアイテム(バスタオル、イヤホン、アイマスク、ケアグッズ)
  • 読み物(雑誌や小説)

食品を贈る場合は、食事制限やアレルギーを事前に確認することが望ましいです。

 

お見舞い品を選ぶ際も、金額の相場を意識することが大切です。

高価過ぎる品物は、受け取る側に負担を感じさせる可能性があるため避けるべきです。

 

適切なお見舞い封筒

お見舞い金を渡す際には封筒の選択も重要なマナーの一つです。

選ぶべき封筒の特徴は主に「紅白色」「無熨斗(のし)」「水引なし」の3点に集約されます。

 

紅白の無地のご祝儀袋

お見舞い封筒として、紅白色で無地のご祝儀袋を選ぶことが推奨されます。

お見舞いが必ずしも喜ばしい出来事ではないにもかかわらず、紅白の封筒を使用するのは、「一日も早い回復を願う」というポジティブな意図を表すためです。

 

熨斗(のし)のない封筒を選ぶ

熨斗(のし)は縁起物とされています。

ですので、お見舞い封筒には熨斗なしのものを選びます。

熨斗には「伸ばす」という意味があり、お見舞いの状況を長引かせる意味に解釈されかねないためです。

ただし、地域や風習によって異なる場合があるため事前の確認が望ましいです。

 

水引のない封筒

一般的に、お見舞い封筒は水引のないタイプを選びます。

もし水引がある場合は、「結び切り」(一度きりで繰り返さない意味)や「あわび結び」(末永く付き合う意味)のデザインを選択します。

「蝶結び」(何度でも繰り返してよい意味)のデザインは避けます。

 

水引なしのタイプのご祝儀袋の書き方はこちらの記事にまとめてあります。
↓↓
ご祝儀袋・水引なしタイプの名前の書き方と止め方・使っていい場面

 

封筒の折り方

封筒には裏面が折り込めるタイプもあります。

この場合、下部の紙が上に来るように折るのが一般的です。

これは、「下から上へ向かって回復してほしい」という願いを象徴しています。

 

避けるべき封筒

  • 色が黒白や黄色、銀色の水引を使用した封筒
  • 水引の種類が花結び(蝶結び)の封筒

これらは不幸事に使われることが多く、お見舞いの状況を悪化させる意味に取られかねないため避けるべきです。

 

謝礼などの場合に使う封筒や書き方についてはこちらの記事にまとめてあります。
↓↓
謝礼を渡す封筒の書き方!封筒選びと表書きやお金のマナー

 

お見舞いの封筒に書く筆記具

お見舞い封筒を記入する際は、毛筆や筆ペンを使用することが望ましいです。

ボールペンや万年筆は避けるべきです。

書き心地が軽いので手を抜いている印象を与えかねないためです。

 

中袋にはボールペンで書いていい場合もあります。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
↓↓
祝儀袋の内袋・中袋はボールペンで書いていい? 基本的な書き方も解説

 

お見舞いのメッセージは「濃い色で」「明瞭に」記入することが重要です。

葬儀の際には薄い墨を用いることがありますが、お見舞いの場合は事前に訪問の予定を立てることができます。

しっかりと準備し相手に対する心遣いを文字に込めて表現しましょう。

 

お見舞いの封筒の渡し方とタイミング

お見舞い封筒を渡す適切なタイミングは、病室を訪れて挨拶を交わした後です。

友人や知人が入院している場合、訪問のタイミングは慎重に選ぶ必要があります。

入院直後や手術直後など、相手が休養を必要としている時期は避けるべきです。

 

訪問前には面会時間を確認し、可能であれば事前に相手と連絡を取り合って訪問の都合を聞くことが推奨されます。

これにより、相手に余計な負担をかけずに済みます。

 

習い事などの月謝の封筒の書き方などについてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。
↓↓
月謝の封筒の書き方!金額や表書きとお金の入れ方

 

まとめ

お見舞いの封筒の書き方について紹介しました。

基本的に名前は書くのがマナーです。

名前があると相手もお見舞いをもらった人の管理がしやすいためです。

 

お金の入れ方にも注意しましょう。

テキストのコピーはできません。