「上司に年賀状を送る必要があるが、どんなことに注意すればいいかわからない」という人は意外と多いのではないのでしょうか。
職場の上司宛てに年賀状を送るときは、宛名を上司だけ書くのか、ご家族の名前も一緒に書くのかということすらも悩んでしまいますよね。
上司に送る年賀状で、失礼は避けたいですよね。
それでも、マナーを守って年賀状を送ることができれば、上司にいい印象を残したり、評価されたりするきっかけになるかもしれません。
ここでは、上司に年賀状を出すときに気をつけるべき相手の名前やご家族の名前、つまり宛名の書き方についてご紹介します！
年賀状の宛名を家族にするときは「皆様」と書けばいい？
年賀状で宛名を書くときは、宛名が一人の場合は相手の名前を真ん中に書くのは分かると思います。
複数人を宛名にする場合ですが、基本的に送る相手の名前を宛名の一番右に書くのがルールです。
上司に送るのであれば、上司の名前を一番右に書きます。
その左側にご家族の名前を書いていくわけですが、どのように書くのが正しいのでしょうか。
結論から言うと、相手のご家族の名前の書き方に厳密なルールはありません。
ケースバイケースなので、状況によって書き分ける必要があります。
それでは、上司に送る際の色んなケースについて以下で紹介していきます。
相手の方に配偶者がいる場合
配偶者の方の名前を相手の名前の左に書きます。
ここで注意する点は、「姓は省略し、敬称は省略しない」ということです。
相手の方に子どもがいる場合
配偶者の方の名前の左に続けて子供の名前を書きます。
配偶者の方と同様、「姓は省略し、敬称は省略しない」で書きます。
ですが、子どもの名前に敬称として「様」を付けるのは少々堅苦しく感じられるかもしれません。
そのため、「くん」「ちゃん」と敬称を書くのが一般的です。
家族の人数が多い場合
子どもが多い場合は、子どもの名前を省略して配偶者の名前だけを相手の名前の左に続けて書きます。
もしくは、相手の名前を書いた左に続けて、「皆様」か「御家族様」か「御一同様」と書きます。
どちらかの書き方が間違っているということではないので、どちらでも良いでしょう。
年賀状の宛名が家族の場合の書き方のポイント！
上司から送られてきた年賀状にご家族の名前が書いてある場合、どのように宛名を書いて送るのが適切なのでしょうか。
年賀状を送るのが恒例となっている会社に勤めてる場合でも、プライベートと社内で年賀状を作り分けていない方が多いのではと思います。
ですので、私個人的には会社などの慣例として年賀状のやり取りをしているのであれば、宛名に上司の名前を書くだけで十分だと思います。
ですが、こちらから年賀状を送る際に、宛名に上司の名前に加えてご家族の名前を書くかどうかは、あなたとその上司のご家族との関係によるものだとも思います。
家族ぐるみで付き合いがある、もしくはよくお会いする機会があるのであれば、名前を書くのは自然ですよね。
うちにも私が小さい頃には父宛てに年賀状が届いてましたが、知り合いのおっちゃんからの年賀状には宛名に家族みんなの名前が書いてありましたね。
反対に、ほぼ顔を合わさないなどの場合は書かない方が良いでしょう。
もし相手のご家族とあまり関わりがなくても上司の名前に連名で書きたいのであれば、ご家族の名前ではなく、「御家族様」や「御一同様」などを上司の名前の左に続けて書くのが良いでしょう。
年賀状の宛先が家族4人の場合の書き方例を紹介！
先ほど、家族の人数が多い場合の宛名の書き方を紹介しました。
上司から送られてきた年賀状の名前に4人の名前が書いてある場合、こちらから年賀状を送るときに宛名はどのように書くのが良いのでしょうか。
当然ですが、年賀状ははがきに書くので、宛名を書くスペースには限界があります。
一般的な文字のサイズでは、3人か4人が上限で、それ以上の名前を宛名の部分に書くのは現実的に難しいと思います。
逆に、4人であればギリギリ書くことが可能です。
これも先ほど説明をしましたが、この場合、送る相手のご家族の名前をどのように書くか、もしくは書かないかは、あなたと相手の家族の距離感次第になると思います。
上司の配偶者の方を知っていたり、よくお会いしたりするのであれば、その方の名前を書くべきでしょう。
加えて上司の子供を知っていたり、よくお会いしたりするのであれば、子どもの名前も書くべきです。
年賀状を貰った相手のご家族は、「知っているあの人」から年賀状が届いたときに、自分の名前が書いてあるとどこか嬉しさを感じるのではないでしょうか。
私はそのようなところこそ、手紙や年賀状のやりとりをする醍醐味だと思います。
まとめ
ここまで、「上司に年賀状を送らなければならない」が、「宛名をどうやって書けばいいかわからない」というときにどうするのが良いのかを紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
あなたと上司の間だけのやり取りですが、手紙や年賀状は、近年主流のメールよりも印象に残りやすいものだと思います。
マナーを知っているか知らないかでは、その印象も大きく変わると思います。
正しく宛名を書いて、失礼のない年賀状を送りましょう。