台所にはキッチンマットを敷いてらっしゃるご家庭が多いと思います。
しかし、1度敷いたらしばらく敷きっぱなしって方が多いのではないでしょうか。
いざ洗おう、買い替えようと剥がしてみると敷いてあったところがベタベタしている!足にくっつく!ってことがありませんか?
原因は、キッチンマットの滑り止めが溶け出して床にくっついてしまったからです。
そこにゴミやホコリなどがくっつき、頑固なベタベタ汚れへと化してしまうのです。
今回はキッチンマットで床がベタベタになった粘着汚れの取り方について説明します。
キッチンマットの粘着の綺麗な取り方
家にあるもので簡単に取れるので、ぜひ試してみてください!
粘着汚れの範囲が狭い場合
- セロハンテープや布テープを使用する
- 消しゴムを使用する
この2つの方法があります。
セロテープや布テープを使う
粘着箇所に張り付けて、剥がしていきます。
粘着汚れの範囲が狭い場合は手軽でおすすめです。
消しゴムを使用する
摩擦を利用して粘着汚れを落としていきます。
こちらも手軽にできますし、床を傷つけにくいです。
粘着汚れの範囲が広い場合
こちらも2つの方法を紹介します。
- お酢を使用する
- ハンドクリームやサラダ油を使用する
順に説明します。
お酢を使用する
お酢には溶解・浸透・剥離作用があります。
水1リットルにお酢大さじ2杯を混ぜて、布に染み込ませて拭き取ります。
これでフローリングを拭くとピカピカになるので、毎日それで掃除している人もいるほどです。
お酢の臭いは乾くと気になりませんが、気になる場合は床用洗剤で仕上げ拭きをするといいでしょう。
ハンドクリームやサラダ油を使用する
含まれている油分が粘着汚れの成分を溶かして落としてくれます。
【手順】
- 汚れの部分にハンドクリームまたは、サラダ油を少量垂らす。
- キッチンペーパーか布で拭き取る。
- 新しいキッチンペーパーまたは、乾いた布で再度拭き取る。
- それでも油分のヌルヌルが気になる場合は中性洗剤で拭き取る。
ベトベトの範囲が広くても簡単に落とせますね。
注意点
粘着汚れを落とす方法を4つご紹介しましたが、どの方法も床材に適応というわけではありません。
床の材質によってはシミになったり、変色する恐れがあります。
そのため、行う前に床材の取り扱い説明書でお手入れ方法を確認するか、床材メーカーに問い合わせをしておきましょう。
または、目立たない箇所で試してから行ってみてください。
キッチンマットで床がベタベタになるのを防ぐ方法
キッチンマットの長さが240cm以上の場合は転倒防止のために滑り止めが付いてるものがほとんどだと思います。
やっぱり滑り止めがあった方が安心ですもんね。
でも、その滑り止めがベタベタの原因なんですね。
床のベタベタを防ぐ方法を3つご紹介します。
長時間放置しない
床にベタベタが付くのは、長時間放置して滑り止め部分が溶け出してしまうことです。
予防策としてキッチンマットを長時間敷きっぱなしにしないことが大切です。
具体的には
- こまめに洗濯する(2~3日に1回)
- キッチンの掃除の際に毎回マットを剥がす。
キッチンマットを洗濯機に入れやすいサイズに変更したり、綿素材等軽量で乾きやすいものにすると日頃のお手入れが楽になりますよ。
日光のあたる場所に敷かない
日光の当たる熱によって滑り止め部分が溶け出してしまうことがあります。
長時間日光が当たる場合は、調理以外のときは外しておくといいでしょう。
滑り止めをフェルトタイプにする
ポリエステルのフェルトタイプの滑り止めがベタベタしにくいです。
ホームセンターや100均ショップで購入できます。
私も滑り止めなしのキッチンマットに使用しています。
安価で買える上に意外と滑らないし、ほこりやゴミが溜まってきたら張り替えられるので便利ですよ。
ですが、ベタベタしにくいからといって長時間放置するのは良くありませんので定期的にお手入れをしましょう。
ベタベタになったキッチンマットはどうしたらいい?
キッチンマットの滑り止めがベタベタになったら買い替えるしかありません。
滑り止めの素材はゴムや樹脂が多く使われていますが、元々劣化しやすい性質を持っているため長く使えません。
無理に使用し続けたら、洗濯機の中でボロボロ剥がれ落ちる、滑り止めの効果がなくなり転倒する、ということが起きる可能性があります。
買い替えるまでの間、ラップを滑り止めの代用として使うことができますよ。
ただし、滑り止めとして使えるのはポリ塩化ビニリデン製のラップのみです。
ポリ塩化ビニリデン製?ってと思ってしましますが、サランラップとかクレラップでOKです。
【手順】
- ラップを50~60cmにカットする。
- カットしたラップを縦半分に折る。
- キッチンマットを敷く部分の真ん中と両端の3ヶ所にラップを敷く。
- キッチンマットを敷く。
ただし、ラップの代用は一時的なものであり、長時間の使用はおすすめしません。
あくまで、買い替えるまでの間にとどめておきましょう。
まとめ
床についた粘着汚れは家にあるセロハンテープや消しゴム、汚れの範囲が広い場合はお酢やハンドクリーム、サラダ油で落とせます。
床がベタベタになるのを防ぐ方法としては、長時間放置しないことや日光に当てないなどになりますね。
丸洗い出来るものであれば思いついたときに洗濯しておきたいものですね。
ベタベタになってしまったキッチンマットは買い替えるしかありませんので、そうなる前に対処しておきたいところです。