テープのりは便利です。
以前はスティックのりを愛用していましたが、使用する度に紙にしわが入り時には破損することもありました。
しかし、テープのりを使い始めてからはその利便性に驚かされました。
一度テープのりを使うと、もうスティックのりには戻れないほどです。
テープのりは剥がしやすさも魅力の一つですが、残念ながら使用後には跡が残ることもあります。
ここでは、テープのりの綺麗な剥がし方を紹介していきます。
紙についたテープのりの剥がし方
この方法は、テープの粘着性が熱に敏感である性質を利用したものです。
まずは、必要な道具を準備しましょう。
ドライヤー、適切な場合はシール除去用スプレー、綿棒、そしてティッシュです。
操作手順は以下の通りです。
- 出来ればでいいですが、スクレイパーや専用のカッターを使ってテープの端を少し持ち上げておきます。
- 紙が動かないようにしっかりと固定した後、ドライヤーを使ってテープの粘着面に向けて温風を送ります。この時、ドライヤーはテープから少し離してください。
- テープが温かくなったら、指で軽く触ってみます。容易に剥がれそうなら、そっと滑らせるようにしてテープを取り除きます。
- シール除去スプレーが使える紙の種類の場合、スプレーを含んだ綿棒でテープの端に塗り、粘着部分が柔らかくなるのを待ってから優しくテープを剥がします。
ドライヤーの使用時には、熱が強すぎると粘着剤が紙により強く固着してしまうことがあります。
始めは温風の「弱」設定から始めることをお勧めします。
ズボンの裾上げテープの綺麗な剥がし方についてはこちらの記事にまとめてあります。
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裾上げテープの綺麗な剥がし方!糊残りの取り方と失敗のリカバリー方法
テープのりの跡の取り方
テープのりはその便利さで知られていますが、時として面倒な跡を残すことがあります。
その跡をどうやって綺麗にするかは、多くの人が直面する問題です。
実際、私もこの問題に何度も挑戦し様々な手法を試みました。
直接爪を使ったり、定規で擦り取ったりしてみましたが成功しないことが多く、のりが伸びるだけでした。
しかし、効果的だった方法もあります。
それは、消しゴムやティッシュペーパーを使用して擦る方法です。
消しゴムやティッシュを使うと、滑らかな教科書のページからざらついた和紙まで様々な種類の紙に対して効果的に機能します。
特にティッシュペーパーを使う方法が推奨されます。
消しゴムを使うと、消しゴムのカスが紙に付着しテープのりの粘着部分にくっつくリスクがあるためです。
もしティッシュペーパーが手元にあれば、それで粘着部分を擦って取り除くのがベストです。
ただし、テープのりの種類によってはこの方法が効かない場合もあります。
特に強力な粘着力を持つテープのりや、時間が経過して劣化したものには効果が薄い可能性があります。
それでも、試してみる価値はあります。
特に剥がしやすいタイプのテープのりであれば、ほぼ確実に跡を綺麗にすることができます。
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学校の自転車シールやステッカーの綺麗な剥がし方!便利なアイテム紹介
テープのりの構造
テープのりの内部構造について詳しく知る機会は少ないかもしれません。
基本的に、テープのりは接着部分とそれを支えるテープ部分、この二つの主要な構成要素から成り立っています。
接着部分には、アクリル酸エステルという種類の樹脂が使用されています。
アクリル酸エステル樹脂の優れた点は、時間が経過しても性能が落ちにくい耐久性があることです。
それと、一度物体に付着すると強力な接着力を発揮し容易には剥がれないことです。
テープ部分に関しては二つの主流があります。
一つは、伸縮性が低く丈夫なグラシン紙を使用したもの、もう一つはより薄くて柔軟性のあるプラスチックフィルムを使ったものです。
これらはテープのりの使い勝手や機能性に影響を与える要素となっています。
テープのりが一度貼られると容易には剥がせないのは、これらの材料が非常に強力な接着性を持つためです。
まとめ
紙についたテープのりの剥がし方を紹介しました。
熱を加えると比較的簡単に剥がせます。
跡がついた場合は消しゴムも使ってみてください。