ザクロを庭に植えるのは縁起が悪いと言われることがあります。
古くから親しまれてきた植物なのになぜ縁起が悪いと言われたりするのでしょうか。
ここではザクロの庭木が縁起が悪いと言われる理由や、風水ではどうなのかまとめました。
ザクロの庭木が縁起が悪いと言われる理由
ザクロは古くから世界各地で栽培されてきた果物で、豊穣や子孫繁栄のシンボルとしても重視されてきました。
しかし、日本ではザクロの庭木を植えると縁起が悪いという言い伝えがあります。
どうしてザクロの庭木は縁起が悪いと言われるようになったのでしょうか。
ザクロの実の見た目が不吉とされる
ザクロの実は赤くて丸く、中には多数の種子が詰まっています。
この種子は豊穣や子孫繁栄を象徴するものとして、中国や西洋では縁起が良いとされています。
しかし、日本では種子の多さや赤さが血や死を連想させるものとして、不吉とされてきました 。
鬼子母神とザクロの関係
もう一つ、ザクロの庭木が縁起が悪いと言われる理由として、鬼子母神という仏教の女神との関係が挙げられます。
鬼子母神は仏教を守護する女神の一人です。
ですが、鬼子母神は人の子供をさらって食べていたので、仏様に子供の代わりに人間の味がするザクロを食べなさいと諭されたという言い伝えがあります。
ザクロが人間の味がするからという理由から忌み嫌われ縁起が悪いと言われるようになったということです。
ザクロは縁起が良いとも言われている
ザクロの庭木は縁起が良いとも言われているのです。
ザクロの実にはたくさんの種子があり、豊穣や子孫繁栄のシンボルとして、中国や西洋では縁起が良いとされています。
また、ザクロの花言葉は「円熟した優雅さ」「子孫の守護」など、恋愛や人間関係にも良い影響を与えると言われています。
鬼子母神も、ザクロの花や実を持っている姿で描かれることがあります。
これは、ザクロが豊穣や子孫繁栄のシンボルであることや、ザクロの花が「成熟した魅力」を意味することから来ています。
ザクロの庭木は、美しい花や実を楽しむだけでなく、開運パワーも持っているのですね。
ザクロの庭木は風水ではどう?
ザクロの庭木は風水ではどうなのでしょうか?
ザクロの花言葉に「子孫の守護」とあるように、風水では子宝運によいと言われています。
その他、金運を呼び込むとも言われており、日本では古くから庭先に植えられてます。
庭木には縁起が悪いと言われることのあるザクロですが、風水では良いとされてますね。
植える方角としては、東や西に置くのが良いです。
よく庭に植えられるものとして柊(ひいらぎ)や南天もありますね。
これらの植木の縁起についてはどうなのか別記事にまとめてありますので参考にしてください。
南天が玄関にあるのは風水的にどう?縁起の良い理由!鉢植えでは?
まとめ
ザクロの庭木が縁起が悪いという言い伝えについてまとめました。
ザクロの庭木が縁起が悪いと言われる理由には、ザクロの実の見た目や音が不吉とされることや、鬼子母神とザクロの関係があることが分かりました。
実際はそんなに縁起が悪いわけではなく、昔から庭木として植えられてきましたから気にしなくても良さそうです。