向かい干支というのがあります。
自分の干支のちょうど真向かいにある干支のことです。
例えば、辰年の向かい干支は戌年です。
向かい干支は相性が良くないとか言われますが実際のところどうなのでしょうか。
恋愛や夫婦で向かい干支だったら気になる方もいると思います。
ここでは、向かい干支の意味や夫婦や恋愛での相性、親子や兄弟での干支の相性などについて解説します。
向かい干支とは
向かい干支は十二支を円に並べたときに、自分の干支の向かい側に来る干支のことです。
例えば、卯の向かい干支は酉になります。
- 子⇔午
- 丑⇔未
- 寅⇔申
- 卯⇔酉
- 辰⇔戌
- 巳⇔亥
十二支にはそれぞれ特有の性質があると言われていますが、向かい干支は自分の干支とはまったく異なる性格を持っていると言われています。
「守り干支」として知られ、自分にはない力をもたらしてくれるとされています。
「裏干支」や「逆さ干支」といった呼び名もあります。
江戸時代から、向かい干支を大切にすることで幸福が訪れると言われ、向かい干支は縁起の良いラッキーアイテムとして重宝されてきました。
作家の泉鏡花が向かい干支であるうさぎのグッズのコレクターであったことは、有名なエピソードです。
昔は子供の着物の背中に向かい干支をあしらう習慣があり、七五三の際には母親が刺繍を施していました。
現代でもこじゃれた噺家や俳優たちは、着物の柄や小物に向かい干支を愛用しています。
羽織の裏地に忍ばせたり、根付けに使用したりするなど非常におしゃれです。
向かい干支の相性・夫婦やカップル
向かい干支は正反対の性質を持つので相性が悪いと言われています。
逆に、向かいの干支の人は異なる気質を持つため、良好な相性を示し深い絆で結ばれるともされています。
夫婦ではお互いに不足している要素を補い合い、支え合うということがあらゆる面で幸運をもたらすのかもしれません。
意外と多いのが向かい干支のカップルです。
向かい干支同士はだいたい6歳差ですので頃合いの良い年の離れ方なのかもしれません。
相性診断などでちょっと頭に入れておいても面白いですね。
親子の相性は向かい干支よりも干支ごとの相性・三合の吉
人と人との相性を十二支を用いて評価する際には、「三合の吉」と呼ばれる組み合わせが注目されます。
- 子、辰、申の組み合わせ(水局三合): 愛情が豊かになる傾向があります。
- 丑、巳、酉の組み合わせ(金局三合): 社会的な成功を収める傾向があります。
- 寅、午、戌の組み合わせ(火局三合): 名声や信用を築く傾向があります。
- 卯、未、亥の組み合わせ(木局三合): 経済的に恵まれる傾向があります。
三合の吉を考慮すると、愛情が豊かになるという水局三合である「子、辰、申」が、親子の相性を十二支でチェックする上で重要なポイントとなります。
親子だったらやっぱり愛情豊かな関係が理想的であると言えるでしょう。
経済的に恵まれる木局三合の組み合わせも良さそうですね。
先にも述べた通り、向かい干支は正反対の性質を持つので相性が悪いが、互いに支え合うという一面もあります。
親子関係で向かい干支は気にしなくていいと思います。
兄弟の干支は方合の吉
まとめ
向かい干支について紹介しました。
向かい干支は相性が悪いと言われることもありますが、夫婦やカップルには逆に良さそうです。
向かい干支は大切にするといいことがあると言われてますので、自分の向かい干支のグッズを意識してみてはいかがでしょうか。