郵便物を封筒で出す際には通常ですと110円切手を貼って出します。
もちろん重量制限があるので重さがオーバーしてると料金も多く払う必要があります。
もし、110円切手を貼って出したけど実際は重量がオーバーしてた場合はどうなるのでしょうか。
とはいっても、郵便料金の改定で50gまでが一律料金になったので重量オーバーになることも少ないと思います。
ここでは、切手を貼って出した封筒が重量オーバーだった場合どうなるのか、戻ってくるのか解説します。
通常は戻ってくるか受け取った側が不足料金分を払うことになります。
郵便物が重量オーバーで料金不足になったらどうなる
郵便物が料金不足だった場合の処置には主に2通りあります。
- 郵便物を差出人に戻す。
- 郵便物に料金不足である旨のハガキを添えて配達。
郵便物を差出人に戻す
収集した配達局で料金不足が判明して差出人に返送されるパターンです。
差出人の住所があれば返送されます。
ただし、区分作業中に料金不足が発覚しなかった場合はそのままあて先の配達エリアに流れることがあります。
でも配達エリア外であっても、差出人の住所が近くにあれば差出人に戻すこともあるようです。
当たり前ですが差出人の住所が書いてないと戻ってきませんので注意。
郵便物に差出人の電話番号が書いてあれば、電話で連絡を試みることもありますが、めったにないと思います。
配達されずに戻ってきた郵便物を再度郵送する際には、不足している料金分の切手を貼り付ければ再配達されます。
ですがその場合は封筒が50gを超えてることとなり、定形外郵便物となります。
重さを測って切手を貼る必要がありますので郵便局の窓口で手続きする方が手間が省けます。
郵便物に料金不足である旨のハガキを添えて配達
まず、郵便物は一旦あて先に配達されます。
その後、あて先の受取人が受け取るかどうか決めます。
受取る場合は不足分の料金を受取人が支払う必要があります。
不足分の切手や証紙を添付ハガキに貼り付けて差し出します。
受け取りたくない場合は差出人に返送できます。
受取らない旨を表記して、該当の郵便物に貼り付けて郵便窓口に差し出すか、ポストに投函します。
一度相手側に届いたけど料金不足のため受け取りを拒否されて戻ってきた郵便物は、再度差し出す際には不足分の切手を貼っただけでは足りません。
郵便物の料金分の切手が必要になります。
つまり、110円切手を貼って出して相手側に届いたけど料金不足で戻ってきた郵便物は、ふたたび郵送するときは不足分の切手が必要だということです。
この場合は切手に消印がされてるはずなので見た目で分かると思います。
はがきの重さがオーバーしてた場合はどうなるのか、不足料金の分はどうするのかについてはこちらの記事にまとめてあります。
↓↓
はがきの重さがオーバーしてたら料金どうなる?懸賞やシールの対応
郵便料金が不足する理由
郵便料金は郵便物のサイズや重量によっても異なります。
郵便料金が不足してしまうときの主な理由です。
基本料金が不足している
封筒の郵送には最低でも110円かかるのに全然足りてない切手を貼ってる場合です。
適切な切手を貼るようにしましょう。
郵便料金が値上げされたのを知らずに以前の金額で切手を貼ってるケースなどもありえます。
84円切手では不足ですので注意しましょう。
定形郵便物の大きさを超えている
定形郵便物にはサイズ制限があり、規定を超える場合には追加料金がかかります。
長辺14~23.5cm、短辺9~12cmの大きさである必要があります。
厚さが規格外
定形郵便物には厚さ制限があります。
暑さが1cmを超える場合には追加料金がかかります。
重量が超過
定型郵便物は50グラム以内と定められており、それを超える場合には追加料金が適用されます。
定形外郵便物の規格を超えている
定形外郵便物にもサイズと重量の制限があり、超える場合には高い郵送料がかかります。
長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内です。
最新の郵便料金を確認するのも大切ですが、よく分からない場合は郵便局の窓口に直接持ち込むのが確実ですよ。
願書を送るときも郵便局の窓口が確実です。
入学願書の書き方や送り方についてはこちらの記事にまとめてあります。
参考にしてください。
↓↓
入学願書の封筒の入れ方・クリアファイルは入れて郵送する?書き方と色
110円切手で送れるのはどのくらい?A4何枚?
110円切手で送れるのは定形郵便物といって大きさが次のものです。
- 長辺23.5cm以内
- 短辺12cm以内
- 厚さ1cm以内
そして、重量は50g以内のものです。
長方形の「長形3号」封筒がちょうどの定形の大きさになります。
この長形3号でA4の紙を送るとすると110円で何枚のA4用紙が送れるでしょうか。
110円で送れるのは50g以内。
長形3号の封筒の重さが約5gです。
A4用紙の重さは約4gです。
ですので、封筒5g+A4用紙4g×11枚=49g
ということでA4用紙は重さの計算上は11枚送れるということになります。
ただし、厚さを1センチ以内に収めなければなりません。
例えば、普通のA4用紙で一枚の厚さが約0.1ミリですから、封筒にいれる際に三つ折りにしても0.3ミリです。
10枚入れても厚さが3ミリですので1センチ以内には押さえられそうです。
ただ、紙質などの違いで50gを超えたり、1センチを上回ったりすることもあります。
投函する際は余裕を持って10枚以内におさえておきましょう。
速達を利用する場合には追加料金がかかります。
- 250gまで300円
- 1kgまで400円
- 4kgまで690円
速達で郵送するときには封筒に赤い線を引いて速達郵便であることを示す必要があります。
赤いボールペンでも構いません。
書き方はこちらの記事にまとめてありますので参考にしてください。
↓↓
速達の書き方!手書きボールペンで赤い線を引けばいい?
まとめ
110円切手で出した封筒が重さオーバーしてたらどうなるか解説しました。
料金不足で戻ってくるということでしたね。
ただそのためには差出人の住所をきちんと書いておかなければなりません。
相手側に受け取ってもらえたとしても不足分を先方に払わせることになりますので料金不足が不安な場合はきちっと計って投函するか、郵便局の窓口でお願いしましょう。