ボールペンのグリップはしばらく使ってるとベタベタしてきますよね。
別にお菓子を食べた手で触ったわけでもないのに。
このゴムなどで作られたグリップの部分のベタベタは簡単に取ることができます。
ここでは、ボールペンのゴムなどで作られたグリップのベタベタを簡単に取る方法、ベタベタになる原因を紹介していきます。
フローリングがテープなどでベタベタする場合についてはこちらの記事にまとめてあります。
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フローリングの粘着汚れはハンドクリームが解決!シールやガムテープのベタベタ
ボールペンのグリップのベタベタを取る方法
安価なボールペンは快適な書き心地を提供するために、しばしばゴムや柔らかいプラスチックなどの素材をグリップ部分に採用しています。
これらの素材は使い心地を良くする一方で、長期間使用しないで放置すると表面がベタベタとした感触を帯びることがあります。
感触が不快であっても、ペン自体はまだ十分に機能するため簡単には捨てられません。
この問題を解決するために、日常生活で容易に見つかるものを使用してグリップの不快なベタつきを除去する方法があります。
ハンドクリームを使用する方法
ハンドクリームは、ペンのグリップ部分の粘着性を除去するのに非常に効果的です。
まずベタベタする部分に少量のハンドクリームを塗布します。
ハンドクリームが粘着物質と混ざり合うことで、粘着性を和らげます。
次に、乾いた布またはティッシュを使用してハンドクリームと粘着物質を丁寧に拭き取ります。
このプロセスを数回繰り返すことで、グリップの不快な感触を効果的に除去できます。
消しゴムを使用する方法
別の手法として、普通の消しゴムを用いる方法があります。
ペンのグリップ部分を消しゴムで強く擦ります。
消しゴムの摩擦により、ベタベタとした物質が削り取られグリップの表面から粘着性がなくなります。
この方法は、特に表面の粘着性がそれほど強くない場合に非常に有効です。
これらの解決策は、ボールペンのグリップがベタベタする問題を解決するための簡単で効果的な方法です。
無水エタノールを使う方法
ベタベタするペンのグリップ部分を清潔にするために、無水アルコールを用いる方法が効果的です。
この種のアルコールは、一般的にドラッグストアの掃除用品セクションで見つけることができます。
初めは、ペンのグリップのためだけに購入するのは少し過剰かもしれません。
でも、日常の清掃活動で幅広く利用できるため、買う価値はあります。
清掃作業には、不要になった布切れや古い衣類を利用すると良いでしょう。
これらの布に無水アルコールを染み込ませ、ベタベタするグリップ部分を拭き取ってください。
ティッシュペーパーを使用すると破れる恐れがあるため、より耐久性のあるキッチンペーパーの使用が推奨されます。
消毒スプレー
手を洗った後の消毒に使われる消毒スプレーも、無水アルコールと同様の効果が期待できます。
エタノールを主成分としているためです。
インフルエンザやその他の感染症の予防に役立つこれらのスプレーは、経年でベタベタになったボールペンのグリップを拭き取るのにも使用できます。
アルコールが染み込んだ紙や布で拭き取ることで、グリップのベタベタを除去できます。
この方法を試すことで、不快な粘着感から解放されペンを再び快適に使用することができるでしょう。
ボールペンのグリップのベタベタを取るのに重曹を使う方法
ボールペンのグリップ部分のベタベタを取り除くために、重曹は意外と有効な解決策となることがあります。
一人暮らしをしている方では普段から重曹を手元に置いていない場合も多いかもしれません。
一般家庭での料理や清掃に使われることが多いため、家族がいる家庭では置いてある可能性があります。
重曹は非常に手頃な価格で購入可能で、もし余っても様々な掃除の用途に活用できるため持っていて損はありません。
重曹を用いた粘着感除去の準備
ボールペンは、いくつかの部品から構成されております。
分解することで、粘着しているグリップ部分のみを対象として清掃することが可能です。
グリップが取り外し可能な場合は、その部分だけを取り出して処理することが理想的です。
取り外しができない場合でも、水がペン内部に侵入しないようにビニールテープやマスキングテープを使って保護しながら作業することが重要です。
重曹を使った清掃方法
まず、湿らせたキッチンペーパーに重曹を軽く振りかけ、重曹が均等になじむように軽くもみ込みます。
このキッチンペーパーを使って、グリップの粘着部分を優しく何度か拭き取ります。
重曹の細かい粒子がクレンザーのように機能し、粘着物質を効果的に除去します。
清掃が完了したら、新しい湿らせたキッチンペーパーで重曹をしっかりと拭き取ります。
最後に乾いた布やキッチンペーパーで水分を取り除きます。
完全に乾燥させた後、ペンを再び組立てれば作業は終了です。
この方法により、ボールペンのグリップが再び新品のような清潔さを取り戻し快適な筆記体験が得られるでしょう。
ボールペンのグリップがベタベタする理由
ペンのグリップ部分が時間が経過するとベタベタになる現象は、加水分解という化学反応によるものです。
これは、ペンのグリップを形成しているゴムやプラスチックなどの素材が、空気中の水分と反応して分解し始める過程を指します。
この過程で、素材内部に含まれる油分が外に溢れ出し、その結果、表面がベタベタするようになります。
この劣化プロセスは、保存状態、特に湿度の管理によって遅らせることは可能ですが、時間が経つにつれて避けられない現象です。
そのため、ペンはできるだけ早く使い切ることが望ましいとされています。
加水分解によるベタつきは、ペンのグリップに限らず、日常生活でよく使われるゴムやプラスチック製品にも見られます。
例えば、女性のアクセサリーや靴、バッグの合成皮革などが、長期間使用しないで保管していた後にベタベタになることがあります。
これらのアイテムも、製造されてから時間が経過すると表面がベタベタになったり、逆に表面が崩れたりすることがあります。
合皮バッグの加水分解についてはこちらの記事でも解説しています。
チェックしてみてください。
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合皮バッグが色移りしたときの落とし方!身近な除光液などでも落ちる?
製品が新しいと感じられる場合でも、製造後に倉庫や店頭で長期間保管されている間に、すでに多くの時間が経過している可能性があります。
これは、加水分解による劣化が始まっていることを意味し製品の状態に影響を与えることがあります。
ボールペンのベタベタを予防する保管方法
ボールペンのグリップ部分が時間と共にベタベタになる現象は、製品の素材が湿気と反応して加水分解を起こし、その結果として油分が表面に現れるために起こります。
ボールペンのグリップは通常、製造後3~5年でその効果を失い始めますが、保管条件によってはその期間を延ばすことも短縮させることも可能です。
湿度のコントロールと適切な換気は、ボールペンのグリップを長持ちさせるために極めて重要です。
湿気がこもりやすい気密性の高い場所での保管は避け、可能であれば定期的に場所を移動させて空気を循環させることが推奨されます。
ボールペン以外にも、靴やバッグなど、合成皮革やラバー素材を使用した高価なアイテムも加水分解の影響を受けやすいため、これらのアイテムの保管にも同様の注意が必要です。
部品の交換が可能な場合は、劣化が見られた時点で迅速に対応することで全体の寿命を延ばすことができます。
まとめ
ボールペンのグリップがベタベタするときの対処の仕方を解説しました。
エタノール性のもので拭くと簡単に取れます。
ラバー製のグリップがついたペンは、どうしてもベタベタになってしまうため長期間使用や保管には不向きです。
できるだけ早く使い切る、またはノベルティなどで大量に入手した場合は職場で共有したり、友人に配るなどして消費するのが賢明です。
ペンの使用や保管における最適な管理方法を実践することで、ペンのグリップがベタベタになるのを効果的に防ぐことができます。