将来の夢が決まってないのに作文を書かないといけないのは苦痛ですよね。
野球選手になりたいとか、警察官になりたいとか具体的な夢がある人はいいですが、10代のうちで将来の夢が明確に決まってる人はそういません。
でも作文が課題として出されたのであれば書かないわけにはいきません。
ここでは、将来の夢が決まってない中学生、高校生が書く作文の例文を書き方とともに紹介していきます。
夢が無くてもそれっぽく書ける方法も紹介します。
将来の夢について文字数ごとの例文はこちらの記事にまとめてあります。
↓↓
将来の夢の作文の書き方!400字・800字の高校生向けの例文
将来の夢が決まってない場合・どのような人になりたいかを作文に書く
将来の夢について作文を書かなければならないとき、仕事や職業に限らずさまざまな側面からアプローチすることができます。
もし「どんな人になりたいか」が明確なイメージとしてあるのであれば、そのイメージに基づいて作文を構築するのも一つの方法です。
つまり、将来の夢を職業で語るのではなくどんな人になりたいか人物像で書くのです。
- 私は将来、〇〇のような人になりたいと考えています。
- これは、~だからです。
- もし私が〇〇のような人になれれば、~を達成したいと思います。
具体的な例文です。
例文
私が尊敬している人物は、地域のイベントや活動に率先して参加し人々に親しみやすく接することができる方です。
困っている人がいれば手助けを惜しまない姿勢があり、地域全体を明るくする存在です。
私はそのような人になりたいと考えています。
なぜなら、社会に貢献することで人々の笑顔が広がり、共に幸せな時間を過ごせるからです。
もし私が地域の一員として活動できれば、地域全体がより良くなる手助けができると信じています。
このような形で作文を書くと、将来の理想像や夢について無理やり嘘を書く必要もなく、魅力的な内容に仕上げることができます。
将来の夢が決まってない場合の作文の例
無理に夢や理想を書くのではなく、「今は将来の夢がない」とありのままで作文を書きたい場合の例を紹介していきます。
この書き方はあまり評価されない危険性がありますので注意してください。
例文
小学校の頃は科学者になりたいと思っていました。
宇宙や地球の不思議を解き明かしたい、新しい発明をしたいと思っていました。
しかし、中学に入ってから、科学者の仕事は想像していたよりもずっと大変で、長い時間と努力が必要なことが分かり諦めています。
また、絵や音楽が好きなので芸術家になりたいとも思いました。
自分の作品で、誰かを感動させたい幸せにしてあげたいという気持ちがありました。
しかし、芸術家として成功するのはとても難しいことだと思います。
いろいろな職業を調べたり、先輩や先生に話を聞いたりしましたがどうしても決められません。
でも、将来は誰かの役に立つ仕事がしたいと思っています。
困っている人を助けたり笑顔をつくったりしたいです。
そのためには、今は勉強を頑張ったりいろんなことに挑戦したりして、自分の可能性を広げていきたいと思ってます。
将来の夢は、まだ決まっていませんが、自分に合った仕事を見つけて社会に貢献していきたいです。
例文のように「将来の夢なんてない」というだけでなく、最終的には前向きにまとめることが良いと思います。
将来の夢が決まってない場合のそれっぽい作文の書き方
「正直言って、将来の夢なんてまだ見つからないんだけど、どうにかして作文を書かないといけないなぁ」
そんな状況の小学生中学生高校生には次の手順で作文を書いていくことを提案します。
- なんとなくなりたい職業を決める(何でも良い。思いつかない場合は書きやすい職業に決めると良い)
- なぜその職業に興味を持ったのかを書く
- その職業になるためにはどうすればいいのかを書く
- 最後にその職業についてどんなことをしたいのかを書く
これらを一つずつ詳しく説明していきます。
具体的な手順に従って、無理なく作文を進めましょう。
なんとなくなりたい職業を決める
ここでは、とりあえず「なりたい仕事」を決めてしまいましょう。
これは嘘でもかまいません。
作文に書いたからといって、絶対にその仕事を目指さなければならないわけではありませんから。
自分で思いつかない場合は「なりたい職業ランキング」から適当に選ぶと良いでしょう。
なぜその職業に興味を持ったのかを書く
作文の冒頭には、なぜ選んだ職業に興味を持ったのかを書きます。
「仕方なく」とか「作文のため」とか書かないようにしましょう。
嘘でもそれっぽい理由を考えて書きましょう。
例えば以下のような感じです。
システムエンジニア・プログラマー:世の中の便利なシステムを作ってるのがエンジニアの人たちであると知って、自分も新しいシステムを開発してみたいと思ったから。
パイロット:ジャンボジェットを操縦したいし、制服もカッコいい。
看護師:病院に行った時に、すごく優しくしえもらった。人の役に立てる看護師になりたいと思った。
保育士:子供が好きで、子供の笑顔を見るために保育士になりたい。
パティシエ:料理が得意でスイーツも大好きだから。
具体的に書ける場合は、細かい理由も書いてみましょう。
その職業になるためにはどうしたらいいのかを書く
小学生であれば、ここは省いても大丈夫です。
しかし、高校生は「夢を達成させる手段」を調べて具体的な内容を書くと良いでしょう。
ネットで簡単に調べられるので、それを自分の言葉でまとめましょう。
その職業についてどういうことをしたいのか
最後に、選んだ職業に就いてどんなことをしたいのかを書きます。
これは「職業に興味を持った理由」の延長上の内容です。
大まかなアイデアをもとに、自分の考えを文章にしてみましょう。
例文
その理由は、世の中の便利なシステムを作ってるのがエンジニアの人たちであると知って、自分も新しいシステムを開発してみたいと思ったからです。
小学校の頃から、コンピュータやプログラミングに興味がありました。
パソコンやゲームで遊ぶのが好きで、情報の本をたまに読んだりしていました。
その中で、システムエンジニアという仕事があることを知り、とても魅力的に感じました。
システムエンジニアの仕事は、コンピュータやネットワークの知識を活かして、新しいシステムを企画・開発・運用する仕事です。
インターネットやスマートフォン、電子マネーなど、私たちの生活になくてはならないシステムです。
これらのシステムは、システムエンジニアによって開発されたものです。
システムエンジニアが新しいシステムを開発することで、私たちの生活はより便利で豊かになると思います。
私は、将来はそんなシステムエンジニアになり、新しいシステムを開発して、みんなの生活を少しでも豊かにしたいと思っています。
システムエンジニアになるためには、コンピュータやプログラミングの知識だけでなく、コミュニケーション能力やチームワーク力も必要です。そのため、今は勉強を頑張ったり、さまざまなことに挑戦したりして、自分の力を磨いています。
将来は、自分の夢を実現するために、努力を続けていきたいと思っています。
まとめ
学生時代の夢なんてなかなか決められません。
あったとしてもすぐに夢は変わります。
それは、まだ何にでもなれるということの裏返しでもあります。
叶いっこないよなという夢でも0%ではありません。
何となくで思ってることでもいいので作文に書いておきましょう。