カレーは大量に作ってしまうものです。
保存するときは鍋ごと冷蔵庫に入れてもいいものなのでしょうか。
あまりおすすめできる方法ではありませんが、出来なくもないです。
ここでは、カレーを冷蔵庫に鍋ごと保存するときの注意点や何日くらい日持ちするのかを解説していきます。
カレーを鍋ごと冷蔵庫に保存する方法と注意点
カレーを鍋ごと冷蔵する際に重要なのは、鍋を効果的に冷却することです。
カレーの鍋を冷やす方法
- 大きなボウルや洗い桶に冷水と氷を満たし、その中にカレーの入った鍋をつけます。
- 定期的に、全体が均一に冷えるように、しゃもじやお玉でかき混ぜつつ迅速に冷却します。
- 冷えたら、鍋に蓋をしてしっかり閉じます。
- 冷蔵庫内に十分なスペースを確保し鍋を収納します。
保存時の注意
- 鍋を十分に冷やすこと。
- 密封して保存すること。
- 再加熱する際は、直接コンロを使用すること。
冷却の重要性
他の食品と異なり鍋の大量のカレーは冷めにくいため、素早く冷却する必要があります。
適切に冷却しないと、4~5時間かかることもありこれがウェルシュ菌の増殖を促す原因になり得ます。
また、熱い状態で冷蔵庫に入れると冷蔵庫の温度が上昇し、他の食品を損傷させたり電力消費を増加させる可能性があります。
ですので、迅速な冷却するために冷水を使用した桶で鍋を冷やすのです。
時々かき混ぜることで酸素に触れさせ、ウェルシュ菌の増殖を抑制します。
密封の重要性
冷却後、鍋を冷蔵庫に移す前には蓋をしっかり閉めて密封することが大切です。
隙間があると菌の繁殖や表面の乾燥を招き、またカレーの強烈な臭いが冷蔵庫内に広がる原因にもなります。
もし鍋の蓋が冷蔵庫の棚にぶつかる場合は、蓋を取り除き代わりにラップをしっかりと張りましょう。
シチューを冷蔵庫に保存する方法についてはこちらの記事にまとめてあります。
鍋ごと冷蔵庫に保存することについても書いてあります。
参考にしてください。
↓↓
シチューは冷蔵庫で何日もつ?5日後は?保存は鍋のまま入れてOK?
カレーを鍋ごと冷蔵保存した後の温め方
冷蔵庫に鍋ごと入れて保存していたカレーを食べる際には、直接ガスコンロで加熱するのがベストです。
ゆっくりと弱火で煮込み、時折混ぜながらカレー全体に火が通るまで加熱します。
冷蔵したカレーを容器に移して電子レンジで加熱する方法もありますが、加熱が不均一になりやすく、一部が熱く一部が冷たいということがよくあります。
均等に加熱しないと、食中毒のリスクが高まるためより一様に加熱できるガスコンロでの加熱を推奨します。
冷蔵で保存したカレーを再び食べる前には、カレーの品質を確認することが大切です。
次の点を確認してください
- カレーの色が元の色から変わっていないこと。
- 不快な臭いがしないこと。
- 味に異常が感じられないこと。
カレーに傷みの兆候があるときは、見た目、臭い、味に変わった点があります。
食中毒の可能性があるため、食べるのを避け廃棄するべきです。
カレーを鍋ごと冷蔵庫に保存したときの日持ち
カレーを鍋ごと冷蔵庫で保存したときの日持ちは、通常は2日から3日程度です。
しかし、具体的な保存期間は使用される具材に左右されるため、食べる前には必ず腐敗していないかをチェックすることが重要です。
特に、シーフードやジャガイモを含むカレーは腐りやすいとされています。
ジャガイモを含まないカレーであれば、約4日間は保存が可能であることもあります。
それでも、保存中は毎日一度はカレーを完全に加熱し直すことが望ましいです。
この過程でカレーをよくかき混ぜながら加熱することで、細菌の増殖を防ぐことができます。
3日を超えて保存する場合は、事前に一人前ずつに分けて冷凍保存容器や袋に入れ、冷凍庫で保管するのが良いでしょう。
冷凍保存したカレーの理想的な消費期限は1ヶ月以内です。
この期間内に食べきるよう心掛けましょう。
まとめ
カレーを鍋ごと冷蔵庫に保存する方法や注意点、日持ちについて紹介しました。
しっかり熱を取って蓋をするのが重要です。
いずれにせよ早めに食べきるようにしましょう。