ランドセルについた油性ペンの汚れの消し方と落とし方
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ランドセルについた油性ペンの汚れの消し方と落とし方

小学校の6年間使うランドセルは、耐久性に優れた素材で作られています。

最近では、色々なブランドから様々なデザインのランドセルが登場しており価格も高めです。

 

ランドセルは安くはありませんが、子供が小さい時はランドセルに落書きをしたり、油性ペンがついてしまうこともあるでしょう。

ランドセルについた油性ペンを消す方法を素材ごとに紹介し、その際の注意点も解説します。

 

上履きに書いた油性ペンの消し方についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。
↓↓
油性ペンの消し方!上履きのゴムや布の部分に書いた名前の落とし方

 

ランドセルについた汚れを掃除する前にチェックしておきたいこと

ランドセルを掃除するときは、油性ペンの汚れだけでなくまずはランドセルの取扱説明書や保証書を見ることが大事です。

取扱説明書には、そのランドセルのお手入れ方法や避けるべき方法が書かれていることが多いです。

保証書には、汚れに対する保証内容が記されている場合もあります。

 

もし汚れが広範囲にわたるなら、自分で対応せずに有料の修理を依頼することも考えてみてください。

これから説明する掃除方法は家でできる簡単なものですから、小さな範囲で試してから全体に適用してくださいね。

 

ランドセルの素材には色々あるので確認を

ランドセルにはいくつかの素材が使われていますが、それぞれ対処法が違うためどんな素材か確認することが大切です。

人工皮革

「クラリーノ」という名前でよく知られている人工皮革は、合成皮革とは異なり傷が広がりにくいのが特徴です。

牛革

耐久性が高く高級感があり、使えば使うほど体になじんでいくのが魅力です。

ただし、人工皮革よりも価格は高く多くは7万円以上です。

 

コードバン

コードバンはあまり知られていないかもしれませんが、馬のお尻の部分から取った希少な天然皮革です。

牛革よりも高価で、非常に珍しい素材です。

 

ランドセルは高価なので、汚れたらなるべくきれいに落としたいものです。

 

天然皮革のランドセルに油性ペンの汚れがついた場合の掃除方法

天然皮革は非常に繊細な素材で、汚れがついた場合速やかに適切な方法で対処することが重要です。

間違った方法で対処すると、色が変わったり素材が傷んだりすることがあります。

 

家庭で安全に掃除する場合は、皮革専用のクリーナーを使うことをお勧めします。

これらのクリーナーは、高価なランドセルや他の革製品にも使えるため持っておくと便利です。

 

各クリーナーには使用方法が記載されていますので、それに従ってください。

 

例えば、土屋鞄製造所の皮革用クリーナーを使うと、新鮮な油性ペンの汚れは以下のように落とせます

  • 牛革やコードバン:ほとんどすべて落とせる
  • 人工皮革:ほぼ落とせるが、わずかに色が残ることがある

また、皮革用クリーナーの中には人工皮革に使えないものもあります。

使用する前には、必ず説明書を確認しランドセルの素材に適しているかを確認してから使用してください。

 

人工皮革のランドセルについた油性ペンの汚れの落とし方

人工皮革のランドセルについた油性ペンの汚れを落とすには、いくつかの方法があります。

油性ペンは油と相性が良いので、油で溶けやすいです。

人工皮革についた油性ペンの汚れは落ちにくいので、できるだけすぐに対処しましょう。

中性洗剤を使う方法

人工皮革は耐水性があるため、水や中性洗剤を使っても安全です。

中性洗剤は、油性ペンの汚れを分解する効果があります。

必要なもの

  • 中性洗剤
  • 清潔な布(できれば柔らかいマイクロファイバーの布)

手順

  1. 中性洗剤を水で薄めた溶液を作ります。
  2. 溶液を布に含ませ、絞ってから汚れた部分を優しく拭き取ります。強くこすりすぎないように注意してください。
  3. 汚れを拭き取った後は、清潔な水で湿らせた布で洗剤が残らないように拭き取ります。

 

オイルを使う方法

油性ペンのインクは油溶性であるため、オイルを使うと効果的に汚れを取り除くことができます。

必要なもの

  • サラダ油やオリーブオイル
  • ティッシュや布

手順

  1. 少量のオイルを汚れた部分に直接塗ります。
  2. オイルがインクにしっかりと浸透するように少し待ちます。
  3. ティッシュや布で優しく拭き取ります。この時、インクが広がらないように注意してください。
  4. インクが完全に消えるまで手順2と3を繰り返します。

 

エタノールを使う方法

エタノールはアルコール分が高く、油性インクを効果的に溶解させます。

必要なもの

  • エタノール(薬局で購入可能な消毒用アルコール)
  • ティッシュや布

手順:

  1. エタノールを含ませたティッシュや布で、汚れた部分を優しく拭き取ります。
  2. 汚れが目立たなくなるまで手順1を繰り返します。

 

  1.  

タバコの灰を使う方法

タバコの灰は微細な粒子が研磨作用を持ち、インクの汚れを物理的に削り取ることができます。

必要なもの

  • タバコの灰
  • 水で湿らせた布

手順

  1. 湿った布にタバコの灰を少量つけます。
  2. 汚れた部分を優しくこすります。
  3. 汚れが取れたら、清潔な水で湿らせた布で灰を拭き取ります。
  4.  

 

これらの方法を試す前には、ランドセルの目立たない部分でテストし素材が損傷しないことを確認してから全体に適用してください。

 

ランドセルについた油性ペンの汚れを落とすときの注意点

ランドセルについた油性ペンの落とし方について、これまで人工皮革や天然皮革のランドセルの方法をご紹介しました。

ここで注意してほしいのは、シンナーやベンジンの使用についてです。

 

一般的にシンナーやベンジンは油性の汚れを落とす際に有効ですが、これらの化学薬品はランドセルの革に使うべきではありません。

革は非常に繊細な素材ですので、これらの強い薬品を使うと革が傷んだり色が落ちたりするリスクが非常に高くなります。

特に古い汚れは頑固で落としにくいため、つい強力な溶剤に頼りたくなるかもしれませんが、一度変色や変質を起こすと元の状態には戻りません。

そのような場合は自分で無理をせず、ランドセルの製造元やプロのクリーニング店に相談し修理を依頼することをおすすめします。

 

まとめ

ランドセルについた油性ペンの汚れの落とし方を紹介しました。

 

ランドセルに使われる素材には、人工皮革と牛革やコードバンのような天然皮革の二種類があります。

汚れがついた場合、それが革に染み込む前にすぐに対応することが大切です。

油性ペンの汚れに対しては、天然皮革の場合は専用の皮革クリーナーを使い、人工皮革では中性洗剤、オイル、エタノール、または灰を使う方法が推奨されています。

 

また、シンナーやベンジンのような強い溶剤は革製品に使用すると、素材が変質したり色が褪せたりする恐れがあるため、絶対に使用しないでください。

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